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2008年12月07日

拝啓

昨日の試合。
ピッチ練習の時ゴール裏に横断幕が掲げられました。

「愛されるクラブになるために選手・フロント・サポーターがひとつになろう。」

うろ覚えなので少し間違っているかもしれませんが、
「愛されるクラブ」
「ひとつになろう」
はあっているはずです。

ちょうど横断幕の最後の部分が僕らの陣取った座席のところだったので、
横断幕を掲げに来た彼らのうちの1人と言葉を交わしました。

最初、今回の応援自粛その他もろもろについて尋ねると、
少しバツの悪そうな表情を見せながら
「そうですね、いろいろありました。でも今回のことをきっかけに良い方向に向かっていければって思います。」
と、はっきりとした口調で答えてくれました。

それから普段の彼らの情熱や努力には頭が下がる思いだということを伝えると、
はにかんだ笑顔を見せてくれました。

最後にこれからも大変だろうけど頑張って、と伝えると、
「ありがとうございます。」
と言って席へと戻っていきました。

高校生か大学生くらいでしょうか。
とても素直な好青年でした。

きっと彼ら1人1人は本当にいい奴ばかりなんだと思います。
彼らの考えている事の根っこは間違っていないと思います。

問題なのはその表現の仕方。
問題なのはそんな彼らを導く大人の存在がいないこと。

試合終了後の優勝セレモニー後のことも。
選手とともに相手チームと戦った彼らだからこそ、
先陣を切ってアントラーズコールをして欲しかった。
目の前の試合の勝者に拍手を送るのではなく、
シーズンを通じての勝者を讃える拍手を、
悔しさをかみしめて送って欲しかった。
だって、それは自らが掲げたダンマクに対する責任でもあるのだから。

何人かが熱くなって発した言葉は、
決して彼らの総意ではないと信じているし、
もしかしたらそもそも彼らではないのかもしれない。
けれども周囲のサポーターには彼らの考え方として捉えられているであろうことが残念でならない。
だからこそ、そうならない雰囲気をつくって欲しかった。
彼らに向かって心無いアントラーズコールをした大人たちに比べたら、
彼らの方がよほど大人なのだから。


クラブやチームが変わろうとしている今、
愛されるクラブになるためには、
サポーターも本気で変わらなければならないのです。
皆が1つになる方法を探っていこうじゃありませんか。
そして彼らには若い力でもっともっと僕らをリードして欲しいと思うのです。

posted by kabao |22:17 | Consadole sapporo | コメント(0) | トラックバック(0)

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