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2007年12月30日

おつとめしぐさ

 チーム競技の指導というのは、難しいものだと思います。

 いかにチームの方針に沿った戦術の練習を積み重ねてみても、選手の意識が戦術に適応しなければチームはうまく機能しませんし、選手の配置をどのようにいじってみても、選手の意識が、その戦術に沿って変わらないことには、チームとしての戦力アップにはつながりません。

 この選手の意識改革というものは非常にやっかいなもので、一人二人ならともかく、チーム全体となると、なかなか浸透しないものです。多少押し付け気味に説いても、期待どおりの成果が上がるとは限りません。

 意識改革をチーム全体に浸透させるためには、物理的な練習で戦術を体にたたき込む前に、選手自らが自発的に意識改革への道に踏み出す精神的なステップアップのための作為が必要となってきます。それが指導者として最初に発揮すべき「指導力」だと思います。

 江戸時代に「おつとめしぐさ」という言葉があったそうです。
 己の道に徹しているしぐさのことで、目立ちたがり屋が多い中で、ひらすら黒子に徹し、己の道に徹している姿勢からは、他人には真似できない強さや美しさを感じる、という誉め言葉です。

 選手一人一人がチームの中における自分の持ち分と責任の範囲を自覚し、いかにチームの中で「おつとめしぐさ」に徹することができるか、いや、いかにそういう選手を育成できるかが指導者に問われている課題なのではないか、と思います。

 サッカーに特定した話ではありません。チームスポーツ全体の一般論です。
 コンサドーレのコーチングスタッフが決まりました。幸いにも、今季、この意識改革に成功したスタッフが留任し、さらに分析担当も補強されました。指導者の皆さん、それぞれの指導力を存分に発揮し、来季のコンサドーレの精神面、技術面の両面の戦力アップのため、ご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 と、おじさんは、思うわけです。

 これから恒例の正月山行に出掛けます。
 皆さま、良いお年をお迎えください。
 おじさんは、山の中でご来光に向かって、来季のコンサドーレの活躍を祈願します。お賽銭がないので、効くかどうか分かりませんが。

posted by masa2007 |10:56 | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年12月29日

格差さらに格差そして挑戦

 プロ野球のシーズンオフでは、ドラフトに始まって移籍、契約更改と新聞紙上などを賑わせています。その契約更改で阪神の金本選手が年俸5億5千万円プラス出来高でサインしたそうです。凄いですね。サラリーマンの生涯所得以上を1年で稼ぐのですから。もっとも払う税金も大きいのでしょうが。

 それに比較してサッカー選手の年俸は低いですね。
 現在の日本のトップチームである浦和レッズの今季のレギュラークラスでも、たしか、ワシントン選手が2億円、闘莉王選手が1億円で、あとの選手は、5.6千万円クラスの年俸だったと思います。
 サッカー選手はプロ野球選手に比較して新人入団時の契約金もなく、年俸も極端に低く、選手生命も短い、という実態にあります。格差ですね。

 一方、来季から日本のトップリーグJ1で戦う我がコンサドーレ選手の今季の年俸はというと、外国人選手を除くと最高年俸の選手でも1千万円ちょいです。最低クラスは3百万円ですか。格差さらに格差ですね。

 野球は連日カードを組めるけど、サッカーは基本的に週1回しか試合が出来ないので興行収入面でハンデがあるのは理解できますが、同じサッカーでもヨーロッパのチームの選手の場合、けっこうな年収を得ているような気がします。テレビの世界への放映権料が大きいのですか?

 北海道は現在、経済格差、地域格差などで全国最低レベルにあります。その北海道が格差を跳ね返して元気になれば、物事の価値基準は経済一辺倒では計れない、という証明にもなるし、なによりも北の大地が明るくなります。

 コンサドーレは今季、財政的危機の中でJ2を戦い抜き、J2優勝、J1昇格を勝ち取りましたが、財政的危機は解消されていません。どうあがいても、来季も財政的格差を抱えたままJ1で戦うことになるでしょう。

 年末を迎えて、やっと来季のチーム体制が固まりつつあります。これが財政難の中で精一杯の補強なのでしょう。補強が当たりか外れか分かりませんが、いずれにしても、財政的格差を跳ね返してJ1で活躍し、多くの道民の注目を浴び、そして、北の大地を少しでも明るくする話題を提供してほしいものです。

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |21:01 | コメント(0) | トラックバック(1)

2007年12月29日

12月29日の雑感

 天皇杯準決勝でG大阪が広島に負けました。来季J2に降格する広島の意地の勝利です。
 12月29日という日は、去年、天皇杯でコンサドーレ札幌がG大阪に1×2で負けた日です。柳下監督指揮の最後の試合でした。わがままフッキがブラジルに帰国していて、今季のレギュラー選手などが中心になってG大阪に挑んだこの試合が、今から思うと、チームが一体となるチームワークの重要性と、一体となれば、俺達でもやれるんだ、という精神的基盤をつくった試合だったような気がします。

 今日、三浦監督が来季の契約更新を決めたようです。将来性のある新人入団と補強で来季、J1を戦う手応えを感じたのかもしれません。
 同日、コーチングスタッフも発表されました。
 沖田優氏が新任のコーチとして加わるようです。筑波大学蹴球部から大宮アルディージャのコーチを続けてきた29歳です。年は若いのですが、指導者として苦労してきた三浦監督の目から見て、指導者として優秀だと判断して引き抜いたのだと思います。筑波大学卒で年齢も近いので、曽田選手と顔見知りなのかもしれません。

 今季のコーチングスタッフの発表は、年が明けた1月5日の三浦監督の就任記者会見でした。それに比べたら今年は順調にきています。
 心配なのは、バイーア(ブラジル)から新加入するノナト選手(FW)です。はっきり言って、彼がイタカレ並の選手だったら、とっとと見切りを付けて、新たな手を打って、もう一枚の補強を考えるべきです。

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |16:50 | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年12月28日

駐車特区ですか?

 通勤の手段は、夏はチャリ、冬は徒歩ですが、その通勤途上に(有)○○という小さな会社があります。この会社、毎日夕方になると車を3台ほど歩道を塞ぐような形で駐車させています。おそらく営業から戻ってきた車(バン)だと思われますが、歩道を通行する歩行者は、一度車道に出なければ通行できないという非常に迷惑な状態になっています。

 歩行者が危険にさらされるのは問題だ。
 世間の汚濁にまみれて生きてきても、まだ正義感をほんの少しだけ持ち合わせているおじさんは、義憤に燃え、ある朝、出勤途上にある某交番に立ち寄り、この現状と改善を訴えました。対応に出た中年の警察官は、何やらメモを取りながら、通報に感謝しつつ早急な改善を約束してくれました。よかった、よかった。
 その日の夕方。例の会社の前の歩道には、いつもと同じように車が乗り上げられていました。

 数日後の夕方のことです。例の会社の前の歩道には、いつもと同じように車が乗り上げられています。そこにパトカーがやってきました。おおっ、やはり日本の警察、一市民の声を聞いて、しっかり対処してくれるではないかっ、頼もしいぞっ、さすがは市民の安全を守る警… と、パトカーはスルーして、どこかへ走り去って行きました。

 後日、我が家に居住者記録の定期的な確認です、とか言って若い警察官が訪ねてきました。個人情報に関する質問に嫌々ながら答えた後、例の会社の迷惑駐車の実態と、交番に通報した経緯を訴えました。若い警察官は、緊張しながら、はっ、早急に対処いたしますっ、と真摯な態度で答えました。やはり、世のため人のため、という意識をなくしていない若い警官は違うな。感心、感心。

 この夏の出来事です。
 例の会社の前の歩道上には、未だに車が停まっています。
 この地域は、道交法の規制を受けない駐車特区ですか?

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |20:56 | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年12月28日

誤報でなければ良いのですが

 一部新聞で高橋知事が、『HFCの経営再建について「財政サポートはやる方針。コンサドーレ側の意向を踏まえ速やかに決めたい」と述べ、財政支援に前向きな意向を示した。今年度末に返済期限を迎える5億円の貸付けについては、返済延長などを視野に入れている模様。HFCが債務超過解消のため検討している減資にも応じる方針と見られる。補助金も額は未定だが継続する可能性が高い。1月には態度表明したい意向だ。』と報じられました。これが本当なら年の瀬を迎えて朗報です。

 しかし、報じていたのが、ついこの間、誤報をした新聞社なので、ちょっと心配です。

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |19:59 | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年12月27日

伸縮自在のポールが欲しい

 J2優勝記念のフラッグを買いに行きました。
 来季、あの埼玉の熱狂集団が多数、真っ赤なフラッグを抱えて札幌にやって来そうなので、迎えるこっち側としても、圧倒的な数のフラッグを振って対抗しなければならない事態になるのではないか、ということを危惧し、Lサイズのフラッグを買いに行きました。

 フラッグだけを売っているのだと思っていたら、ポールがセットになっているんですね。この長いポールを持って地下鉄に乗って、JRに乗り継いで帰るのか… と思ったら、う~ん、と考え込んでしまい、結局、今回はパスさせてもらいました。

 スタジアムに持ち込むときも便利なので、釣り竿のような丈夫な伸縮自在なポールになっていればいいのにな。

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |19:38 | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年12月26日

UFOは飛んでいるか

 政府が正式に「UFOの存在を確認していない」「対処の準備もしていない」という見解を発表しました。何を大真面目に、と思われる人もいるかもしれませんが、政府としては、大真面目に答えざるを得なかったのです。

 切っ掛けは民主党某議員の「質問趣意書」でした。
「質問趣意書」というのは、無所属であったり少数会派に属しているため国会の委員会などで質問の機会が少ない(ない)議員が、いろいろな問題について政府見解を質すことができる制度で、原則として何を質してもいいし、回数の制限もありません。今年、質問趣意書が一番多かったのは、鈴木宗男議員だと思います。

 この「質問趣意書」が提出された場合、政府としては、見解を述べたり回答しなくてはならない決まりになっています。「国防上重大な危機を招くことになるので答えられない」という、答になっていない答であっても、答えなければなりません。そして、その内容は「政府の正式見解」になるので、回答は閣議決定という重いものなのです。

 何を質してもいいのなら、変な質問がきたら困るんじゃない? って? 大丈夫です、質問内容と質問者名、回答内容は官報で公告されるので、トンチンカンな質問をしたら、その議員が笑い物になるだけですから、次の選挙に影響するような変な質問はないそうです。(今回のUFOは、どうなんだ?)

 ところで、この政府見解が出された後、町村官房長官が定例記者会見で、個人的な考えですが、と断った上で「ボクは、いると思ってますよ」と発言しました。町村議員って、あまり好きな政治家ではなかったのですが、この発言で、ちょっと見直しました。政治家には余裕やユーモアのセンスも必要です。

 最後に個人的な見解を述べます。

 UFOは存在します。政府もUFOの存在を確認しています。今回、政府は嘘をつきました。UFOは異星人が造った飛行物体です。動力は反重力機関です。異星から時空を超えて飛来しています。エイリアンが乗っているかどうかは不明です。

 根拠? 
 はい、根拠は、思いっ切りありません!!

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |21:09 | コメント(0) | トラックバック(1)

2007年12月26日

チャンスなのに商売がヘタ

 コンサドーレ札幌のJ2優勝を記念した共通ウィズユーカードが販売される、という新聞記事を読んで、昼過ぎに買いに行きました。
 窓口であっさり言われました。「売り切れです」

 これまでの記念ウィズユーカードもそうですが、どうして少部数しか作らないのでしょうかね。記念カードで地下鉄を利用する人も沢山いると思いますが、記念として未使用で保管している人も、けっこういると思いますよ。丸儲けじゃないですか。実際に使用できるウィズユーカードなのですから、作りすぎて無駄ってことはないでしょう?

 札幌市交通事業振興公社さん、チャンスなのに商売がヘタですね。

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |19:01 | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年12月25日

これからの補強のポイント

 三浦監督は、去年J1を戦った経験から、去年のJ1優勝チームである浦和レッズを「浦和は極めてディフェンスの強いチームでした。もちろん点の取れるストライカーもいます。個人も強かったでしょうし、チームの作り方のバランスも」と評しています。
 この発言が、三浦監督の目指す将来のチームの姿を表しているのだと思います。

 補強などの動きでコンサドーレの体制は、現在のところ下記のようになっています。
 レンタル移籍中で去就が決まっていない選手(GK高木選手など)は、そのまま体制に組み入れたり、外したりしています。(あまり真剣に情報を入手していないので、間違っていたら指摘してください)
 ◎は今季レギュラー(リザーブ含む)で出場した選手、○は準レギュラーで出場した選手、△は少試合出場した選手、●は出場しなかった選手を表しています。( )内の数字は来年の誕生日の年齢です。

GK 富永康博(28)●
GK 佐藤優也(22)△ 契約更改
GK 高木貴弘(26)◎ 大宮から期限付き移籍(07.02.01~08.01.31)
GK 高原寿康(28)● 契約更改

DF 西澤淳二(34)◎ 契約更改
DF 曽田雄志(30)◎ 契約更改
DF 池内友彦(31)◎ 契約更改
DF 西嶋弘之(26)◎ 契約更改
DF 堀田秀平(19)柏レイソルU-18から新加入
DF 柴田慎吾(23)浜松大学から新加入
DF 平岡康裕(22)清水エスパルスから期限付き移籍(08.02.01~09.01.31)
DF 坪内秀介(25)ヴィッセル神戸から期限付き移籍(08.02.01~09.01.31)

MF 砂川 誠(31)◎
MF 鈴木智樹(23)● 契約更改
MF 大塚真司(33)◎
MF 芳賀博信(26)◎
MF 上里一将(22)△ 契約更改
MF 岡本賢明(20)△ 契約更改
MF 岩沼俊介(20)● 契約更改
MF 藤田征也(21)◎
MF 西 大伍(21)△ 契約更改
MF 西谷正也(30)◎ 契約更改
MF 鄭 容臺(30)○ 完全移籍

FW 石井謙伍(22)◎ 契約更改
FW ダヴィ (24)◎
FW 中山元気(27)◎ 契約更改
FW 宮澤裕樹(19)室蘭大谷高校から新加入
FW 横野純貴(19)ユース・U-18チームから新加入

 こうやって見ると、GKは高木選手の去就が問題のようですが、まあ、なんとかなるでしょう。それより、そろそろ、GKはコンサドーレで成長する、という伝説が出来てもいいような気がします。

 DFは、中心になってくれたブルーノクアドロスが退団しましたが、実績のあるベテランら核となる4人が残っていて、加えて若手の4人が補強されたので、来季は曽田選手が中心になって堅守は維持できるような気がします。

 MFは、今季がんばってくれた大塚選手が来季の前半は無理でしょうから、レギュラークラスで残っているのは4人だけです。しかし、完全移籍が決まった鄭容臺選手を加えると5人ということになりますが、気になるのは、芳賀選手、藤田選手以外30歳代だという年齢です。
 右サイドは藤田選手と西選手の若手で大丈夫としても、大塚選手不在の間の穴埋めの選手と、怪我がちでスタミナに不安がある西谷選手を補完する、左サイドを任せられる切れのある選手が欲しいところです。(外国人可)

 堅守のディフェンスと点の取れるストライカーのバランスの取れたチームづくりという構想からみると問題はFWだと思います。
 レギュラー選手が3人いますが、中山選手は、前線からの貴重なプレッシャー要員ですので、得点が期待できるFWは二人だけです。将来が期待できる二人の新人が入団しましたが、若手が育つには時間がかかるので、ここは、どうしても強力なFWの補強が必要だと思います。
 HFC強化部は過去、エメルソン、フッキ、ダヴィと掘り出し物を掘り当てた実績があります。ダヴィ選手なんて、宝くじが当たったようなものだと思います。
 おそらく今、外国人のFWを捜している最中だと思いますが、助っ人外国人FWには、あたり負けしないフィジカル、圧倒的なスピード、卓越したドリブルでの突破力、正確無比なシュートの、せめて一つが抜きん出ている選手であってほしいと願います。

 去年のキャンプは1月22日に沖縄に入りましたが、ダヴィ選手らの入団もキャンプ直前に決まりました。来季に向けてのキャンプに間に合うように、J1に残留(この言い方、消極的でイヤだな)できるような的確な補強をしてくれるよう、お願いします。

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |20:34 | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年12月25日

あなたが選ぶ10大ニュース

 北海道新聞社が毎年、年末に行っている「あなたが選ぶ10大ニュース」は、「道内」「国内「国際」の分野に区分し、ハガキやインターネットによる応募を受け付け、それを集計して10大ニュースを決め、公表しています。

 サポーターの皆さん、おめでとうございます。
「2007あなたが選ぶ10大ニュース」の「道内」部門で堂々の第1位は、「サッカーJ2のコンサドーレ札幌が優勝、J1昇格」と決まりました。得票数5955票、得票率89.8%はでした。ちなみに第2位は、「サミット開催地、洞爺湖町に決定」で、得票数5815票、得票率87.7%です。ふ~ あぶなかった。

 新聞社に投稿したり、アンケートに答える人は、特にコンサドーレサポーターに偏していることはないと思いますので、この結果は、純粋に道民が今年一番印象に残った出来事がコンサドーレの優勝であったのだと、素直に受け止めたいと思います。

 特にサッカーに注目しているとは思われない一般の人々が、コンサドーレの優勝を、こう受け止めてくれているということは、考えようによっては、これは凄いことです。
 HFCさん、この道民大衆の熱気を来季につなげるよう、財政再建のため、いろいろと知恵を絞ってください。

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |19:32 | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年12月24日

大掃除とハットトリック

 年末の大掃除をしていたら、11月18日の京都サンガ戦のパンフレットが出てきました。こういうのが出てくると仕事の手が止まる、という現象を「ワーキングの法則」(嘘ですよ)と言うんですけど、やっぱり座り込んで読み入ってしまいました。
 パンフレットって、受け取ったスタジアムではザッとしか目を通さないんですけど、今回ゆっくりながめてみて「面白いこと」と「参考になること」を見付けました。

「面白いこと」は、表紙に書かれていた「TODAY’S SCHEDULE」に「試合終了後 MVP賞表彰」と書かれていたことです。
 もちろん( )書きで、札幌が勝利した場合、と小さな字で付記されていましたが、11月18日の時点で、すでに高木選手のMVPが決まっていたようですね。いや、待てよ、この時点におけるMVPは他の選手だったりして。

「参考になること」とは、3ページ目に「もっと知りたいコンサドーレ」というコーナーがあって、そこにハットトリックの由来が書かれていたことです。
 そこに書かれていたハットトリックの由来は、クリケットの投手(ボーラー)が3球で3人の打者を仕留めた時、それを讃えるものとして帽子(ハット)を贈ったことが言葉の由来になっている、ということです。
 さらに、2002年11月30日、J1・2nd、ステージ第15節の対サンフレッチェ広島戦で曽田選手がハットトリックを成し遂げた、ということも書かれていました。

 実は、サッカールールや戦術を勉強し始めたとき(今でも勉強中ですが)、このハットトリックという言葉の由来が分かりませんでした。
 ハットトリックが、1試合で3得点を上げること、ということは知っていましたので、1試合で3得点するなんてハッとするような出来事だ、1試合で3得点なんてトリックのような出来事だ、という意味なのなか? なんていうバカなことを考えたりしていました。
 周りにサッカーに詳しい人がいないので、このハットトリックという言葉の由来は何なのかという疑問は、けっこうモヤモヤした疑問だったのですが、それが氷解して良かったです。

 あっ今、新たな疑問が出てきました。1試合で4得点上げたとき何と言うのですか? 5得点では? 6得点では?

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |19:28 | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年12月24日

またぞろ霊感商法

 またぞろ霊感商法が問題になっています。今回の事件(正確には、まだ事件になっていない?)で特異なことは、現職の公安警察官が関わっていたことでしょう。職務で監視しているうちに取り込まれてしまったのだとしたら、この宗教団体に公安が興味を持つような裏があったということになります。今後の推移を見守りたいと思います。

 オレオレ詐欺もそうですが、どうしてこんな怪しげな団体に引っ掛かる人がいるのでしょうかね。まあ、我々が事件を知るのは報道されてからなので、その報道の中で具体的な手口を知ることができるので、そう思うだけかもしれません。中に取り込まれた人には、そのときには見えないようなシステムをつくっているのでしょう。

 このような団体と関わったことがないので詳しくは知りませんが、おそらく、最初は正体を隠して近づき、親切心を全面に出して接し、心を開いたら悩みを聞き、いっしょに悩んでやり、自分の力では解決できないところに原因があると解釈してみせ、不安を煽り、おもむろに、こうすれば解決できますよ、と、もっとらしい理屈を持ち出して金儲けをする、というなんでしょう。(霊感商法関係者からの反論はコメントにどうぞ)

 不安を煽って金儲けをすると言えば、テレビのゴールデンで番組をやっている運動不足の小太りおじさんや、金持ちであることを公言してはばからない小太りおばさんも、先祖の霊がどうしたとか、星回りの巡り合わせがどうだ、とか言って、人々の不安を煽って金儲けしています。人々の不安を煽るってところは同じじゃないんですか。

 先祖の霊? その霊とやらを、ここに連れて来い。
 星回りの巡り合わせ? コメントする気にもならんわい。

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |13:04 | コメント(2) | トラックバック(0)

2007年12月23日

審判員についての疑問

 サッカーのオフシーズンを迎えて、残り少ない公式戦である天皇杯をむさぼるように観ていました。ちょっと前、愛媛×川崎の録画放送が終了しました。

 昨日の試合ですが、ホンダFCって、よく走って、守備の意識が高いチームですね。J1チャンピオン鹿島がオタオタしていました。一人退場になっていなかったらホンダFCが勝っていたんじゃないですか。
 前線からプレッシャーをかけてハードワークって、ついこの間までJ2にいた、どこかのチームの考え方に似ている気がします。この手が結構、行けるんじゃん? なんて、来季のことを考えたりしちゃいました。

 さてと、サッカーのオフシーズンなので、サッカーど素人おじさんが日ごろ疑問に思っていたり、考えていることを、ぼちぼち書いていこうと思います。
 まずは、審判員についての疑問です。

 主審(1人)、副審(2人)のいずれかが職務の続行が不可能となった場合に、その職務を代行するのが「第4の審判」ですよね。
 ところで、どうして「第4の審判」なんですか?
「4人目の審判」という言い方なら分かりますけど…

 第1の審判が主審で、第2の審判が副審だとしたら、控えの審判は、普通「第3の審判」っていうことになるんじゃないんですか?

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |20:05 | コメント(1) | トラックバック(0)

2007年12月22日

貧乏の定義の移り変わり

 生活保護の母子加算(18歳以下の子供を持つ一人親世帯に支給)の減額・廃止は、最低限度の生活を保障した憲法に違反するとして、道内女性9人が母子加算の減額などの処分取消を求める訴えを地裁に起こしました。
 訴状によると9人のこれまでの母子加算額は、月2万円~2万5千円で、これが月0円~1万6千円になったようです。

 訴えを起こした女性の記者会見をテレビで見ました。彼女らは、記者会見で次のようなことを訴えていました。

「子供3人との4人暮らしで、毎月の生活費は生活保護費による20万円だけ」
「水道代や光熱費を節約するため、入浴は週2回程度にせざるを得ない」
「中学生の子供は、高校に行かずに働いてもいい、と言っている」
「子供の友達を呼んで誕生日パーティーをやりたいけど、できない」
「手洗いが水で冷たい」

 おじさんの子供時代の生活は、今から想い起こしてみると、思いっ切り「貧乏」だったような気がします。
「気がします」というのは、当時、子供だったおじさんに「うちは貧乏だ」という意識がまったくなかったからです。
 それは、なぜか? 簡単な理屈です。周囲のみんなが、今の生活レベルに比べたら「貧乏」だったからです。

 そんなおじさんが、記者会見で訴えた女性の言い分を聞くと、ああ、日本は豊かになったんだな、という思いがつのります。

「毎月の生活費は20万円」って、オレより恵まれているじゃん、と思う「ワーキングプアくん」が結構いるんじゃないですか?

「入浴が週2回」って、おじさんが子供の頃、寝る前に手足を洗うのがせいぜいで、お風呂は、もらい湯をしてました。

「高校に行けない」って、おじさんの時代は普通でした。多くの友人が「集団就職」で都会に送り込まれました。知ってる限り一人だけですけど、働きながら定時制高校で勉強して東大に合格した人がいます。

「誕生日パーティーができない」って、できなかったら、どうなっちゃうって言うの? という疑問だけです。

「手洗いが水で冷たい」って、おじさんの時代、お湯が出る方が特別でした。おじさんが成人して最初の生活臭い夢は、蛇口をひねるとお湯が出る生活でしたが、今でも手洗いは水です。

 テレビカメラの前で涙ながらに訴えている女性は、髪をきれいにセットしていたり、茶髪だったり、栄養状態に問題がないと思われる小太りだったりしています。
 記者会見で訴えている女性達の生活の窮状を、そのまま外国の貧民国に持っていったら、最上級の生活になります。おじさんの子供時代の生活に比べたら、裕福な生活、ということになります。

 しかし、「貧乏」の定義は、今の圧倒的多数の生活レベルに比較してどうなのか、という基準で判断されるのでしょう。
 そういう基準で「貧乏」が定義されるとしたら、これまで書いてきた文書の内容は、おじさんの方が間違っているのだと思います。

 誤解のないよう言っておきますが、記者会見した女性たちを糾弾しているわけではありません。どうあがいても生活で生きない人たちを最低限のレベルで救済する保障システムは、国家として当然のことです。

 今の日本は、地域格差、経済格差が問題になっていますが、涙ながらに訴える格差でも、現在の日本においては、この程度であって(おじさんの個人的見解)、現在の窮状を誰かが助けてくれるべきだ、という甘えた意識ではなく、本人が努力することによって再起する基盤までもが無くなっている世の中ではない、ってことを言いたいだけなのです。

 あっ、これって、コンサドーレ・オフィシャル・ブログでしたね。
 コンサドーレは「貧乏」チームだけど、格差に挑戦して来季、J1で暴れるぞ。

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |19:18 | コメント(3) | トラックバック(0)

2007年12月21日

発言からみる三浦監督の真意

「皆さん! 来季、J1で共に戦いましょう!」(この発言は記憶によるものです)

 J1復帰、J2優勝を決めた直後の札幌ドームにおける三浦監督の発言です。
 2万8千人のサポーターに向かって呼びかけたこの言葉は、ある意味、サポーターとの約束であり、かなり重い発言です。「共に」には、発言者である三浦監督自身も含まれているので、来季もコンサドーレの指揮を執る、執りたい、という決意、意欲が感じられます。

 次からは、優勝記者会見における発言です。

「シーズンが始まる当初、優勝というのはあまり意識して狙ってませんでした。昇格という言葉を出しました。3位以内で入れ替え戦でも構わないので昇格というのがまず目標だと話しましたので、優勝はその時点では狙っていませんでした」

 J2で戦っている選手たちに「昇格が目標だ」と話すのは指揮官として当然で、どこのJ2チームの監督も、そう言っているはずです。三浦監督のシーズン中のコメントと併せて考えてみると、監督自身は、春のキャンプを通じ、この戦力では優勝どころか昇格も難しい、と感じていたような気がします。

「成長というか、簡単に言えば昇格について冷静に見た場合、前半戦の貯金が効いたというのが大きい。9月ぐらいから勝てなくなりだして、三ヶ月近くは苦しい状態だったが、チームは第1、第2クール途中あたりには成長を感じられたが、そこから流れも悪くなり、シーズンを通して同じようなパフォーマンスは苦しいんだなというのは思いました」

「前半戦の貯金が効いた」という言い方をしていますが、この戦力では、出来すぎの結果であった、という思いが読みとれます。
 選手たちが自分の戦術を素直に受け入れ、実践して成長したことの喜びの裏に現有戦力で戦い続けることへの不安があったのでしょう、9月に横浜FCからMW鄭容臺選手をレンタル移籍で補強しています。

「いまの世界のサッカーの傾向で、ハードワークをしない、あるいは守備をしない、走らないといったチームが勝つことは不可能です。ワールドカップでも上位ベスト8は、ほとんどそういうチームでした。FWからしっかり守備をしたり、あるいはチーム全員で守備も攻撃もやる、ベスト8に残ったチームはそういうチームでした」

 自分がとってきた戦術に自信を持っていることが分かります。
「FWからしっかり守備をしたり」というのは中山元気選手(後半ダヴィ選手も)のことでしょう。三浦監督が中山選手の働きを高く評価する理由が良く分かります。

「日本でどうかと言うと、昨シーズン優勝したのは浦和レッズです。私は去年J1でやってましたけど、浦和は極めてディフェンスの強いチームでした。もちろん点の取れるストライカーもいます。ただ得点を取るのが非常に難しいチームでした。個人も強かったでしょうし、チームの作り方のバランスも。ですから、そこを忘れてあまり現実味のないことをやったら、やはり残留するというのは難しいと思います。実際に今年、入れ替え戦も含めて、J1下位3チームはディフェンスに難があるチームです」

 J1に残留するためには、これまで以上に強いディフェンスと点を取れるストライカーのバランスがとれていなければならない、という将来のチームづくりへの思いがにじみ出ています。
「現実味のないこと」とは、金をかけないで若手を育成し、J1に残留できるチームをつくる、という夢のような構想の非現実性を言っているのでしょう。

「残留・優勝というと、やはり資本力というのは間違いなく必要なことです。例えば、J2で選手・スタッフの人件費の順を上から並べたら、東京V、京都、仙台、そしてセレッソ、福岡とほとんど順位通りです。札幌だけが例外です。J1もそうです。降格した二つは人件費をかけられなかったチームです。そこはある意味必要な事じゃないかと思います」

「札幌だけが例外です」と言い切った発言からは、札幌が今季J1に昇格できたのは奇跡的なことであり、現有戦力程度の力でJ1に残留することは不可能だ、との強い主張が感じ取れます。

 これらの三浦発言から読み取れることは、
① 来季もコンサドーレの指揮を執りたい(決意)
② J2でやってきた基本戦術に間違いはなかった(自信)
③ 今季の成績は出来すぎだ(分析)
④ 現有戦力ではJ1残留は難しい(見通し)
⑤ J1に残留できるチームづくりに必要な補強をすべきだ(要望)

 なんのことはない、いま契約更改でもめている内容そのものです。
 昇格、優勝を決めた直後の高揚状態の中で、すでに、このことに触れているということは、三浦監督の中に根強くあった強い懸念なのでしょう。

 さあ、次は、HFCが知恵を絞って、腹をくくる番です。

 と、おじさんは、思うわけです。

posted by masa2007 |19:28 | コメント(1) | トラックバック(0)