2008年08月22日
福島県大野病院の判決「無罪」
医療崩壊を耳にする機会も多くなってきた今日この頃,その先駆けとなっていた事件の一審判決が出ました。 被告医師は無罪 色々と解説してくれているブログをながめてみる限り,医師側立っているブログでもそうでないブログでも,妥当な判決と受け止めているようです。私も正直,良かった,と思ってしまいました。 控訴をするのかしないのか,今のところ分かりませんが,誰も得をしていない現状,刑事裁判としてこれ以上続けることはあまり得策ではないように思います。 図らずも被害者となってしまったご遺族にはかける言葉もございません。ただでさえ受け止めがたいことであった上,日本中から注目を受けてしまい,さらには医師と司法の対立に巻き込まれる形になってしまったことは,なんとも言い尽くせない思いを感じます。 今後どのような形ででも,これから依って立つ「真実」を見つけられることをお祈り申し上げます。
と書いての続きでこういうことを書くのもなんですが。。。 ブログを色々とながめていて気になったのですが,この事件が扱われはじめた頃は,亡くなった方やご遺族へのお悔やみから記事が始まることが多かったのですが,節目となるこの判決を扱う記事では,ほとんどみられなくなっちゃいましたね。 事件自体は4年前ですし,公判開始からなら1年半で,もうそういう時期ではないのかもしれません。また,いままで受けたマスコミ・行政・司法からの仕打ちについてへの反動なのかもしれませんが,この辺はちょっとどうなのでしょう。 最近医師ブログの中には,少しばかり自らを見失いつつあるようにも見えるところがありますが,そのうち見えない敵と戦い続ける医師ブログ,みたいにはならないことを祈るばかり。。 今までは医師はある種の迫害を受けている被害者ではあったのでしょうが,流れが変わりつつあるなか,今後どのような形になっていくのか,少し興味深いです。
posted by cudos |16:20 | 医療 | コメント(0) | トラックバック(1)
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