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2008年03月11日

遠くて近い道

鹿島戦で感じたことを少々書いておきたいと思います。

対鹿島ということで札幌の選手を見たときに、
「通用するな」と感じたのは、ダヴィクライトンの2人。
ダヴィは身体能力、特にスピードと独特のステップがJ1のDF相手でもいけると思いました。
クライトンは体の強さを生かしたボールキープに長けているなと。だからこそ、前を向いてプレーのできるボランチでこそ見てみたい選手だと思いました。鹿島戦でのFW起用は本当に緊急避難でしかないでしょう。

あとスナは、守備に終われる時間が長く持ち味を十分に発揮できませんでしたが、クライトンがボランチに入れば、攻撃に力を発揮する時間も増えるのではないかと期待しています。また、攻撃的という部分では大伍や、途中出場でしたが征也岡もっちゃんも、押し込まれる時間が長く持ち味を出せないまま終わったところはスナと同じだったかもしれません。

キャプテンデビ純は、鹿島の中盤に翻弄されてどこを押さえにいったら良いのか迷いながらプレーしていたように感じました。特にキャプテンはハードーワークが影を潜めていた印象しか残りませんでした。デビ純はプレーはハードに気持ちは冷静にいって欲しいですね。

最終ラインは4人とも頑張っていました。頑張ってはいましたが、個々に頑張っていた感じだけで、ラインとして、グループとしての頑張りというかまとまりを感じませんでした。メンバー的にもセンターに新しい2人が入ってまだ連携不足なのかもしれませんが、連携が生命線の札幌の守備ですから、どこまで連携を深められるか今後に注目したいと思います。

最後に優也。決定機やPKを決めるセーブは素晴らしかったですが、高木のような安定感や落ち着きは少なかったです。まあ、それが優也の持ち味でもありますから、4失点にめげず、良いイメージだけを残して次につなげて欲しいと思います。

そんな訳で、鹿島とは非常に大きな実力差を感じました。
組織を打ち破る個、というよりは最終的に個対個なんですね。
パス、トラップ、判断、競り合い、オフザボールでの動き、
全てが格段に違いました。
だからこそ、
だからこそ鹿島と互角に戦えるようなチームを目指す、
そのこと自体が今期の最低で最大の目標達成への近道ではないかと思うのです。

posted by kabao |22:03 | Consadole sapporo | コメント(2) | トラックバック(0)