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2012年02月01日

シャモニー・モンブランとTGV

1982年3月22日(月)、シャモニーのホテルをチェックアウトして、モンブランのロープウェイに乗ります。
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フランス国鉄の駅です。ロープウェイ駅まで徒歩10分くらいだったと思います。 シャモニーの駅や町中には日本人の姿は見かけなかったのに、どこから湧いてきたのか、ロープウェイの駅は日本人の団体で超満員でした。 乗車までかなり長時間並びました。 ときどき駅員さんが「マエエ~」と、大声で日本語みたいな言葉をしゃべっていたのですが、やはり日本語なんでしょう (笑 モンブランに興味があったのは、第1回冬季オリンピックが開催された地だということと、私が行く少し前に両親がロープウェイに乗った話を聞いていたこともあります。 ちなみに母が高山病で具合悪くなって下山時は優先乗車だったそうです。 ロープウェイの終点。
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寒くてふるえています。ここの標高は3842m。富士山頂よりも高いです。
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モンブラン山頂はここより1000メートルくらい上の4810m。西ヨーロッパ最高峰です。 (コーカサスはヨーロッパではないとして、モンブランがヨーロッパ最高峰だという考えもありますが)
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山頂のあちら側はイタリアです。10kmくらい左はスイスです。 スキーヤーなんでしょうか、稜線にたくさん人がいました。
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シャモニーからジュネーブまで移動しましたが、列車でシャモニー・ジュネーブ間を移動する人はほとんどいないようで、スイス国境からは1両だけで、しかも他に乗っていたのは日本人数人だけ。 そんな路線だから、95kmを3時間もかかりました。そういうところをのんびり行くのも悪くありません。 終点のジュネーブも、TGVが発着する駅ではなく、町はずれの小さな小さな駅で、本当にここがジュネーブ?と心配していたら駅員さんが乗ってきて、なにやらフランス語で言うのですが、きっと「終点だけど、折り返すのか?」と言っていると思ったのですが、それをフランス語で確認するだけ私はフランス語はしゃべれないのですが、とっさに「フィニッシュ?」と言うと、駅員さんも「フィニッシュ!!」。他の日本人も私に続いて下車しました。 ちなみに、競技等でゴール地点に到達することを「ゴール」というよりも欧州では「フィニッシュ」の方が通じると聞いていたからです。 「ゴール」というとあちらの人は得点を連想するかも知れませんね。 ジュネーブからパリ・リヨン駅まであこがれのTGVに乗りました。 開業して半年くらいだったので、最高時速は260kmでしたが、翌年に270kmになりました。
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中間車は連接台車です。
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よく、「両端が機関車で中間が客車」といいますが、一番機関車よりの客車の台車(写真中央)にもモーターが付いています。 なお、2階建てのは中間台車(連接台車)の一部にもモーターが付いているし、開発中の新型車は全軸駆動軸だそうです。
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初期の東北新幹線と同様、座席は回転しないので、中央に向かってお見合いの座席配置です。(東北新幹線は反対に背中合わせ)。 ちょうど中央の席だったので、向かい合わせ4人の場所になり、半固定式テーブルが付いています。広げるとこの2倍の面積になります。 食堂車はなく、飛行機のように座席に食事を運ぶ方式のミールサービスがあります。 機内食のように、温めるだけで出すのかと思うような食事で、ちょっといまいちでした。食器もまるで機内食ですから。 デザート(ケーキ)がいるかどうか聞かれたのですが、別料金なら不要と言いたかったけどフランス語がわからないこともあって注文しました。 激甘ケーキだったので、やっぱり断ればよかった。 無事、パリに着きました。 パリは物価が高いので安いホテルにしようと思い、すぐに安宿が見つかりました。


posted by かもめ |12:27 | 海外旅行 | コメント(0) |

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