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2017年05月31日

鳥栖遠征記・大隅線廃線跡探訪

JAバンクに行って来ました。コンサのキャンペーン定期です。和寒では私が初めてだとか。今日が最終日なので私一人なのか。

さて、桜島に上陸です。誤解があるといけないので書いておきますが、桜島にはなんら用はなく、桜島観光等をするわけではありません。

桜島は大正時代の噴火によって東側が大隅半島と陸続きになり、島ではなくなっていて(桜半島か)、鹿児島市から鹿屋などへ行くには桜島(桜半島?)へフェリーで渡るのが便利なのです。
(九州も島だから依然として島だというツッコミはなしで願います。そんなツッコミするのはお前くらいだとツッコまれそうだけど。)

鴨池・垂水間にもフェリーがありますが、鹿児島中央から鴨池まで少し距離があるし、そちらのフェリーは便数が少なく、桜島フェリーを利用するのが確実なので、桜島に鹿屋の人が迎いに来てもらうという算段でした。

かつて大隅線という国鉄の路線があり、廃線跡を見学するのがこの日のミッション。
垂水市内の廃線跡。この土手を列車が走っていました。
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反対側は道路に転用されています。いかにもというカーブ。
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旧垂水駅は、ホームの一部と線路が残されています。
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かつて志布志や鹿屋などの人たちはここで列車を降りて徒歩で垂水港へ行って鴨池までフェリーに乗って鹿児島市へ行ったものなのです。 ちなみに、旧大隅線は鹿児島湾をぐるっと回る路線で、鹿児島市へは遠回りなので鉄道で鹿児島市へ向かう人はほとんどいないせいもあり、大隅線は早くも1987年に廃止になっています。 鹿屋市は平成の大合併で霧島市に抜かれるまでは鹿児島県第2の都市で、現在でも第3位の人口なのですが、それだけ人口があっても鉄道が廃止になるんですね。まあ、鹿児島県は鹿児島市以外に大きな都市はなく、鹿屋は10万人で、そう特別大きな都市ではありませんが、県内第2・第3の都市に鉄道がないのは沖縄以外はここだけではないだろうか。 ちなみに、鉄道のない町の人口ランキングでは、沖縄を除くと鹿屋が第1位です。ベスト10はこちら。 ここは線路跡で、
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反対側は廃トンネルになっています。
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トンネルの反対側に来てみました。ここからしばらく線路跡の大半が道路になっています。
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旧新城駅というとても地味な駅だった、こんな場所でも鉄道があったことを後世に伝えるようホームと線路が残されています。素晴らしいです。
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北海道でこれだけ路線のあちこちで鉄道記念公園を整備しているところはありませんよね。 このトンネルは道路に転用されていますが、拡幅してないので交互通行です。
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鹿屋市にあった古江駅は駅舎が保存されています。
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すぐそばに港があり、以前は鹿児島市や指宿へ船が出ていたので、かなり賑わっただろうと思います。 大隅線も、初めはここと鹿屋を結ぶ区間から工事が始まったくらいです。ただし、資金難で違うルートになり、ここの開通は少し遅れますが。
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C-58
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キハ20
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期待通り15分早いフェリーに乗れたおかげでこれだけたくさん廃線跡を見学させていただけ、講演にも十分間に合いました。 今回見学できなかったけど、鹿屋の近くの大隅高山駅は、内之浦の最寄り駅だったので、ロケット関連機材の積み下ろしもした駅なので、今度訪れるときは見学したいと思います。


posted by かもめ |07:55 | 鉄道(船舶・航空機等) | コメント(0) |

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