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2007年02月08日

不幸の準備はしない

なんでもないときに喪服を買わない方がいいという。
傘を買うと雨の日が待ち遠しくなるように、
おニューの喪服を早く着たくなるから。

母はサイズが合わなくなったからと喪服を新調し、
結果的に、自分の親の葬儀に初めてその喪服を着ることになってしまった。
そんなこともあってか、
自分の娘たちには、嫁入り道具に喪服を持たせてくれた。

…のであるが、
若いうちはそれほど近しい人の葬儀がなかったこともあり、
若さという免罪符をふりかざして黒い服で適当にごまかしていた。
しかし、もう分別ある大人なんだし、ちゃんと喪服を着ようと思って
チェックしてみたら、なんと!
マジンガーZもびっくりの調合金(?)肩パット入り、
懐かしのボディコンみたいなジャケットのデザインだった。
喪服にも流行があるのね…。

こんなもの着られん!と思い、
百貨店の「ブラックフォーマルフェア」なるものを覗いてみたら、びっくりだよ。
すぐ着たくなる素敵なデザインの喪服がずら~り。
しかも、店員さんに
「お客様、お若いから」なんつって勧められた喪服がこれまたかわいいのなんのって。
うっかりお買い上げしそうになっちゃったもんね。

結局、母のおさがりの無難なデザインの喪服がクローゼットでスタンバっている。
難しいね、喪服を買うタイミングは。

去年の開幕前に、ヤンツーさんのインタビュー番組があって、
インタビュアーが
「今年昇格できなかったらどうしますか?」という質問をしていた。
馬鹿じゃないの、こいつ!とすごく腹を立てた覚えがある。
これから昇格に向けて頑張ろうというのに、できなかったらどうするか訊くな!
あんまり腹が立ったので、ヤンツーさんが何と答えたのか覚えていないくらいである。

自分で言う分にはいいさ、自らを追い込み退路を断つのは。
でも、先回りして失敗や不幸の責任を問われる筋合いはない。
転ばぬ先の杖ということばもあるけど、
失敗や不幸の準備はしたくない、個人的にはね。

「やっとすっきりした高木のこと」の
コメントレスはこちらです。


posted by rocket2号 |22:03 | 酔いドーレ日記 |