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2006年03月04日

身の丈に合った勝利

2006年の第1試合。札幌はサガン鳥栖に勝った。

これは素直に喜ぶべきだろう。
昨年まで「内容はともなっても結果を出せなかったチーム」が、今年は結果を求めて勝ち点3を、しかもアウェイで挙げることができたのだ。

引き分けよりも当然勝利の方がいい。
昨年の終盤戦、コンサドーレは勝ち点差によりズルズルと昇格戦線から後退していった。負けなくても勝てなかったことが原因のひとつにあるだろう。

しかし、今年は勝った。勝ちでシーズンを始めることができたのだ。
サポーターとして、このことは非常に嬉しい。
ましてや去年、成長著しく札幌もライバルチームとして一目置いていたチームに対して薄氷を踏む思いをしながら勝利を収められたのだ。

この点は非常に評価していいと思う。
相手もプロ。しかも昨年、ともに昇格争いを演じたチームだ。圧倒的な勝利を期待することなどできない。
確かに勝ち方はスマートではなかった。
チーム戦術ではなく、個人の力と多少の運で引き寄せた勝利だ。
しかし、去年は足りなかった「個人の力」と「運」が今年はコンサドーレにはあるということを示してくれた。

今日の勝利は、今の段階では身の丈に合った勝利だろうと私は感じた。

試合内容がまずかったのは確かだ。
何が足りなく、何がまずかったのか?
選手や監督、チームはそれを十分に理解しているはずだ。
見ている我々にも、非常に大きな課題を感じさせる試合となった。
そしてそれは、これから47試合が終わるまでの早い段階できちっと修正していかなければならない課題だ。

そう、48試合はまだ始まったばかりなのだ。

他会場に目を向けてみよう。

水戸 1-1 山形 笠松
柏 1-1 湘南 柏
東京V 4-1 徳島 国立
神戸 0-3 草津 神戸ウイ
愛媛 1-0 横浜FC 愛媛陸

やはり・・・というか、他チームも苦戦している。
降格組の神戸と東京Vは非常に対照的な立ち上がりとなった。
新加入の愛媛もホームで大健闘。

そう、ドラマは今日始まったばかりなのだ。

今日の虎の子の1点を取ったフッキが攻めのMVPであり、試合終了間際に必死のセービングでゴールを食い止めた林は守りのMVPであったと思う。
実際、加賀も相手のエース新居をよく防いでいた。
恐らく、スピード勝負ということで、柳下監督は新居に対し池内よりも加賀を
起用したのだと思うが、この起用も成功した。

そしてやっぱり、今日の「フッキック」は見事であった。
次節のホームゲームでは是非、俺たちの9番「ケンゴール」にも期待したい。


posted by ykk-i |16:42 | ゲームプレイバック | コメント(3) | トラックバック(0)

2006年03月04日

下馬評

 いよいよ今日、2006J2リーグは開幕する。

 マスコミの唱える下馬評はJ1降格組の柏・東京V・神戸が優勝争いの軸となり、仙台・山形あたりがそれに続く・・・とある。
 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060302-00000016-kyodo_sp-spo.html

 知名度やJ1という実績だけを見れば当然の予想だと思う。
しかし、J2は知名度や昨年J1チームという実績だけでは勝つことができない。

 潤沢な資金力があれば勝てるか?
 三浦淳がいれば、北嶋がチームに復帰したから勝てるか?
 ラモスが監督なら、名将サンタナ監督がいれば勝てるのか?

 いつもとは違って、こういう報道をみても不思議と悔しさが湧かない。
まるで「札幌はフッキ頼みのチーム」という見方は大いにしてくれていて結構だと思う。対戦したチームは恐らく、コンサドーレ札幌というチームの力を実感するだろう。対戦相手がJ1降格チームや知名度のある選手・スタッフのいるチームにだけ目を向けてくれていたほうが好都合というものだ。
 有名選手や監督はいなくとも、チームとして着実な成長を続けてきたコンサドーレ札幌。見る人が見ればその実力はわかるはずである。

 第1クールが終わる頃に、そんな報道をしているマスコミがいなくなることを私は不思議と何の根拠もなく確信している。


posted by ykk-i |02:26 | 私的コラム | コメント(2) | トラックバック(0)