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2006年09月05日

言いたいことを言うための資格

言いたいことをずけずけ言うと煙たがられるし、
「文句ばっかり言うお前はどうなんだ」と言われたら返すことばがないから、
言いたいことは胸にしまって我慢する。
これは平穏な生活に波風を立てないための、ある意味大人の処世術。

テレビで、水戸時代の闘莉王が試合中にチームメイトに対して
「ダメだ!そのFW替えてくれっ!」と激昂しているシーンを見たことがある。
彼は当然今より若いし、ダメ出しされたFWは多分、先輩なはず。
にもかかわらず、言いたいことを言っちゃう。
それは「オレがこんなに頑張ってんのに、お前、なにやってんのよ」
という自信があるからに違いない。
そして、彼はその後J1に移籍し、オシムジャパンの代表に選出された。
それくらい頑張っているのだ。

今、鳥栖で大活躍中のFWが、入団1年目だった札幌時代。
宮の沢での紅白戦の最中に、大先輩に食ってかかっているのを見た。
試合後、ビブスを投げつけてクラブハウスに引き上げて行く彼の後ろ姿を見て、
「こいつ大物になるかも」とわくわくしたことを覚えている。
結局、札幌には違う意味で大きな足跡を遺し、
今、よそで大物へと開花しつつある。
サウジアラビア戦の前には、
宮沢ミシェルさんが「代表に選ばれるかも」と話していたっけ。

プロサッカー選手には年功序列制度はない。
言いたいことは言わなけりゃ伝わらないんだから、
どんどん言い合っていいんだ。
ただし、人に「やれ!」と言う前に自分がきちんとやること。
あ、これは、サッカーに限ったことじゃないね。
大雨の中、黙々と走る選手たちを見て、そんなことを思ったのだった。

昨日の「ご近所の話によると…」はサッカーネタじゃなかったのに
たくさんコメントいただき、ありがとうございました。


posted by rocket2号 |16:31 | ご近所のJリーガーたち |