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2017年10月14日

楽しめるか?

生き残りをかけた一戦。

そんな時「サッカー楽しんでますか?」
というのは不謹慎で発言もはばかられる気持ちになります。
でも、こんな時だからこそ敢えて問いたいのです。
「今の状況を楽しんでいますか?」

選手もサポーターも「楽しむ」という
心の余裕を忘れないで欲しい。
人間、切羽詰まると余裕も無くなり
普段出来ている事が出来なくなります。

試合が膠着すると
「絶対に安全に」
「何とかしなきゃ」
「サポーターに申し訳ない」
というネガティブな感情に支配されがちです。
今回の相手は確かに強敵です。
そう簡単には勝てません。
でも、勝負に絶対はないのです。

では、何が勝負を分けるのか?

戦略
能力
体調
技術
環境
心理
などなど

要素は沢山あります。
柏レイソルを破った甲府が勝てた大きな要素は
「最後まで絶対にあきらめない」
という選手の気迫と
「徹底的な守備からカウンター」
と、全員がブレずに同じ方向を見てプレー出来たこと
に尽きるのではないかと思いますが

そこにもう一つ、最後の土壇場でドゥドゥがカウンターで単独突破。
あの状況で「外せない」「決めなきゃ」というネガティブな感情に支配されたら出来ないゴールだったと思います。

いい意味で緊迫感を楽しんでいた結果だと思います。
「絶対に外せない」
と、思っていたらあの位置から日本代表キーパー中村選手に向かってシュートを撃つ選択肢は選べないでしょう。
https://youtu.be/erAVxEujmxw
その意表を突くプレーが結果的にゲームを決めたのだと思います。

勝負の分かれ目は、最後にこういう状況を楽しめるか?
という事に尽きるのではないでしょうか?

選手全員が悲愴感漂う守備一辺倒のゲームで、引き分けに持ち込む事は可能だと思います。
でも、勝ち点3を取りたいのなら勝負の分かれ目は選手がその一瞬を楽しむことではないでしょうか?
一見無茶な、無謀なプレーに見えても、そのプレーには選手なりの意味があるのかも知れません。
ある程度リスクを犯さなければゴールは奪えません。

「負けられない」
という状況は厳しいですが、そこを選手とサポーターがどれだけ楽しめるかが試合を決めるような気がしています。

コンサドーレの勝利が見たいです。

だからサポーターも選手に向かって
「負けるな」
「絶対に勝て」
というプレッシャーだけをかけないように、結果に繋がらなくてもいいプレーには拍手を送りたいと思います。


posted by ykk-i |04:01 | 私的コラム | コメント(0) | トラックバック(0)