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2009年01月09日

大塚が札幌に来ることが決まった日

現役を引退した智樹はまだ23歳。
早過ぎないか?と思っていたが、
よく考えてみたら実家の父が選手(サッカーじゃないけど)を引退したのも
確か23歳だったはずである。


それなりに成績を残しており、
周囲からは五輪出場も期待されていたらしいが、
本番に弱い父は選考会でことごとく破れ、
結局は怪我によって現役を引退した。
その後に結婚したため、当然、わたしは父の競技姿を見たことがない。
昔のことゆえ映像も手元になく、
当時の新聞記事のスクラップやらでモノクロの写真を知るのみである。


そして、昨日引退が発表された大塚は33歳。
サンクスウオークで見た方もいると思うがかわいい女の子が2人いる。
まだ幼いとはいえ、彼女らはプレーする父の姿を見ているはずだ。
記憶は薄れてしまうかもしれないけど、
たくさんのサポーターが見守る札幌ドームの芝生を
父親と一緒に歩いたことは覚えていてほしいなと思う。
「大塚ーっ!」と多くのサポーターから名前を呼ばれたことを誇りに思ってほしい。


偶然、飲食店で大塚ファミリーと会ったことがある。
子どもと一緒にお人形で遊ぶ大塚がほほえましかった。
坊主頭で険しい顔でピッチにいる姿からは想像もできないやさしいパパの顔。
これからはユースを指導するという。
厳しさとやさしさできっと素晴らしいサッカー選手を育ててくれると思う。


大塚の移籍が発表された日のことは忘れられない。
「え?大塚?山形の?ホント?ホントに?」
大塚がいるばっかりに山形にはことごとく負けていた印象があった。
だから大塚が出場停止だった大雨の函館での勝利も鮮明に覚えている。
敵としてはいやな存在だった大塚が札幌に来る!
その期待感、頼り甲斐といったら!
札幌ロケッツ総出で小躍りして喜んだものである。
そしてみごとに期待に応えてくれた大塚。


愛媛戦での怪我の瞬間も脳裏に焼きついている。
いいことばかりではなかったけど、
数え切れないほど多くのことを残してくれたと思う。
3年間本当にありがとう。
サッカーに関わっているかぎり、またどこかで絶対会えると信じている。


「穏やかな曽田」へのお返事です。

posted by rocket2号 |17:02 | ご近所のJリーガーたち |