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2006年10月03日

1本の眼鏡が人生を変える

その活動についてはメディアで知っていたけど、
コンサドーレのスポンサーでもある富士メガネの会長さんがナンセン賞を受賞した。
難民キャンプに眼鏡を贈り続けてきた功績が評価されたもので、
なんと、日本人では初めてのことだとか。

ちょうど1年前に病に倒れた祖母は、高齢でもあり
主治医から「治癒は期待できない」と言われていたのだけど、
奇跡的な回復力を見せて退院にこぎつけた。
でも、以前から緑内障を患っていたこともあり、
病気のせいで視力がゼロに近くなってしまったのである。
明暗とぼんやりとした形しか見えない生活。
今まで一人でなんでもこなしてきた祖母にとってはまさに地獄のような日々だったと思う。
「こんなことならあのとき死んでしまった方がよかった」ともらしたこともあった。

ところが、この春、眼科医の提案する治療をしてみたら視力が回復。
以前と同じではないけれど、眼鏡をかければ針仕事もできるようになったのである。
しょんぼりしていた祖母は俄然元気を取り戻し、
張り切り過ぎて筋肉痛になるほどだ。

富士メガネの会長さんがおっしゃっていた
「1本の眼鏡が人生を変える」ということばに大きくうなずいたのであった。

昨日の「レプリカに背中を押され」に
コメントありがとうございました。


posted by rocket2号 |16:24 | 酔いドーレ日記 |