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2021年03月13日

みなし開催の件

3月13日 STVラジオ GOGOコンサドーレ
野々村社長

 (連戦で怪我人が出ているところでの中止は)プラスに捉えられると思う。ただ後でどこかでやらなきゃならない時に過密になるとか、より不利になるということもあるので一概には言えないが、今のタイミングでプラス要素を探すとしたらそういうところもあるかもしれない。
 でも僕は全然プラス要素にはならないと思うクラブからすると。うちの開幕戦で12000人が来てくれて、多くの人が集まってくれる状況が今ある中でホームゲームができるということは完全なホームアドバンテージがあって、いいパフォーマンスが出せる可能性と、クラブの売り上げというところ含めて明らかにやりたかったゲーム。でもこれは仕方ない。ルールだし当たり前。コロナの状況だし、ガンバの皆さんには早く良くなって、気持ちよくサッカーができるようになって欲しいけど、こちら側から見ると決してプラスではないというのはある。そんなことも分かった上でみんな今シーズンやっている。リーグが0-3みたいなルールを設定した。賛否は当然あるし、言いたいことは去年の決まる前に僕も散々言って、それでもこのルールでやると決めたとなら、選手、クラブはそのルールの中で戦うしかない。どんな不利益があったとしてもそのルールにのっとった中で結果を出す、それだけ。
 代替試合をどうするかというのは相当難しい問題。もともとスケジュールがない中で、インターナショナルマッチウイークとかに試合をはめるというのはサッカーの世界ではありえないこと。そのありえないところで両チームが合意できればもしかしたらやってもいいのかもしれないとかいろいろあったりする。
 ガンバのことを考えるといつになってもゲームをやってあげた方がいいじゃないですか。その方がなんとなく公平だなという感じがしますよね、みなし開催、0-3扱いにしないで。だけど、一応原則としてはみなし開催は1ヶ月をめどに開催できるかどうかを考えるというのが原則としてある。ただ1ヶ月でこれを消化するのは無理、ほとんど難しいとしましょう。じゃ、原則を少し破って2ヶ月先、3ヶ月先まで代替試合を探していきましょうということをもし際限なくやるとすると、ガンバが消化できなかった6試合のうち例えば1試合を10月とかに設定するとなると3月にクラスターが出てしまったガンバは、原則を引っ張って6試合できるようになったとしても、9月にクラスターが出ちゃったチームはできなくなっちゃいますよね。だからそこを考えて原則1ヶ月ということをやっているはず。ただ心情的に僕らもドームでもう一回ガンバとやりたいっていう思うがあるから、探し続けることはできるんだけど、ルールの趣旨からすると早めに決まらない試合はやっぱりそこで粛々と、これは僕らが考えることではないけれど、リーグが日程を調整できない場合はみなし開催とするしかないとは思います。それがルールで、そういうことも分かった上で、全チームやっているので、リーグは大変だと思いますけどどこでどう判断するかという問題はありますよね。
 これ、発表されていないかもしれないから他のチームのことは言わないけど、うちのチームのことだけいうと、うちとガンバの試合に関してだけ言うと、0-3のルールに基づいたみなし開催の扱いのゲームですということになっている。他のチーム他の試合の扱いについては僕の口からは言わないですけど、場合によってはみなし開催の扱いになっていないような試合があったとすると、また話が変わってきちゃうので、今話するのはうちのゲームで0-3扱いになっていますと言う前提で話をすると、この先代替日が決まらなかった場合、、、決めようと思えば11月とかに伸ばせば決まるじゃないですか。でもそれをやっちゃうと9月10月にクラスターが出たチームとの不公平感が出るしルールにあまり基づいていないので、そこまでは多分引っ張れないと思う。で、直近のところで探してなければ0-3扱いのゲームだからうちが0-3ということになるんだと思う。で、常識の範囲内で代替日が合意の上で決まって、今度コンサドーレにクラスターが出た場合は、コンサドーレの責任になるわけで、両チーム0-3の負けになると言うルール設定になっている。0-3扱いかどうかがすごく大事なのは、もしこれが0-3扱いになっていなくて代替試合をやった場合でコンサドーレにクラスターが出た場合、コンサドーレの0-3負けになる。なのでまずは0-3扱いの試合かどうかという要件をはっきりさせないと、よりあとで問題になったりする。
 要は0-3になってしまう方のチームは、そのチームに責任があって、13人集められないから0-3というのがルール。でも例えば、ある時点では13人いるのにやらないってなったり、これはやらない方がいいよねとリーグが判断した場合は、両チームに責任がないってことになったりする可能性がある、世の中的にとか。でもそうなった場合、もしうちの試合がそうだとしましょう。で、再試合をやってうちにクラスターが出てしまい13人集められないとなった時は、0-3でうちが負けということになってしまう。
 あくまで13人揃えられるかられないかというのがひとつの基準。それは、陽性者または濃厚接触者。濃厚接触者を保健所が指定する前は、リーグ独自の濃厚接触疑い者というのをクラブが弾くんです。これ、ルールの設定が難しいんだけど、保健所がこのチームに濃厚接触者はいませんと言った場合、例えば今のガンバは濃厚接触者はいませんと言っていますよね、そうなった場合濃厚接触疑いの選手は本来であればできるはずなんです、13人の中にエントリーできるはずです。ただし、ここはリーグしかわからないことなんだけど、それも含めて今考えると13人いないと、結論としてはなっていくんじゃないかなと思うんだけど。
 これ、いつもあるルールじゃないから難しいんです。絶対難しいんです。リーグとしてどんなにシミュレーションしてもどんなに足りない部分は出てくる、だからと言って今あるルールをねじ曲げてまで、または度を超えるくらいの拡大解釈をしてやっちゃうと、結構大変で、辻褄の合わないことがでてきちゃう。
 コロナに関しては繰り返すけど本当に難しくて想像できないことが起こっちゃう可能性があるから、さっきも言ったけど、わかりやすく言うと、残念ながら3月にクラスターが起こってしまったチームと10月にクラスターが起こってしまったチームで明らかに3月に起こったチームが特になっちゃう可能性があるような特例を認めるのはよくない。明らかに不利益になるわけですよ、自分たちの責任じゃないのに、コロナって。そこの補正はまた別の方法で考えて、今はこのルールでやるって決めたんだったら、このルールに則って捌いていくしかないんじゃないかと。

posted by kabao |22:00 | Consadole sapporo | コメント(2) | トラックバック(0)