2015年09月28日
博多遠征記・その4
21日朝に松山に到着。この日は夕方まで自由時間なので伊予鉄道全線完乗予定。(ただし、一部は翌早朝に乗車) いよてつは市内の路面電車と、3方向の郊外線とがあります。2000円の2DayPassを購入。郡中線の郡中港(JR伊予市駅前)まで行く列車。郊外線3路線のうち、2路線は単線です。それにしても狭いところを走るのですね。こんなに線路際まで家があるなんて、そんなに鉄道好きが多いの? スプリングポイントです。向こうから来た列車は右に入ります。こちらから(直線側)を来た列車は、可動部分を押しのけて進み、通過後はスプリングでまた元に戻ります。スプリングポイントは路面電車によくありますが、路面電車と違って、必要に応じ、切り替えができるレバーがありますね。 スプリングポイントは高速通過できない欠点がありますが、どうせスピード出さない(出す場所にない)から問題ありません。 JR小浜線では、これがネックになって時間がかかっているそうですが。 高浜へ行く路線だけは複線です。(最後の1区間だけは単線ですが)大手町駅は路面電車と郊外電車がダイヤモンドクロス(直角に平面交差)する、全国唯一の場所です。このため、通常、路面電車は600ボルト、郊外電車は1500ボルトの電圧のところ、いよてつはどちらも750ボルトです。かつて京都の路面電車と平面交差していた京阪も750ボルトでしたが、その電圧では長い列車編成にできない問題がありましたが、京都市電が廃止になってから1500ボルトに昇圧しました。 いよてつは2~3両しかないので750ボルトでも支障ないのでしょう。 高浜線は、JRとの立体交差があります。JR(在来線)と私鉄が立体交差する場合、たいていは私鉄がJRをまたぎますが、ここでは反対にJRが私鉄の上をまたぎます。高浜線は四国で最初に開通した鉄道で、JR予讃線はあとからできたからです。 終点の高浜駅です。離島や呉・広島へ行く港があります。だから四国で最も早く鉄道が開通したのでしょう。 すぐ近くにある三津浜港は、かつては愛媛の(四国の?)玄関口でしたから。高浜駅の隣の梅津寺駅には本物の坊ちゃん列車のSLが保存されています。現在走っている坊ちゃん列車はレプリカで、しかもディーゼルエンジン駆動です。こちらは1888年の開業時のオリジナルSLです。残念なことに部品の盗難や破壊などのため、檻に入れられています。悲しいですね。道後温泉へは路面電車で行きます。今まで四国にハンズはなかったのですね。坊ちゃん列車はディーゼルエンジン駆動なのに、なんでパンタグラフがあるかわかりますか?動画はこちら。 ヒントをいくつか出します。松山市駅前電停ではパンタグラフを格納しています。道後温泉駅(留置線)でも格納しています。そもそもここには架線がありません。松山市駅前発車時の動画はこちらですが、こちらでもパンタグラフは出していません。 市内電車の路線にはポイントが何か所かあります。かつて、信号係りが半地下のドームなどにいて、電車の行き先を見てポイント切り替える方式の路面電車も存在しましたが、今はそういうのはありません。 松山では、トロリーコンタクター方式で、架線にパンタグラフで叩くスイッチがあります。このスイッチは近接して2つありまして、連続して叩くと右折、1つ叩いてから停車し、10秒くらい経って発車し、2つめを叩くと左折というシステムです。 これでおわかりですね。 ポイントの手前だけ、パンタグラフを上げるのです。
posted by かもめ |11:40 | 鉄道(船舶・航空機等) | コメント(3) |
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この記事に対するコメント一覧
Re:博多遠征記・その4
かもめ殿
>そんなに鉄道好きが多いの?
今は高架になってしまいましたが昔、阪急宝塚線庄内駅の近くの友人宅に泊まりましたが
勝手口を開けたら目の前スレスレで電車が通過して本当に驚きました(@_@)阪急はブレーキ
の音が鋭い金属音なので御家族は電車が嫌いな様でした(^^;
posted by 大阪帰りの道産子| 2015-09-28 15:20
Re:博多遠征記・その4
かもめ様 (^^♪
お久し振りです^^
遠征土産・・・ご馳走様でした!
ビーツ・・・今年も亦沢山・有り難うございます。
(残念な事に腕が今イチで貴重な食材が可哀そう(~o~)。
☆来月もー宜しくお願いします!!
posted by こじ華ちゃんのはは| 2015-09-28 16:18
Re:博多遠征記・その4
オオドサ殿。
阪急なら朝から晩まで頻繁に走るから、嫌になるでしょう。
こじ華ちゃんのはは様、コメントありがとうございます。
今回は良く育ちましたが、巣が入ってなければ良いのですが。
posted by かもめ| 2015-09-28 17:34