2007年02月20日
氷点下の灼熱!
いよいよ2007年FISノルディックスキー世界選手権札幌大会があさって2月22日に開幕します。 この大会、1924年に第1回大会が開催されており、今大会が第47回目。 日本での開催はおろか、アジアでの開催自体、1972年に札幌オリンピックと兼ねて開催された第29回大会以来の開催となるものです。 ノルディックスキーとは、ジャンプ、クロスカントリー、ノルディックコンバインド(複合)の3種目のことで、日本では、お家芸と呼ばれたジャンプや荻原兄弟を中心に一時代を築いたノルディックコンバインドで多数の入賞者を輩出しているところですが、ドイツ・オーベルストドルフで行われた前回大会では、3種目を通じて入賞者無しという残念な結果に終わっています。自国開催の今大会は日本選手の奮起に期待したいところですし、その中でも特に北海道出身選手には頑張って欲しいと思いますので、ざっと紹介してみましょう。 【ジャンプ】 代表6人中、5人が北海道出身、しかもうち4人がジャンプの町下川町出身です。ベテランの岡部選手、葛西選手のほか、伊東選手と高校生の伊藤選手。そんな中、札幌出身で尚志学園高校の栃本選手にはぜひ活躍して欲しいですね。 【ノルディックコンバインド】 北海道出身の選手は1名しかいませんが、旧雪印チームから立ち上げたサッポロノルディックスキークラブ所属で下川町出身の加藤選手に注目したいと思います。また、エース高橋選手は言わずと知れた北海道東海大学出身ですし、リレハンメルオリンピック金メダリストでコーチの阿部さんも羽幌町出身ですね。 【クロスカントリー】 男子は北海道出身の選手はいませんが、女子はJR北海道に所属する美幌町出身の石田選手と網走市出身の夏見選手が出場します。2人はトリノオリンピックにも出場していますので、その経験を生かした走りを見せてほしいと思います。 さて、今大会、競技そのもの以上に僕が注目しているのが、札幌ドームです。 多様なイベントに対応できるドーム球場ですが、まさかクロスカントリーが開催されるなんてこの大会が決定するまで夢にも思っていませんでした。なんていったって、札幌ドームの中に雪を入れてクロスカントリーのコースを作ってしまったんですから。今日の北海道新聞朝刊の1面にも掲載されていましたが、雪を入れた札幌ドームなんてもしかしたら今回が最初で最後かもしれません。W杯サッカーをもう一度札幌ドームで見るのと同じくらいの可能性といったら伝わるでしょうか。それくらい貴重な体験だと思います。僕は、明後日の開会式を職場の同僚と3人で見に行ってきます。見られるのは22、23日の2日間だけです。皆さんもぜひ札幌ドームへ足を運んでみてはいかがでしょうか。 もちろん、白幡山、大倉山、宮の森もお忘れなく。
posted by kabao |22:37 | City of sapporo | コメント(2) | トラックバック(0)