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2012年02月03日

パリ市内観光第2日目

1982年3月24日(水)、晩の夜行列車でベルリンへ向かうため、日中はパリ観光しました。

まずはルーブル美術館へ。これが問題の写真。
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ストロボを焚かないつもりが発光してしまい、ひどく怒られてしまいました。 ここは1日では全部見れないくらい、見る物が多かったです。 ランチは手頃なレストランへ。 ここで事件が。 近くのテーブルで食事していた30歳くらいの男性が、食べている途中で急に外へ出ました。それに気づいた店員が走って追いかけてなにやら外で言い争っていましたが、やがて男性は戻ってまた食べ始めました。 無銭飲食未遂なんでしょうか。全部食べ終わる前だから呼び止められても適当に言い訳できるという魂胆なのでしょうか。 後味の悪いランチでした。 午後は蚤の市へ。ソルボンヌの赤いトレーナーが気に入って買いましたが、ガイドブックでは値切るようにと書いてあるので値切ろうとしたら「ノンノンノンノンノンノン!!」と、おばさんが凄い剣幕で怖かったです。 もともと妥当な価格だと思ったので値切らなくてもよかったのですが、日本人は値切ろうとせずに買うカモと思われたら良くないかと思って値切ろうとしました。 ここでまた事件が。 人混みを歩いていたら、前を歩いていた青年2人組の歩きが急に遅くなったのです。2人のうち1人がウォークマンを操作し、故障したそぶり。 すると後方から歩いてきた別の青年2人が、早く歩いてくれないかという感じで迫って(接触して)来たのです。 4人に挟まれてしまったわけです。 私は何か嫌な感じがして横に避難し、友人にも促したのですが、すでに友人のショルダーバッグのファスナーが開いていました。 バッグにはカメラが入っていたくらいで、財布は入れてなかったせいか、何も盗られないですみました。 私と同じくらい(当時私は22歳)の年齢の4人組でした。 危ない思いをしました。 憧れの花の都パリの現実です。 そういえば、歩道は犬の糞だらけでしたが、その後、パリ市は清掃に力を入れていると聞きましたがどうなんでしょうか。 飼い主の意識が変わらないとダメという気がしますが、変わっているでしょうか? 最後に下水道博物館へ。当然、博物館は地下にあります。 レ・ミゼラブルでジャンバルジャンが下水道を走って逃げるシーンがありますが、パリでは下水道網が古くから発達しています。パリの電線が地中化しているのも下水道網のおかげだそうです。 市内観光を終え、パリで最後の仕事。 今回の旅行の最後はロンドンですが、ユーレイルパスではドーバー海峡の船やイギリス国鉄には乗れないので、キップを購入する必要がありますが、事前に学割で買いたいので旅行代理店へ行きました。 今後の行程だと、ベルギーのオステンドからドーバーまで船に乗るのが便利なのですが、フランスの旅行代理店でベルギーからイギリスへのチケットを購入できるのかわかりませんが、ダメ元で窓口のパリジェンヌに聞いたら、This is France と言われてしまいました。やっぱりねぇ。あっ、でも珍しくフランス人が英語しゃべってくれたので、少し嬉しかったです。 ダメだったときはフランスのダンケルクからドーバーへ渡るのを考えていたので、ダンケルク→ドーバー→ロンドンのチケットを買いました。 おかげで数日後に列車乗り換えのため、またもパリに寄ることになりました。 パリ北駅(Paris Nord)の周辺には、殻付きの生牡蛎を売っている店が軒を連ねていました。釧路や函館なら、駅そばで海産物売っていますが、少し内陸のパリでも売っているとは、フランス人は牡蛎が好きなんでしょう。 パリ北駅17:10発のコペンハーゲン行に乗りました。 本当は同じ時刻発のモスクワ行に乗るはずでしたが、列車がありません。 コペンハーゲン行にモスクワ行が併結されているのかと思ったけど、端から端まで車両を調べてもベルリン方面へ行く車両がありません。 じゃあ、ベルリンは諦めてスウェーデン方面でも良いかな? なんて思って乗りました。 時刻表を見ると、ベルギーのオステンド発モスクワ行に、ドイツのアーヘンから乗り換えができることがわかり、そうしようと思いましたが、時刻表を信じていいのかちょっと不安でした。 あとでわかったのですが、季節によってパリ発モスクワ行は17:10から16:20に繰り上がるようでした。 1日パリ観光をし、いろいろと事件もあり、さらにモスクワ行の列車がないなどであたふたして疲れてます。
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最初はコンパートメントに私と友人だけでしたが、途中で満員になりましたが、ベルギーに入ったあたりでは私と友人と、サンフランシスコで眼鏡店をやっているというご夫婦との4人になり、会話が弾みました。英語が通じるのはありがたいです。 とても真面目なご主人で、時事問題なども話題になりましたが、政教分離の話は難しかったです。結局、彼は政教分離が良いのか悪いのか、私の英語力ではわからなかったです。 ご夫婦は終点のコペンハーゲンから乗り換えてスウェーデンへ行かれるとのこと。 で、私と友人はベルリンに行くので、ドイツに入ってすぐのアーヘンで乗り換えです。 本当にベルリンへ行く列車に乗り換えできるのか不安でしたが、サンフランシスコの人がドイツ語ができるため、ドイツ人車掌に聞いてくれ、間違いないと教えてくれました。 オステンド発モスクワ行の列車ですが、ソ連は線路幅が違うので、座席車と食堂車はワルシャワ止まりで、寝台車はソ連国境で2時間停車して台車を交換してモスクワまで行くという凄い(?)列車です。 初めて行く共産圏。想像の100倍スリリングでした。明日紹介します。


posted by かもめ |15:08 | 海外旅行 | コメント(5) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:パリ市内観光第2日目

かもめ殿

>飼い主の意識が変わらないとダメという気がしますが、変わっているでしょうか?

西宮市移住で日本に帰化した仏生まれのギタリスト智有蔵人(旧姓クロード・チアリ)
さん本人の話ですが、来日して驚いたのは犬を散歩させている人全員!が糞を入れる袋を
持って実際に糞を回収していた事です。フランスでそうする人は殆どいないそうです。

なぜでしょう?と聞くと「表向きは犬の自由と個性を尊重するからと言うのですが
フランス人はかつて人間の糞も街中に散乱させていたので多分伝統でしょう」(^▽^;)

posted by 大阪帰りの道産子| 2012-02-03 18:53

フランスの香り高き伝統

オオドサ殿。
たしかにベルサイユ宮殿のトイレ事情は有名ですよね。
フランスで香水が発達するにはわけがあるというものですよね。

posted by かもめ| 2012-02-03 19:56

Re:パリ市内観光第2日目

そういや、街の中でも犬を連れている人が多かったですね。糞はあまり感じませんでしたが・・・・。

それと歩きタバコのなんと多いことか。ちゃんと歩道に灰皿あるのでそこに捨てる人が多かったですけど。そんな匂いもきにならなかったですけど。

パリ発モスクワ行の夜行列車の旅は子供の頃に買ったヨーロッパの鉄道の本に乗車記が載っていたのを思い出します。実家にまだあったかな。捨てたかな。明日実家に帰るのでさがしてみます。

ミロのビーナスの展示場所は今とは違うみたいですね。

posted by こんびに♪| 2012-02-04 00:09

Re:パリ市内観光第2日目

こんびに♪さん、こんにちは。
歩きタバコが多くても、レストランなど屋内は禁煙だから良いですよね。
屋内も屋外も、どちらもタバコ対策は必要ですが、優先順位からすると屋内が先だと思うし、日本は遅れていると思います。

posted by かもめ| 2012-02-04 18:25

Re:パリ市内観光第2日目

そういや確かにレストランは禁煙でしたね。釧路、旭川はともかく札幌でもまだまだ禁煙の場所少ないと土日の帰省で実感しました。

posted by こんびに♪| 2012-02-05 18:26

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