2008年07月04日
もうひとつの開幕戦
以前、 サポーターの誰かが言っていた。 「札幌には開幕が2度ある。」 札幌ドームのおかげで春先や秋口、 いや、夏の暑い日だって快適にサッカー観戦ができてしまうのは、 とても幸せなことであるのだけれど、 それはまるで、1年を通してイチゴが食べられるようなもの。 食べ物に旬があるように、それがたとえ猛暑や雨、雪だったとしても、 季節や自然を感じながらサッカー観戦できる喜びは厚別ならでは。 札幌ドームで飲むビールだって美味しいけれど、 厚別の炎天下で飲むビールには敵うわけがない。 それに、 厚別でのゲームが1試合や2試合なら「開幕」などとは言わない。 ホームゲームの約半分近くを開催するから「開幕」なのだ。 そしてなによりも、 サポーターの思いが詰まっているからこその「開幕」。 いや、本当は札幌ドームだって良い試合や劇的な試合、 思い出に残る試合はたくさんあるはずなのだ。 それにもかかわらず「厚別」に対する思いというのはきっと、 足を運んだ人にしかわからないんだろう。 聖地だから勝てるなんて思わない。 厚別だから流れを変えられるなんて思わない。 でも、そう思わせてくれるのが我らの厚別。 俺達の厚別が始まる。
posted by kabao |22:48 | Consadole sapporo | コメント(2) | トラックバック(0)