2008年12月07日
色
2008年のシーズンが終わりました。 まだ、練習はあるのですけれど。 去年のお祭りモードとは、変わって今年は、選手もサポーターの皆様と私たちスタッフにとっても厳しい1年となりました。 J2よりも試合数は、少なかったのですが、J1というステージの厚い壁にぶつかっては跳ね返されて。 側で見ている私たちは、どうする事も出来ず、歯がゆい思いをしておりました。 凹んでも笑ってもしまふく寮はしまふく寮で。 去年、掲げた私の今年のスローガンが、きちんと遂行する事ができたのか。 出来なかったのか・・。 満たされていると余裕があるものですが、自信が欠けていくと物事が回りづらくなるという当たり前の事に私自信、悩みました。 結論は、彼らと共に生活する事が出来た事は、幸せだという事。 毎年のように繰り返される出会いと別れ。 シーズンが始まれば、また新しいしまふく寮が生まれる。 人それぞれの個性によってしまふく寮のシーズンの色が決まる。 それは、オレンジ色の時もあれば。 去年のように赤のような色。 今年は、柔らかな水色。 何人かの寮生が変わるだけで、空気感が変わる。 どの年も素晴らしい出会い。 別れは、とても寂しいけれど、それでは終わらない。 新しい事が始まりそれぞれが新しい出会いをする。 最初の出会いと別れから6回、繰り返されていくうちに大人になったのか。 それだけではないのか。 チームを離れた選手と時々、連絡を取り合うと当たり前になった日常を楽しそうに教えてくれるからなのか。 こうやって流れてゆくのかって思う。 征也くんが全力で駆け抜ける姿は、何度も目を奪われた。 試合を見てもうんともすんとも言わない、言えない私だけれど。 「征也くん、今日かっこよかったよー!」と靴を履こうとしている征也くんを引き止めた。 最初の年から比べたら、サッカーも解らないなりにちょっと解るようになってきたような気がする。 2008年、今年もしまふく寮でいろんな事があったけれど、終わり。 練習があるから寮メシは、まだ少しあるけれど。 ひとけのないしまふく寮の食堂は、コタツやツリーであったかいです。 常が帰った。 6日にファン感があるとかで。 前日に荷物が荷物が~といっていたのだけれど。 クタクタに疲れていて「ふんふん」と気の無い返事をしていた私。 「切れって言われてきったんすよ~~」と毛先の跳ねたおかっぱみたいなヘアスタイルになっていた。 ゆうパックで着払いで送るからっていったのに、ヤマトの伝票に記入して。 気がついたら常ったら飛行機乗ってた。 常は、笑っちゃうほどフーテンだ。 寅さんがアタッシュケースが定番のように、常には、使い古したうちのスーツケースがお似合いだ。 常よ、時々しまふく寮通信をみていると言っていた。 荷物は、今日送ったぞ。 そんで、あの使い古したスーツケースは、常に餞別だ。 雪の上だろうが、砂利道だろうが砂の上だろうが。舗装されたゴロゴロしやすい道であろうが、スーツケースが常の定番になるように。 毎日、バッグ代わりに使いなさい。 常、元気でね。
posted by murano |23:53 | 気持ち | トラックバック(1)