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コンサドーレの試合をはじめて見たのは、招待券で見た1996年伝説の厚別初戦。ペレイラのフリーキックと、オテーロのVゴールを目撃しました。娯楽の少ない北海道で、それは衝撃的な体験でした。そして実際に自分がファンからサポーターになったのは98年に、オフィシャルサポータークラブに入ってから。以来、今日までホーム全試合観戦を目標に、シーズン券を買って、応援を続け、たとえJ2の最下位になろうとも、年間に5回しか勝てなくとも、(実際になりましたが)、チームがある限り、サポであり続けることを誓って、今日まで生きてきました。

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がんばれコンサドーレ旭川

2007年12月17日

 コンサドーレ旭川ユースU-15が、高松宮杯ユースサッカー選手権で、グループリーグを1位突破。

 これはすごいことですね。コンサ旭川が入ったグループCには、Jユースが入っていなかったという組み合わせの良さを差し引いても、旭川ユースは、04年に発足し、活動を開始したのが05年で、今年ようやく3年生がそろったという若いチームだけに、グループリーグ突破は快挙といっていいと思います。

 旭川は、人口36万人、一県の県庁所在地に匹敵する人口を抱えながら、サッカー不毛の地と呼ばれてきました。これまで旭川地区でサッカーを愛好する少年たちのよい受け皿がなかったところに、旭川ユースが誕生し、地域のすぐれた才能がどっと集まったんでしょう。(旭川地域に伝統的なクラブチームが少ないため、他のクラブからの反発を受けずに、ユースを設立できたとも言います)

 実はコンサドーレは、ユースの世界では侮れない存在で、U-15は02年と203年の高円宮杯で準優勝しています。そしてこの時の主力がU18の主力となって05年の高松宮杯でこれまた準優勝。そして準優勝メンバーの西と藤田が、トップ昇格してJ1昇格の原動力となりました。

 または01年の日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)では、新居を中心としたU18が準優勝したこともあります。やはりユースの全国大会で活躍した選手が、後にトップの主力選手になることが多いんですね。

 北海道のジュニアユースサッカーは、札幌U15と名門SSSがしのぎを削る状況が続いていましたが、ここにコンサ旭川が加わることで、ますます切磋琢磨が進み、良い選手が誕生してゆく期待が膨らみます。

 決勝トーナメント進出を決めた旭川ユースには少しでも上に勝ち上がってもらいたいですね。そしてこの中から、優秀な選手がU18に進み、将来の札幌を担う選手へと成長して欲しいと思います。
 また旭川実業など、地元の高校のサッカー部に進んでもらい、旭川地域のレベルを上げる牽引力にもなってもらいたいです。


札幌日本一作戦

2007年12月15日

 日刊スポーツによれば、広島のDF吉弘充志の獲得に動いているようです。この記事のある数字を見たときに、コンサドーレ札幌が密かにある計画を進めていることに気づきました。

 その計画とは、平均身長日本一計画です。

 まずは、先ほど戦力外となった選手たちです。

	岡田 佑樹 170cm
	和波 智広 175cm
	関 隆倫 173cm
	金子 勇樹 168cm
	川崎 健太郎 175cm
	桑原 剛 170cm

 この6名の平均身長は171cm。続いて吉弘選手を含む新入団選手は、

	吉弘充志 182cm
	横野 純貴  183cm
	宮澤 裕樹 182cm
	堀田 秀平 181cm
	柴田慎吾 187cm

 平均身長は183cmで、出て行く選手たちよりも12cmも高い。
 そして今日、吉瀬選手( 178cm)のガイナーレ鳥取への期限付き移籍が発表され、また一人180cm未満の選手が姿を消しています。

 さて07年シーズンのJ1は

	FC東京	179.9cm
	鹿島アントラーズ	179.3cm
	川崎フロンターレ	179.2cm
	大宮アルディージャ	178.9cm
	ジェフユナイテッド千葉	178.8cm
	清水エスパルス	178.7cm
	ガンバ大阪	178.2cm
	アルビレックス新潟	178.1cm
	横浜F・マリノス	178.1cm
	柏レイソル	177.9cm
	大分トリニータ	177.8cm
	浦和レッドダイヤモンズ	177.8cm
	サンフレッチェ広島	177.6cm
	ヴァンフォーレ甲府	177.5cm
	名古屋グランパスエイト	177.4cm
	横浜FC	177.3cm
	ヴィッセル神戸	176.6cm
	ジュビロ磐田	176.1cm

     (出典:http://football.yi.org/database/FC/Home.foot)

 となっています。07年シーズンの札幌の平均身長177.74cmは13位になりますが、新入団の選手が全部入ったとすると、平気身長は179.37cmとなり、FC東京に次いで2位。仮に鈴木や上里がレンタルで出て、180センチ台の大型選手が二人ぐらい入ると、平均身長は180cmの大台に達して、日本一になります。

 今期の札幌は高さが大きな武器になっていました。実際に平均身長の日本一を目指しているかどうかは別にしても、J1というレベルの高いステージで、個の能力では後れを取る札幌は、高さという武器に一層の磨きをかけて、J1を戦おうとする意図が見えるようです。

 


札幌と室蘭大谷

2007年12月10日

 契約更新のニュースの一方で新入団選手も明らかになってきました。

 まずは、室蘭大谷の宮沢選手と柏ユースの堀田選手。

 ともにU18の日本代表権険のある選手。年代別代表経験のある選手の入団というところにもJ1を感じますね。J2だと年代別代表が入るのは考えにくいです。最下位の年だった04年の新入団なんて。。。

 なかでも注目はやはり室蘭大谷の宮沢選手。やはりコンサドーレに、北海道の選手が入るのはうれしいです。野球と違ってドラフトがないサッカースカウトは原則自由競争。強いチームに有力な選手が集まり、戦力格差が固定してしまうきらいがある反面、郷土出身の選手を迎え入れられるのに縛りがないという面もあります。

 しかし、宮沢選手はJチャンピオンの鹿島はじめ浦和など複数のクラブから注目されていた逸材で、J1に上がったからと言って簡単来てくれそうには思っていませんでした。
やはり札幌の中にある室蘭大谷の人脈の蓄積が決め手になったんでしょう。

 ここで札幌に在籍している室蘭大谷出身の選手、元選手を拾ってみると、三浦恵一、財前兄、深川、佐藤尽、池内の名前が上がります。つまり室蘭大谷が排出したプロ選手の主要メンバーをほぼ網羅しているんですね。欠けているのは車椅子のJリーガーで有名な京谷、京都のGK上野ぐらいでしょうか。(いずれ上野も来そうな気がします)

 こうして人名を並べて見て思うことですが、事実上札幌の強化部は室蘭大谷の人脈でつくられているんですね。室蘭開催にこだわることを含めて、札幌と室蘭大谷との間には、単に地元の強豪高という以上の深い結びつきがあるように思います。

 そうした結びつきの中で、室蘭大谷は札幌の第2ユースというような位置づけになっているんじゃないでしょうか。というと偉そうですけど、実のところは、札幌が大谷の天下り先になっているというところでしょう。

 いずれにしろ、コンサドーレは、北海道のサッカー文化向上に寄与するという大きな目標がありますから、地元の優秀な選手の受け皿になるというのは、とっても大切なことだと思います。

 これで、ますます年末の選手権が楽しみになりましたね。


祝勝会報告

2007年12月02日

祝勝会会場
みなさま、昨日はいい夜になりましたね。 私は、いったん家に帰った後、宮の沢の白恋で開かれた祝勝会を観た後、 祝宴を開き、案の定、二日酔いです。 で、頭がもうろうとしていまして、あれこれ書く力がありません。 なので、祝勝会の様子を写真で報告します。 テレビ


会開始は7時からですが、その前に最終節の試合が放映されていました。


会場


あいにく肌寒い小雨が降ってはいましたが、大勢のサポが詰めかけました。


祝勝会会場2


セレモニーはコンサドールズのパフォーマンスから始まりましたが、観客席とひな壇の間に報道陣が壁を作り、よく見えません。(こういうのは、どうにか、ならないものでしょうか)

発煙筒
ウルトラスの人たちが、発煙筒を炊き始めました。(すぐ近くだったのでビックリ) 挨拶


開会の挨拶のあと、選手全員(解雇を言い渡された人も、ケガの大塚も)、一人一人呼ばれて登場。

監督挨拶


監督からお礼の挨拶。



煙


発煙筒の煙が風で舞い戻り、場内は真っ白


サンクスウォーク


その後、サンクスウォーク。タオルマフラーなどのグッズも投げ込まれていました。


サンクスウォーク
選手が会場を一回りして、セレモニーは終了です。 水掛け


その後、水掛けをする選手たち。


結構あっけなかったけど、サポとの交流がもてて良かったです。



持ち株会のこと(すがさんの質問に答えてみる)ー下

2007年11月30日

 岡田コンサドーレが昇格するとき、HFCは市民に出資を呼びかけて、サポーター持株会を作りました。そのとき私は仲間とともに1株分の出資をした。この時、私は髪の毛一本分にしかすぎませんが、でも確かにコンサドーレ札幌の髪の毛一本分のオーナーになったんです。

 この時は、エメルソン基金とも言われ、エメルソンが去っていくと侃々諤々の議論が起こりました。その喧噪の中から石水さんが立ち現れて「本当の狙いは、サポーター持株会を筆頭株主にて、名実ともにコンサドーレ札幌を市民クラブにしたかったんだ」と言い、サポーターの集会を指さして「ここは事実上、株主総会だから」と言ったとき、私は今までこの日本にはなかったまったく新しいものが誕生した現場に当事者として立ち会っている、という興奮を覚えました。

 クラブをなぜ自分は愛するのでしょうか。
 それは、自分の子どもを愛することと似ているんだと思うんですよ。自分の子どもが、劣等生で、運動音痴で、強さ、美しさに欠けたとしても、それを理由に、子どもを愛せなくなる親はいないでしょう。自分の子どもを愛するのは、優れているからなのではなく、その子が自分の遺伝子を受け継いでいるからなんですね。

 コンサドーレ札幌を愛するのは、このクラブと私が同じDNAを共有しているからなんだと思うんですね。ここで「DNAとは一体何だ」と追求しないでください。私もわかっていません。でもやはり同じDNAを共有している。愛は合理的には説明できません。
 
 確かに経済的合理性を追求していけば、市民クラブは横道なのでしょう。強くなるためには、徹底した合理性、明快な目標、確かな責任と強力な経営力が必要なのだと思います。しかし、合理性ばかりを追求し、「市民」を排除していくクラブを私は愛せないでしょう。

 経済を追求するあまり、経済的な投機の対象、資本家の金儲けの道具となってしまったクラブならば、不採算部門だとリストラされるようになっても、だれも救おうと思わないでしょう。「市民クラブ」という理念は、横浜フリューゲルスの解散やベルマーレからのフジタの撤退という企業クラブの危機に対して、それを乗り越える理念として登場した時代もあったんですよ。

 確かに今「市民クラブ」はダメなのかもしれませんが、ダメじゃない「市民クラブ」のあり方を、私たちみんなが知恵を絞って作ることは可能だと思うんですよ。時間はかかるかもしれませんが。

 で、それができるのはやはり日本の中ではコンサドーレ札幌であり、明日の勝利はその第一歩なのだと。

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すがさん。

 長々と書き散らしましたが、やはり答えになっていませんね。あまりの難問に対して、力不足ということでお許しを。

 それはそれとして、明日、頑張りましょう。


持ち株会のこと(すがさんの質問に答えてみる)ー中

2007年11月29日

 地域住民と、地元企業、行政が一緒になって作るサッカークラブを「市民クラブ」とするならば、前回の持株会で見たように、市民クラブには、意見の集約が難しく即断即決に欠け、運営主体が明確でないことから雑音が生じやすく、無責任に陥りやすいという構造的な欠陥があります。そして株式会社の無責任は、かならず収支の不均衡というかたちになって現れます。

 チームが強くなるためには、優秀なタレントと優れた指導者、そしてサッカーに打ち込める安定した環境が必要なわけですが、そのいずれも「市民」ということと無関係に成立します。強いクラブを作るために市民クラブである必要はありません。むしろ市民クラブであることは弱体化要因とさえ言えます。

 コンサドーレ札幌も、市民クラブとしての構造的な欠陥によって、30億の累積赤字を抱え、選手強化もままならずにJ2に低迷しました。そして市民クラブとして、同じような構造をもっている福岡、仙台も、巨額な累積赤字を抱え、トップに浮上できないでいます。

 こうしてみると、企業の広告塔ではなく、「市民による市民のクラブ」という“市民クラブ”の理想は、こと株式会社という形態でクラブを運営していく以上はまったくの「幻想」、もっと悪い言葉を使えば「欺瞞」なのかもしれません。

 今回の累積赤字の解消のための原資と増資に当たって、石水さんが個人資産から2億を出して、赤字を埋め合わせるとしたのは、石水さんがコンサドーレ札幌の“市民クラブ化”を推し進め、結果として市民クラブの構造的な弊害を作った張本人の責任の取り方と見ることもできます。石水さんは、市民クラブ特有の無責任の中に逃げ込んで、“オレ知らない”もできたことを思えば、その点を評価してもよいでしょう。

 と、順を踏んで現実的に考えれば、上記のような結論に到るわけです。

 でも、やはり私は“市民クラブというロマン”を完全に捨てきることはできません・・・・という話を次回に。
 


持ち株会のこと(すがさんの質問に答えてみる)ー上

2007年11月29日

遅ればせながら、

 Re:減資に増資 posted by すが | 2007-11-24 00:21 に答えてみようと思います。


 最終決戦の相手、水戸ホーリーホックとコンサドーレ札幌とでは、大きな共通点があります。それは両チームともサポーター持株会が、筆頭株主ということ。

 札幌は、J1昇格が決定するならば、減資と合わせて増資を行い、増資うち1億をサポーター持株会が引き受けるとされています。こうすることで、持株会の筆頭株主としての位置が保たれるというのです。

 しかし持株会による増資には、強い反発も予想されています。つまり、持株会というものの実態がきわめて不透明で、これの拡大はHFCの経営の不透明さの拡大につながるというものです。

 株式会社の所有権、意思決定権は、株数の多数決よって決まります。過半数の株を持った株主は、クラブの解散や合併、取締役の解任や任命など、なんでもできます。ですから、仮に持株会がクラブの運営会社の過半数の株を握っていたとしたら、持株会は、社長を更迭することも、なんでもできてしまうんですね。

 実際に、これに近いことが水戸ホーリーホックで起こりました。今年4月、社長が電撃解任され、60%の株を握る市民持株会のなかで、最も多くの株を持っていた木材会社社長が代表取締役に就任しました。

 水戸の持株会も札幌と同じく、総会などの開催もなく、一般の会員の意見を反映させる仕組みを持っておらず、一切が闇の中で決められていくようです。こうした組織では、極端な話、株を一株も持っていなくても、持株会という不透明な組織を牛耳ることができれば、クラブを牛耳ることができるのです。

 では、持株会の中で個々の会員の意見が正しく反映されていれば良いのかというと、これも別な問題を引き起こします。個々の会員といっても、しょせんその出資額は数万円で、これを失っても痛くもかゆくもないわけで、経営に対する切迫度、出資に対する責任が非常に軽いんです。

 そうした軽い会員が数千人集まって、意見具申をしてゆけば、意見対立から収拾の困難な混乱状態となってしまいかねません。氷山の浮かぶ南氷洋を航海するタイタニックの進路を、乗客の投票によって決めるようなもので、クラブの運命が持株会会員という烏合の衆によって握られているとすれば、他の企業は近づきがたいでしょう。

 持株会組織ではありませんが、横浜フリューゲルスの解散を受けて誕生した横浜FCは、発足当初、ソシオ・フリエスタという大衆組織に運営資金を依存していました。しかしソシオと運営会社は路線の違いによって内部対立を引き起こし、それが長くチームの足を引っ張っていたのです。皮肉なことにチームが上昇気流の乗ったのは、ソシオが事実上クラブの経営から排除され、レオックジャパンがオーナーになってからです。

 サポーター持ち株会は“市民クラブ”の象徴とも言えるものですが、これまで見てきたように、日本ではチームに混乱を招くこと原因となっていますですから、持株会の勢力拡大は、“闇と混乱の拡大”となりかねないんですね。

 こうして見てゆくと、サポーター持ち株会による増資に反対意見が出るのは当然のことといえます。

 そして、(と言って中に続きます)


眠れない夜と水戸ホーリーホック

2007年11月26日

 コンサドーレに関わる前、私はどちらかというと世の中を斜に構えてみるようなタイプだったと思います。バーのカウンターの端で、スポーツでも、音楽でも、映画でも、なんでもいいんだけど、熱く入れ込んでいて視界が狭くなっている人を、フンと言いながら、しょせん・・・という感じで冷笑するというような。熱く入れ込むよりも、少し距離を置いてクールでいる方がずっとカッコいいと思っていた。

 でも今、土曜日の試合を人生最大の試練のように感じてしまう自分がいる。水戸ホーリーホックという茨城県にあるサッカークラブが、札幌のサッカークラブと試合して、そこが勝とうが、負けようが、本来は私にとって1円の得にも1円の損にもならないはず。

 それなのに、土曜日の試合ことを考えると眠れなくなるほど興奮を覚えてしまう。そして、激動の2007年の締めくくりを、こんなにもドラマチックに迎えられることをサッカーの神様に感謝している、自分がいる。2007年は土曜日の後に30日も残っているというのに。

 2部リーグから1部リーグに移る。ただ、それだけのことなのに、こんなにもドラマチックにする必要はないじゃないですか。コンサドーレというのは、まったく罪作りです。天に届くかと思うほど持ち上げたかと思うと、次の瞬間には地獄よりも低いところに落とされたりする。そんな札幌なのだから「なんか昨日、京都負けて昇格しちゃったってよ」などということがあるはずがない。期待した私が浅はかでした。
 
 12月1日。最終節。しかも相手は水戸ホーリーホック。

 はるか昔、帯広で聞いた“ホーリーホック!”という黄色い声が今も耳に残っているけど、最終節の相手が水戸とはなんという因縁。2003年3月29日、1年でのJ1復帰を目指し、ギャンブル補強に出た札幌の野望を2-4というスコアで粉砕し、その後4年も続いた大低迷のきっかけを作ったのが水戸。そして2005年5月14日、度重なる不祥事の連続で、負ければ社会的に完全に見捨てられるという試合の相手となったのも水戸。

 札幌が大きな岐路に立ったとき、いつもぶつかる相手が水戸のような気がします。そして、順位とはまったく関係無しに、それはいつも劇的な結末を迎える。ただしそれが悲劇なのか、喜劇なのかは、だれも保証してくれない。つまり水戸とはそういう相手。

 ああ、よけいに眠れなくなってしまったぜ。
 


98年と07年

2007年11月24日

 明日でJ1昇格が決まるかもしれないという段階になってきました。
これを書くと、実際にそうなってしまいそうなので、書かないでいたことなですが、実は、今日これまでの展開が、98年のJ1参入決定戦の展開に似ているような気がして、イヤな感じだったんですよ。

 98年、まだJリーグと呼ばれていた最後のシーズンに札幌は昇格。しかし、翌年からJ1,J2の2部リーグ制になることから、2チームをJ2に落とすJ1参入決定戦が開催されることにりました。

 で、9年前の11月22日は参入決定戦の初戦が神戸ユニバで行われたんですよ。

 この年の札幌は14位でシーズン終了。降格を免れたはずだったんですが、前年度、前々年度の順位ポイント加算という訳の分からない制度のために、参入決定戦に回される羽目になったんです。

 この時、参入戦4試合のうち一つ勝つと事実上残留だったわけで、対戦成績から言っても、総合成績から言っても、札幌が有利で、何となく楽勝ムードが流れていました。
 ところが、4試合を戦って、勝ち星どころか入れたゴールがわずかに1。次勝てばいい、次勝てばいいと言っている間に、4連敗となりました。

 今回は参入戦ではないんですが、ずるずると昇格決定がずれ込んで、49節からの3連戦にあと一つ勝てば昇格決定という状況は、98年に似ていると思ったんですね。

 その3連戦のうちもう2つが終わり、鳥栖に負け、京都と引き分けて、気がつけば最後の水戸を残すだけなんですよね。ここで負けても入れ替え戦2試合があるんですが、次勝てばいい、次勝てばいいという感じが、98年に似ています。

 そんな危惧をしていたんですが、京都戦で先行されたのを追いつき、追い越した展開は98年にはなかった粘りでした。あの粘りを見たときには、前回のようにならないだろうと思いました。

 98年の時は、自分もまだサッカーというものがよく分からず、デリーとウーゴさえいれば楽勝と思っていたんですが、マラドーナとバルデスのホットラインが研究されて抑えられると、どうしようもなかった。年間16位と言っても、底の浅い実力だったんですね。そうしたことがまったく分からなかった。

 でも今年は西谷、藤田が不在でも、西や岡本という新しい攻め口が生まれてきています。いわゆる5段階計画の成果なのか、9年間ですこしは進歩したと思います。(でも、こんな感じで楽観していると、同じになったりして)


減資に増資

2007年11月20日

 懸念されていた経営問題が、J1昇格を目前にして、大きく動き出しだしました。
累積赤字を原資で穴埋めして、不足分をさらに増資でカバーするというものです。

 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/consadole/61165.html?_nva=34

 27億もの超過債務をかかえたHFCの増資を引き受ける奇特ものなどいないと思っていましたが、石水さんが個人で2億出資されるそうです。

 私、以前、ここでこんなこと書いてしまいましたが、

 http://www.consadole.net/hm1644/daily/20070829

 ここに書いたことが、かなり現実味を帯びてきたんじゃないでしょうか。

 それは別として、気になるのは石水さんとともに持株会が1億の増資を引き受けるということ。実は私も持株会のイチ株主なんですが(とっくに忘れていましたが)、あの時は、岡田コンサの昇格の時で、エメルソンの残留資金のように思われ、一部でエメルソン基金と呼ばれていました。
 ところが、エメルソンは川崎に移籍。話が違うと、大声になった人もいたようです。

 (コンサドーレ持株会については、下記を参照のこと。)
  http://www.consadeconsa.com/team/mochikabu.html

 たぶんすごく異論が出ると思うけど、私は持株会が再び広く市民から出資を募るのは悪い事じゃないと思います。
 自分を振り返っても、あの時にへそくりをはたいて出資したことによって、コンサドーレを、我がクラブ、と思えるようになりました。あれを契機にファンからサポーターになったようにも、今思います。

 道内にもいろいろとプロスポーツが誕生してきた中で、真の市民球団はどこかを、あらためて思い起こすためにも、いいことだと思います。(カミさんはいいこととは思ってないでしょうが。。)そして、これを通じて文字通りクラブを支える(ファンの別称ではない)サポーターが増えてくれることを願います。


まだ何も手にしていない。

2007年11月13日

 この前のエントリーで、油断をするなと書いたのに、負けました。

自分も反省しないとならないのですが、勝って当たり前という、雰囲気がどこかにありました。今年は、前節に限らず、上位陣に対して連勝した後の下位との試合だとか、勝利間違いなし、という試合に限って負けるような気がします。

 昨年、天皇杯を勝ち進んだ札幌が昇格を目前に控えた柏を下したように、天皇杯で新潟を破った鳥栖は、今最も乗っているチームで、決して勝利が約束されたチームではありませんでした。

 それなのに、試合の入り方を見ると、ここ数試合続いた1-0の試合を再現してやろうという魂胆があったように思います。本当は、昇格という果実を実力でもぎ取るために前のめりになるのが札幌だったはずなのに、受け身のまま時間が過ぎていきまいた。どこかで自分たちの時間が来て、自分たちの得点がどこかで入るだろうという楽観があったように思います。

 対して鳥栖は、失うもののない大胆さで、果敢に攻め続け、ついに鉄壁とされた札幌の壁を実力で打ち破りました。

 新聞論調では、まだ楽観的なムードが残っているものの、後に二試合を連勝できる保証は何もありません。ホームといえ、京都は対戦成績で大きく負け越しているチームであり、ドームで水戸に何度煮え湯を飲まされたことか。

 私たちはまだ何も手にしていないということを、改めて確認する必要がありそうです。

 ps 全然関係ないんですけど、4万アクセス達成です。


「そんなの関係ねぇ」

2007年11月10日

 今さらながら、スポーツ新聞というのはいい加減なものですね。それまでプロ野球一辺倒だったものが、ここに来て手のひらを返すように論調が変わってきました。

 これはほんの半月前、10月26日のスポーツ報知。今までいろんな報道を見てきましたけれど、こんなに質の低いのはなかったですね。

http://hochi.yomiuri.co.jp/hokkaido/soccer/news/20071026-OHT1T00119.htm

 札幌が昇格をしても昇格記念セールを行うデパートが少ないことを話題にしたものですが、タイトルが『コンサJ1昇格でも大手デパート「そんなの関係ねぇ」』。

 道内でデパートで昇格記念セールは皆無なのかと記事を読むと、『札幌丸井今井だけが「もちろんやります。日程はまだ決まっていませんが」』なのです。

 だったら全然『札幌市内の大手デパートも今回はコンサに全く興味なし』じゃない。丸井今井は札幌No1のデパートなんですから「全く興味なし」というのは明らかに表現として不適切。

 そもそも『そんなの関係ねぇ』なんて客商売のデパートの人が言う言葉ではありません。これを書いた記者さんの個人的な趣味趣向が正直に反映された見出しなのでしょう。まったく紙面は記者個人の落書き帳ではないと言いたい。

 愛媛に行ってきましたが、まだまだ影響力は小さなものの松山では町全体で「FC愛媛」を応援しようという雰囲気は感じられました。愛媛よりも何年も先輩の札幌で、このザマですから、いずれ地域のサポートでも追い越されそうですね。

 そんな道内マスコミですが、プロ野球がシーズンを終了して、道内マスコミも話題に飢えているということもあるんでしょうけれど、手のひらを返すという感じで、札幌に話題を変えてきました。これは報知の11月3日の記事

http://hochi.yomiuri.co.jp/hokkaido/soccer/news/20071103-OHT1T00141.htm

 『関係ねぇ』と言っていたのがウソのような論調の変化です。そのうち、丸井を除くデパートが記念セールを計画し出したら、どう書くんでしょうか。


昇格を占う試合

2007年10月20日

今シーズンを振り返ってみると、

 ステップ1・守備の安定で勝ち星を拾った時期
 ステップ2・守備戦術が研究されて不安定になった時期
 ステップ3・攻撃力がついて再び勝ち星を拾えるようになった時期
 ステップ4・攻撃戦術も研究されて点が取れなくなった時期 

という4段階に分けられるように思います。

 そして、守備戦術が研究され、続いて攻撃戦術が研究され、結果、今では長いスランプに陥ってしまった。

 J2が世界で一番過酷なリーグというのは、単に試合数の多さだけじゃありませんね。 
 J1のうように18チーム2回戦総当たりならば、守備戦術が研究されても、攻撃力がついての第3ステップ・・・あたりでシーズンが終わるんだと思います。

 ところが、J2は同じチームと4回もやるので、第4、第5とステップは続き、最後にはすべてがさらされてしまう。試合数の多さはもちろん、同じ相手と4回もやるというのが過酷さの由来のように思います。

 J2の過酷さは、いうならば、すっかり化けの皮のはがれた亀田大毅が、明日、再び内藤と試合をするような過酷さ(ちょっと違うか)ですか。

 そうした中でわがコンサドーレ札幌は、第4ステップ入りして勝てなくなってしまってから、再び「守備の安定で勝ち星を拾う」という第1ステップに戻って立て直そうとしているようです。

 最近生で見ていないので、断言できないんですが、以前ほどガチガチのゾーンではなく、だいぶマンツーの要素も増えてきたように思いますが、どうでしょう。
 
 新しい守備戦術が完成すると、残り試合数から考えても、再びステップ2の「守備戦術が研究され」に入る前にさすがにシーズンが終わりそうですから、昇格も夢じゃない。

 なので、明日(あ、もう今日か)、攻撃力を誇る福岡を守備陣が抑えることができれば、再びステップ1入りとも言えそうなので、かなり昇格に近づくんじゃないでしょうか。

 という意味で、勝ち点3はもとより、福岡をいかに抑えるか、守備が完成するか、そこが注目の一戦だと思います。


コンサドーレ札幌と北海道フォーク

2007年10月18日

 福沢恵介さんの手によって、コンサドーレ札幌の新しい応援歌「12番目の風になって」が発売されたそうです。
 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/consadole/55409.html?_nva=28
 まだ手に入れていませんが、嬉しい話題ですね。

 サポーターソングといえば、札幌の応援って、コール系ではなく、サンバ系でもなく、ソング系で、それもスポーツの応援には不釣り合いなほど情緒と哀愁を感じるものですよね。

 私はここに古の「北海道フォーク」の伝統を感じてしまうんですよね。

 最近の人はちょっと分からないかもしれないけど、かって「北海道フォーク」という呼び方がありました。

 それは、「ふきのとう」に始まって(と言ったけど、私もこのあたりになるとさすがの私も知りません)、五十嵐浩晃、倉橋ルリ子あたりから、松山千春、中島みゆきで頂点を迎えた系譜。

 この時代の北海道出身のフォークシンガーやミュージシャンにのつくる歌には、素朴でありながら、哀愁を帯びた、共通の匂いがあって、それを北海道フォークと呼ぶ時代がありました。

 良い悪いは別にして、私は、その北海道フォークと共通するものを、コンサドーレ札幌のサポーターソングに感じるんですね。

 福沢さんの「12番目の風になって」はまだ聞いていないんですけど、過去にも何度か、応援歌の決定版みたいな感じで、何曲か発表されたことがありました。

 道新が中心となって鳴り物入りで発表した「With」だとか。

 でも、そのどれもがスポーツのテーマソングにはふさわしくないノリの悪い、北海道フォークそのままの曲ばかりで、北海道の人が歌を作ればやっぱり「北海道フォークになってしまうんだな」と、苦笑したものです。

 さて福沢さんの「12番目の風になって」は、どうなんでしょう。タイトルにある“風となって”というフレーズに、早くも北海道フォークの伝統を感じてしまうんですけど。


ps

 ところで「北海道フォーク」という言葉はもう死語かと思っていましたが、これ書くためにいろいろとググっていたら、道北の和寒町で「北海道フォーク大全集」というイベントがつい最近、開かれたんですね。

http://www.town.wassamu.hokkaido.jp/kakuka/k_sk/folk/folkdaizen.html

 けっこう行きたかったかも。




テレビの日本代表より生のJ2

2007年10月14日

 毎年、道内ホーム完遂を目指しますが、どうしても一シーズン2~3試合は欠席してしまいます。

 昨日もそうでした。厚別最終戦なのに、我が身は遠く、携帯をリロードしながら、結果だけをじりじりして待ちました。

 勝って本当に良かったですよね。
 負けると本当に、昇格戦線から脱輪、という事態にもなりなりかねませんでしたから。

 ホームにいながらホームの試合を見に行けないということなって思うのは、

『テレビの日本代表より生のJ2』

 ということ。

 私のまわりにも、サッカーの代表戦などは欠かさずに見て、ヨーロッパリーグにも詳しいけれど、コンサの試合は見たことがない、という人がいます。聞けば「J2はレベルが低いから、面白くない」などと言います。

 悪いけど、テレビしかサッカーを見ていない人に、レベルの高い、低いということが本当に解るんだろうか、という気がしています。

 私に言わせれば、テレビで見るサッカーは潜水艦に乗って双眼鏡で陸地を観察するようなもので、サッカーの面白さの10分の1も感じられないと思うんです。

 逆に言えば、ホームにチームがあることの幸せを感じますね。

 今、某所のホテルですが、ホームの試合を欠席して、あらためてホームのありがたさを感じたところでした。

 ps ところで昨日の試合、どうだったんでしょうね。
    結果オーライですけど、課題そのままに何とか勝ち点を拾ったのか、
    明らかに復調の兆しが見えるのか。
   
    やっぱり「生」で見ないと本当のところは解らない、ですね。