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2013年02月25日

降雪量ランキングその1

今年は雪の多いところが多いようですが、実は上川地方は雪が少なく、和寒も旭川も、平年の2/3くらいしか降っていません。

オオドサが、豪雪地帯に大都市があるのは世界的に珍しいと書いてますが、確かに日本以外ではバッファローくらいですよね。そのバッファローでも、年間降雪量は札幌の半分以下です。
バッファローほどの大都市ではなく、普通の都市部で全米一豪雪地帯のシラキュースですら、年間降雪量は札幌の半分強しかないようですから、豪雪地帯になんぼでも都市がある日本は異常と言っても良いかもしれません。

日本で100万人以上の都市における積雪量(累積年間降雪量の平年値)のランキングを調べてみました。
1位 札幌市 597cm
2位 仙台市  71cm 
3位 京都市  19cm
4位 横浜市  13cm
5位 広島市  12cm
6位 東京   11cm
7位 福岡市  4cm
8位 大阪市  3cm
9位 神戸市  2cm

なお、さいたま市と川崎市はデータがありません。

海外の100万人以上の都市の積雪量のグラフはこちらをご覧ください。とても参考になります。

以下、30万以上の都市の15位までのランキングです
1位 旭川市 743cm
2位 青森市 669cm
3位 札幌市 597cm
4位 富山市 383cm
5位 秋田市 377cm
6位 金沢市 281cm
7位 長野市 263cm
8位 新潟市 217cm
9位 仙台市  71cm
10位 岐阜市  47cm
11位 宇都宮市 28cm
12位 前橋市  24cm
13位 京都市  19cm
14位 水戸市・名古屋市 16cm
参考:バッファロー(ニューヨーク州)244cm 
   デンバー(コロラド州)156cm
なお、郡山市、高崎市、いわき市などはデータがありません。

次回は人口20万人以上や5万人以上などのランキングを紹介したいと思います。

posted by かもめ |18:02 | 気象 | コメント(4) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:降雪量ランキングその1

興味深く拝見しました。秋春制反対のための貴重な資料になりそうです。

posted by こんびに♪| 2013-02-25 20:07

Re:降雪量ランキングその1

こんびに♪さん、こんばんは。
このシリーズ最後はJ各チーム所在地の積雪量ランキングを披露しようと思っています。

posted by かもめ| 2013-02-25 20:33

Re:降雪量ランキングその1

かもめ殿

>豪雪地帯になんぼでも都市がある日本は異常と言っても良いかもしれません。

以前、子供向けの稲作の歴史のビデオ副読本を作った時に協力して頂いた、大阪長居の
自然史博物館の研究員の方が「日本海側の積雪地は住み難いのですが西日本の瀬戸内
や太平洋側の様に、日照りに拠る慢性的な水不足に悩ませられる事が無く、安定した米作
が可能だった」と聞きました。

北陸・東北の日本海側は夏はそれなりに気温が上がるので冷害の心配も少なく冬の積雪が
天然のダムとなり積雪地の都市部に安定した水資源を供給します。ですので豪雪地帯でも
加賀百万石の様に大都市が形成されたのでしょう。

それにしても人口46万人の金沢市でも3メートル近い積雪なのですね。

posted by 大阪帰りの道産子| 2013-02-25 22:22

Re:降雪量ランキングその1

オオドサならご存じでしょうけど、美味しい米作りには、きれいな水が必要ですから、ため池の水ではなく、豊富できれいな雪解け水がある北海道・東北・新潟・北陸は米作りに適しているのでしょう。

posted by かもめ| 2013-02-26 12:56

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