2016年04月16日
祝・北海道新幹線開業 競争力検証完結編
今日も九州新幹線は全面運休で大変なことになっていますね。早期復旧を祈っています。 九州新幹線が全通したのは5年前(大震災の翌日)でしたが、、全通当初、苦戦しました。 博多・熊本間は118.4㎞で、札幌・旭川間よりも少し短い程度の距離で、高速バスだと2時間5分で2,160円です。回数券だと1枚1,645円しかしません。 ところが新幹線だと、5,130円もするのです。これでは競争力が弱いのは当然で、あとになってから大幅な割引きっぷを発売するようになり、一番安いのは、2,350円です。 半額以下とは驚きです。普通列車とほとんど同じです。 これほど安くしないと競争力がないのです。 特急料金を高く設定し過ぎたのです。 博多・熊本間の特急料金は3,000円ですが、同じ距離の東京・三島間は2,250円です。 同様に、博多・鹿児島中央間は288.9㎞で、札幌・函館間の距離よりも少し短いのですが(小樽経由と同じくらい)、新幹線だと14,050円もします。片道です。これは明らかに高すぎますよね。 札幌・函館間はJRの企画きっぷだと、往復でも15,000円くらいですから、いくら新幹線とはいえ、倍近い(距離が少し短いことを考慮すると、ほぼ2倍)のは高すぎだと、誰しも感じるでしょう。 でも、ネットで買えば、博多・熊本間と同様、半分くらいの値段で買えるのです。 博多・鹿児島間の高速バスは往復だと8,230円なので(札幌・函館間のバスもそれくらい)、新幹線片道7000円の割引きっぷは妥当なものでしょう。正規料金が14,050円はありえません。 函館・東京間は、正規料金で18,000円くらい、回数券(新設)で16,000円くらい、ネット割引で14,000~15,000円くらいにしないと競争力がないと思います。 これだけ安くしても、乗客が2割以上増えれば減収になりません。 実は、新函館北斗・東京間と東広島・東京間は、全く同じ863㎞なのです。 しかし、東広島・東京間は18,940円で、新函館北斗・東京間は、22,690円で、後者は2割も高いのです。 普通運賃はほとんど同じで、特急料金が前者が6,900円、後者が1.5倍以上もする10,620円なのです。 いくら青函トンネルの維持費がかかるとはいえ、あんまりです。東海道山陽新幹線よりも4000円近く高いなんて、完全にぼったくりです。 14日前までまでネットで買えば25%安い、17,010円のきっぷがあるのはせめてもの救いですけど、この価格設定はひどすぎます。 せっかくの設備なのですから、安くしてより多くの人に乗ってもらいたいものです。 もしも札幌まで新幹線が延伸した場合、札幌と新函館北斗の距離は博多・鹿児島中央間と、ほぼ同じか、少し短いと思いますが、片道14,000円くらいにするのではと思うと、なんだか延伸開業することが、あまり嬉しく感じないのですよね。
posted by かもめ |07:28 | 鉄道(船舶・航空機等) | コメント(2) |
スポンサーリンク
スポンサーリンク
この記事に対するコメント一覧
Re:祝・北海道新幹線開業 競争力検証完結編
お久しぶりです、だいぶん日常が戻ってきた戦艦@熊本です
新幹線、在来線や高速道路の復旧の早さにはびっくり&歓喜でした!
熊本〜博多間再開当日に乗りましたが熊本〜新玉名間は時速70キロと在来線よりゆっくり?でしたが、今日乗ったら遅れは通常プラス3分になっていました!
早朝の熊本駅には県外、九州外から来られたであろう作業服を身にまとった方々が多数おられ、ありがたく感じました
posted by 戦艦バケツシップ| 2016-04-29 18:03
Re:祝・北海道新幹線開業 競争力検証完結編
戦艦バケツシップさん、こんにちは。
大変だっただろうと思いますし、まだしばらく落ち着かないとは思いますが、来年、鳥栖でコンサの試合を見るため、鳥栖が降格しないよう応援頑張ってください。
posted by かもめ| 2016-04-30 10:29