2006年02月14日
失敗は成功の母
「失敗は成功の母」なんて良い言葉なのでしょうか・・。 「失敗は成功の元」はたまた「負けるが勝ち」 こんな言葉たちに、どれだけ救われた事でしょう。 でも、どんなにそう思おうと思っても失敗は失敗でしかなかった話は山のようにあるのは・・ さて私だけでしょうか。 人数分の食事の量・・最初どれだけ野菜を切ったら丁度いいのか・・ お肉は何キロ買ったらいいのか・・?まったくわかりませんでした。 お味噌汁のお鍋はこれで作ったら丁度いい。煮物はこのお鍋。というように今はお鍋の大きさが丁度の量を教えてくれます。 だけど、お鍋が教えてくれなかった事。 ごはんに入れた“にがり”・・・これは、時効かと勝手に判断して申告させて頂きます。 “にがり”1年半くらい前に流行った食材でスーパーにも大量のにがりコーナーがありました。 煮物に入れたり、ご飯に入れたりすると型崩れを防ぎ、つやも出る。 お肉の灰汁抜きにも一役買う一品。 「これは、いい!」ご飯に入れて毎日炊いていました。 何日か入れるのを忘れていました。ある日、思い出して研いだお米が入ったジャーに投入。(ポトポトポト・・) 選手は7時ごろご飯を食べに来ていました。ドーム練習だった日です。 彼等を送り出した後、子供達に朝食を食べさせていました。 「かぁちゃん、なんかまずい・・。つか・・へん。」と息子が私にいいました。 「あんたね、世の中にはご飯が食べれなくて困っている子供達がたくさんいるんだよ。」 と子供の頃、母や祖母に言われた事をそのまま息子にいいました。 ジャーにご飯が余っていたので包んで冷凍しようとラップにシャモジで よそいました。シャモジについたご飯を指でつまんで口にポンとほおりこみました・・・・! 『たいへんだ~~~~~!』直ぐに移動中のマネージャーの携帯に電話を入れました。「ご飯ににがりを入れすぎちゃった!選手のお腹が緩くなるかもしれない!気が付いたでしょ?にがかったでしょ?」 「え。。メシにがかったかぁ?・・いや誰も気が付いていませんよ。」 (苦味を気づかないなんてきっとうそ。) 「・・・まじで?でも、結果が現れる子がきっといるはずだから・・ そしたら悪いけど教えてくれない?」 片づけを終えて夕飯の買出しに出た11時ごろ、レジでお金を支払ってている私の携帯にメールが入りました。 「ねーさん、大変です!まじやばいっす!トイレ待ちです。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 やばい。とんでもないことをしてしまった。首だ首。告訴・・凹 監督に詫びの入れようもない。大切な練習を中断させてしまったんだ。 「んちわ~~~っす!!」 凝りもせず夕飯を食べに来てくれた彼ら・・。 一人一人の目を見て「すみませんでした。」と神妙に謝りました。 でも、そこに神様はいらっしゃいました。 その日が試合前日でも、試合当日でもなかった事・・。 そうだったらと思うと私も一瓶のにがりを一気に飲み干さなければ許されなかったでしょう。 いや何本飲み干したとしても、自責の念に苛まれた事でしょう。 (くちばっかり) その後、監督が寮を見学に出向いて下さいましたがご挨拶に留め時間も経っていたので自ら心のハンコ “時効”を選びポンと押してしまいました。 選手を愛してくださっている皆様・・誠に申し訳ございませんでした。 陳謝致します。 そして若者なのに、懐の深い彼ら。いつもありがと~。 もぅ絶対にあんなことしないように重々配慮しますっ! 本日は、バレンタインデーだというのにバレンタインものでは文章が浮かばず。 彼らは甘いお菓子が好きです。熊本で“からしれんこん”かしら・。
posted by murano |16:40 | またやっちゃった | トラックバック(2)