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2005年12月29日

祖母とコンサドーレ

84歳で一人暮らしをしている祖母が病院に運ばれたと連絡があったのは、
スピカで横浜FC戦を観戦しているときのことだった。
つい3日前に会ったときは元気だったし、自分で救急車を呼んだというから
たいしたことないと思っていた。
ところが、翌日訪ねた病院で案内されたのはICU。
小柄な体がさらに半分くらいに小さくなった祖母の姿にびっくりした。

意識はあるものの、つじつまの合わないことを言ったり、
人の顔や名前がわからなかったりする。
家族は万が一の事態を考えたし、
わたしたちも直後の函館・仙台遠征のキャンセルを覚悟した。

ところが、祖母は主治医が「この年齢で…」と驚くほどの回復を見せたのだ。
わたしのサッカー好きをよく知っていて、
「若い人はサッカーも野球もよく知っているんだね」と感心する祖母。
ジャビットとドーレ君の区別もつかないくらいだから、
コンサドーレのことなんか知らないと思っていたら、
「明日はサッカーだから(病院に)来られないよ」と言うと
「コン…サドーレかい?」と笑った。
最終戦の後に顔を出したら、
「サッカーがなくなって寂しくなるね」と慰めてくれた。

明日は85歳の誕生日。
外泊許可も取れる予定なので、一緒に年越しをする。

20051229-00.jpg


祖母は多分、日本酒。
わたしたちはやっぱりワインかな。
ピエール・ジャン・ブラン。


posted by rocket2号 |15:53 | 酔いドーレ日記 |