スポンサーリンク

2007年11月07日

昇格を期待しているのか、いないのか

いろいろ皮算用をする。
あと勝ち点が何点あれば確実、とか
あそこが負ければ大丈夫、とか。

あの試合とあの試合とあの試合で勝ってれば
今ごろはもう決まってたのに、とか。

サリンジャーの作品の中に数多く登場するグラース一家。
早熟な7人の天才きょうだいたちが、その才能ゆえに苦悩する様子は
なんら才能に恵まれないわたしには、まったくの他人事であるが、
長兄シーモアを主人公とした「シーモア~序章~」の中に
こんなシーンがある。

相手のビー玉にぶつけると勝ちという遊びをしている8歳の弟バディに
10歳のシーモアが言うのだ。

当たってうれしいと思ったとしたら、
それは最初から当たることを期待していなかったってことだ。
だからそこには運が働いているのだ。
そこには偶然というものも多分になければならないのだ。

10歳の子どもにこんなこと言わすかって感じだけど、
期待と運と偶然について考えさせられる。

チームが勝つととてもうれしい。
じゃあ、シーモアが言うように
勝つことをそれほど期待していなかったのかというと、そんなことは絶対ない。
だけど、
監督も話しているように今年のチームは飛び抜けて強いわけじゃないから、
今首位にいることに関しては運と偶然も影響しているようには思う。

サッカー関係者(っていうか野々村だけか?)は
「昇格はほぼ確実」とまで言っている。
決まればうれしいに決まっている。
だけどシーモアが言うように
昇格することをそれほど期待していないってことじゃないんだな、これが。
これをどうやってサリンジャーに理解してもらえばいいのか。
アメリカはサッカーが人気ない国だからな~。
↑
そういう問題じゃないけど。

「なんか勘違いしてるぞ、この男」へのコメントレスはこちらです。

posted by rocket2号 |17:09 | 酔いドーレ日記 |