2008年05月19日
クラブは誰のもの
開放政策で発展を続けるロンドンを扱ったNHKスペシャルで、 外国人資産家によるサッカービジネスの話題が取り上げられていました。 番組に登場したのは、 ロシア人オーナーのチェルシーと、 タイ人オーナーのマンチェスターシティー。 その中でも、 多額の投資によりクラブの収益を倍増させたチェルシー。 チームの好成績により、入場料収入も、関連商品の売り上げも、飛躍的に伸びたそうです。 一方、筋金入りチェルシーサポーターであるロンドン市民労働者は、 チケットの値段の高騰でスタジアムへ足を運ぶ事ができず、街のパブで試合を見る日々。 チケットは一番安いものでも10,000円もするそうです。 ロンドン在住のロシア人は「チェルシーはロシア人のもの」と言い切り、 地元労働者サポーターは「強いチェルシーのためには、(スタジアムに行けなくても)仕方ない」と。 ロンドンは街が推し進める開放政策という事情があって、 サッカーがビジネスとして外国人資産家を受け入れている街です。 日本で同じような事が起こりえるのかどうか、 日本のチームや、僕らのチームで同じようなことが起こったら。 同じような立場に立つ者として、 労働者サポーターの心の葛藤だけが強く心に残りました。 果たして、僕達のチームには どのような未来が待っているのでしょう。
posted by kabao |23:48 | Others | コメント(0) | トラックバック(0)