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コンサドーレの試合をはじめて見たのは、招待券で見た1996年伝説の厚別初戦。ペレイラのフリーキックと、オテーロのVゴールを目撃しました。娯楽の少ない北海道で、それは衝撃的な体験でした。そして実際に自分がファンからサポーターになったのは98年に、オフィシャルサポータークラブに入ってから。以来、今日までホーム全試合観戦を目標に、シーズン券を買って、応援を続け、たとえJ2の最下位になろうとも、年間に5回しか勝てなくとも、(実際になりましたが)、チームがある限り、サポであり続けることを誓って、今日まで生きてきました。

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楽観と悲観と楽観と悲観

2008年03月06日

もう今週末には開幕。
しかも久方ぶりのJ1です。

それなのに今シーズン、実を言うと個人的には楽観的にはなれません。正直言うとかなり悲観的。

札幌のような資力の乏しい昇格チームが残留するとしたら、それはほとんど助っ人外人の力にかかっている、ということはこれまでの実績によってだいたい証明されています。

ところが、どうもノナトは外れらしい。期待のアウセウは開幕までも持たなかった。頼みはJ1未経験のダヴィだけ。新聞情報だけだけど、練習試合の内容も思わしくなさそう。怪我人は続出。そして監督の口からも恨み節が。

これだけの材料がそろうと、楽観的になれる方がどうかしているよね。とくにJ1を軽く考えて、年間5勝しかできなかった2002年を知っているからなおさら。

開幕戦は、勝利は望まない。勝ち点も望まない。ひたすら“自信を失わない”で戻ってきて欲しい、と願うだけ、という気分にもなってしまいます。

しかし、ものすごくうがった見方だけど、開幕前のこのブルーな雰囲気は、意図的に作られたものではないか、と思ってみます。

戦術オタクの三浦監督は、フィジカルを二の次にしてもキャンプでは戦術を完成させることを優先させます。昨年はそれでスタートダッシュを切りました。

新聞報道では、今年は戦術の構築に手間取っているということですが、初采配ならまだしも、2年目のシーズンで経験豊かな三浦監督が、単純に戦術構築が遅れたというのは、にわかに信じがたい(と疑ってみることにします)。

三浦監督はマスコミ操作も巧みな人ですから、他のJ1のチームに、札幌は出遅れていると思わせておいて、何か別なこと(素人には解りませんが)を企んでいるんではないでしょうか。つまり、今のブルーな状態も、より大きな果実を得るための副産物であると・・・・やっぱり楽観的?


すごく嬉しいニュースです。

2008年02月26日

元コンサドーレ札幌 村田 達哉 氏が北海道フットボールクラブ 強化部スカウト担当に就任!
http://www.consadole-sapporo.jp/news/diary.cgi?no=1050
だそうです。

 村田さんは、今続けている「コンサドーレの道」にもいずれ主要人物として登場させようと思っておりましたが、初期コンサドーレを象徴する選手で、私も大好きでした。

 サッカー選手としてはけっして体格に恵まれず、ひときわ優れた技術や身体能力があるわけではないものの、コンサドーレで2度昇格を経験し、仙台に移ってからも昇格を経験して、30過ぎまで現役を続けるという、とっても幸せな選手人生を送った方でした。

 札幌時代は、札幌への愛着を事あるごとに現し、サポにも愛されていましたが、仙台に移ってからは、仙台のJ1昇格に貢献したことで、仙台サポにも愛されていたようでした。

 仙台で引退した後はそのまま仙台のフロントに入ったので、“仙台での評価も高かったんだな”と納得するものがありましたが、“あんなことを言ってたけれど、やっぱり村田さんは札幌よりも仙台なのか”と少し寂しい気持ちでいました。
 
 しかし、昨年あたりから道新にコラムを寄せるようになり、まだ北海道への愛着があるのか、と思っていたら今回のニュースです。

 もともと札幌のスカウトは佐藤尽さんでしたが、尽さんは今期から旭川ユースの強化スタッフになったので、尽さんの代わりに誰がスカウトを勤めるんだろうと思っていたら、こういう事だったんですね。

 村田さんの人柄ならばスカウトとしてうってつけだと思いますし、それ以上に、村田さんが最後に札幌を選んでくれたことが、とても嬉しかったです。

 引退試合となった2000年、室蘭での天皇杯草津東戦の試合後、村田さんがサポに「札幌をたのむぞ」と呼びかけていたことは、決してファンサービスではなかったのですね。

 こうしてクラブの歴史は積み重なるんだ、としみじみ。


新たな公共財として

2008年01月26日

 北海道フットボールクラブの経営問題も、減資を行うという方向で、まとまりが見えてきました。ここで少し私論を述べさせていただきます。

 私としても、ここまで金属疲労をおこしているHFCは発展的に解消し、新たに起こした新法人に譲渡するなどして、リセットすべきだと思います。

 ただし、そのことは、どこの馬の骨ともわからない、北海道、札幌とは無縁なイチ民間企業の商行為、営利のための投資行為、または野心的な企業家の虚栄心を満足させるものとして行うのであってはいけないと思います。

 道路や水利網などのハードウェアだけが公共インフラという時代ではありません。プロサッカークラブを北海道全体の公共財、新たな文化インフラとして位置づけ、道、札幌市と道内経済界が、支えていく仕組みを作るべきだと考えます。

 すなわち、道と札幌市、そして道経連などが話し合い、その時々でもっとも体力のある企業に責任企業になってもらって、その他の有力道内企業がこれを支えていく。そんな体制、コンセンサスが理想なのではないでしょうか。

 コンサドーレ札幌をめぐる混とんの一因に、これを株式会社北海道フットボールクラブというイチ営利企業の営業行為としてみるのか、道民市民の間から生まれた文化事業として見るかの相克があったと思うんです。つまりアメリカ的なスポーツビジネスの視点と、ヨーロッパ的なクラブ文化の視点との相克です。

 営利行為としてみると、税金の投入はとんでもなく、私有財産としての転売は当然という見方ですが、道民、市民の文化事業として見ると、公共が支えていく必然性も生まれてくるわけです。このように基盤となる認識によってまったく正反対の結論が生まれてくるのですね。

 だから、コンサドーレ札幌の今後を考えてゆく上で必要なのは、大前提としての「コンサドーレ札幌とは何なのか。どうあるべきなのか」という共通認識を、道民、市民の間で確立することなんだと思います。

 公共が行政だけの独占物だった時代は終わりましたし、民間企業が私的営利だけを追求する時代も終わりました。そうした新しい時代の中で、コンサドーレ札幌にとどまらず新時代の文化インフラを、どのように地域社会が支え発展させていくか、その中で行政と民間あり方はどうあるべきか、という新たなビジョンが必要なんだと思います。

 そこには、たとえばPFI(Private Finance Initiative http://ja.wikipedia.org/wiki/PFI)のような、これまでの既存の概念、制度の中にはなかった、まったく新しい発想が求められるのでしょう。そして、このことは北海道やコンサドーレ札幌だけでなく、今の日本全体に求められていることではないでしょうか。


これは「コンサドーレ札幌インフォメーション」に投稿したものの転載です。
http://www.phoenix-c.or.jp/%7Ehiro/bin/yybbs/yybbs.cgi?list=


負けるなノナト

2008年01月26日

 ノナト大注目の赤黒徒然草です。

 ノナトの補強は、三浦監督の意向というよりも三上強化部長が惚れ込みで、三浦監督はどちらというと冷淡なんじゃないでしょうか。契約の更新を当初三浦監督が渋ったのは、ノナトの補強が本当の原因で、契約交渉の2時間30分にわたる大激論は、ノナトをめぐることだったりして。
 
 というのも三浦サッカーの鍵の一つは、前線からのプレッシャーでよね。でも、見る限りノナトってハードワークって感じじゃない。また守ってのカウンターで、相手をぶち切るようなスピードがありそうな感じもしません。どうみても三浦監監督の好みじゃなんです。
 
 実際にマスコミ報道を見ると、ノナトをめぐる監督と強化部長の温度差が見え隠れします。
 
 1月19日の道新
『本人も認めるオーバーウエートだが、三上大勝強化部長は2年前にブラジル視察で食事を共にした時を振り返り、「もともと太く見えるけど、上着を脱いで体を見せてくれたら、筋肉の塊で体幹が太い。それこそウェズレイみたい」とそのすごさを力説した。 』
 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/consadole/71370.html?_nva=34
 
 また日刊スポーツでは『三上強化部長は「自分から腹を見せてくれて筋肉がすごかった」と、一見すると脂肪がついていそうな腹部が実は筋肉であることを強調。』
 
 これらを読むと「本当に大丈夫なのか」と疑いの目を向ける記者に対して、必死な三上部長の姿が目に浮かびます。
 
 一方、三浦監督『そんなノナトを三浦監督も「彼なりに頑張っていたのではないか」と認める一方、初来日の外国人選手がチームにフィットするまで時間がかかることも承知している。「ブラジル人が開幕戦に100%の状態で間に合うとは考えていない」。』(日刊スポーツ http://hokkaido.nikkansports.com/soccer/jleague/consadole/p-hc-tp0-20080123-310796.html)
 

 そして、24日の報知では『体重85キロという体形に「正直気になる」と話す三浦監督だが、そのシュート力を見せつけられついに“太め”を容認。「ヨーロッパでは許されないけれど、何かがあれば何かの不足も許されるかもしれない」と、ゴール量産ならば走力や守備力などには目をつむる構えを示した。』http://hochi.yomiuri.co.jp/hokkaido/soccer/news/20080124-OHT1T00128.htm
 
 という発言をしています。
 
  「彼なりに」。
   そして「許されるか<もしれない>」
  
 もう一人のアウセルについては『三浦監督は「あの状態であそこまでできるほうがびっくり。走りを見ただけで強さがあることが分かる」と評価していた。』(日刊スポーツ http://hokkaido.nikkansports.com/soccer/jleague/consadole/p-hc-tp0-20080123-310797.html)

 
 うーん、がんばれ、ノナト。
 


ノナトのBMI指数

2008年01月25日

 ジネイにトラウマを持つ私としては、ノナトを注目してしまいます。なにせ、ノナトが活躍しないと残留は難しいでしょうから。

 さてそのノナトですが、オフィシャルの公式発表では、176センチ、77kgとなっています。ところが、今日の報知によれば、なんと体重85kg。これが本当だとすると、肥満指数(BMI指数) は 27.4 で、明確に肥満です。

 BMI指数の標準は25未満ですから、ノナトが肥満を脱するには、77kg (BMI指数24.9)まで下げないとなりません。こうしてみると公式発表の77kgという数値は、BMII指数でギリギリで「標準」内に収まるように<作られた>ようにも思いますね。

 ところで、かつて札幌に在籍した俺王ことウィルの公式発表は177センチの76kg。指数24.3は「標準」内に収まります。公式発表で比べるとノナトの指数は24.9なので、肥満度ではウイルをわずかに上回りることになります。
 
 しかし、世の中には上には上がいるもので、元広島、今期は大分でプレイするウェズレイ選手は、177センチの79kg。指数25.2で、公式発表の段階から「肥満」です。他の選手の指数を出してみると面白いかもしれないですね。

 ちなみに、私のトラウマのジネイ選手は、EBTさんの教えてくれた資料によると、168センチの75kg。指数26.6kgで、ウェズレイ選手も超えています。ジネイは、ノナトを超えて歴代もっともメタボな選手だったかもしれないですね。こうして、私が第一印象で、ノナトにジネイの面影を見たというのは、BMI指数によって裏付けられました。

 さてノナトですが、ウェズレイやウィルを思い起こせば、指数が「肥満」を差していたとしても、それほど悲観することはないのかもしれません。新聞によると、メタボなものの練習では高い技術を披露したとあります。(もっとも、ジネイを思い出せば悲観にしかなりませんが)

 ということで今期、赤黒徒然草ではノナトに注目していこうと思います。



 ps 一昨日ですが、8万アクセスを超えました。みなさまありがとうございました。

 

 


ノナトで大丈夫?

2008年01月20日

20080120-03.jpg


「コンサドーレ札幌キックオフ2008」に行ってきました。

久しぶりに写真を上げます。今回の補強で一番注目していたノナトです。(カメラは、ノナトよりも別な者を注目しているようですが)

ダビとノナトのツートップが機能することが、残留の決め手だと思います。ダビは昨年の実績から、良くも悪くも想像ができますが、ノナトは全く未知数。彼が大きく外れるようだと苦しいシーズンになります。

で、そのノナトですが・・・・・・ちょっと太くありませんか。
得点を量産するという期待が高まらない、というか
そもそもサッカー選手という感じがしない。南米の、そうね、トラックの運転手というか、そんな感じ。

第一印象で、昔札幌にいたジネイというブラジル人を思い出してしまいました。ジネイは、99年に在籍した(確か)1試合しか出場しなかったカルトなブラジル人で、ノナトのような体形だったかは、はっきりしないんですが、ぷっくりしたノナトを見ると、なぜだか急にジネイの名前を思い出してしまいました。

ノナト、本当に大丈夫でしょうか。




20080120-04.jpg




札幌の戦力

2008年01月19日

 それにしてもJ1の露出はケタ違いです。
 
 J2の時代に1ページの6分の1とか、8分の1に押し込められていた紹介記事が、J1になるとフルに1ページです。

 あらためてJ2を見てみると、その扱いの小さなこと。昨年まで、その小さな小さな記事を、虫眼鏡でのぞくように探していたことが、ウソのようですね。

 さて、補強も一段落し、メディアでも各チームの補強具合があれこれと語られはじめました。そんなかで目つくのが、知名度が高い選手の補強がよい補強で、知名度の低い選手の補強が悪い補強という、単純な視点。

 たとえば、これはスカパーの元川 悦子さんのコラムですが、

>(東京Vは)、元日本代表の福西崇史や土肥洋一、アテネ五輪代表だった那須大亮を
>獲得。着実に選手層を厚くしている。
>(京都は)、柳沢敦(前鹿島)、佐藤勇人(前千葉)、増嶋竜也(前甲府)といった
>知名度の高い選手たちを次々と補強するなど、チームはJ1定着に向け、確実な歩みを
>見せている。

http://www.jsports.co.jp/press/column/article/N2008011816032202.html

 知名度の高い選手を獲得しなかった札幌は当然のように「陣容的にはかなり厳しい」

 私から言わせれば、福西(31歳)、土肥洋一(35歳)という補強は、昨年の横浜FCの久保竜彦(31歳)、奥 大介(31歳)の補強とかぶるけれど、おそらく昨年、元川女史は、「知名度の高い選手を次々と補強した」横浜FCに高い評価を与えたのでしょう。

 こういうのとか、昨年が守備主体だったので、そのことだけで横浜FCと同列に扱うのがあったりして、取り上げられる数量が増えただけに、なんだかガッカリな記事を見る機会も増えました。



開幕戦は茨城県のチームに決まりました

2008年01月18日

 開幕戦の相手が決まりました。

 昨年の最終節で戦った水戸ホーリーホックと同じ茨城県で、南部の鹿行地域にある鹿島市(人口6万5千人)の鹿島アントラーズというチームです。

 鹿島市は平成7年に市になったばかりのまちで、霞ヶ浦の北、日本海に面した鹿島臨海工業地帯のベットタウン。もともとは鹿島灘に面した漁業と農業の町だったようですが、60年代に「農工両全」「貧困からの解放」をスローガンとして、工業団地が造成されると、住友金属工業系の工場が立地する労働者の街となったようです。

 茨城県というと県庁所在地水戸市にある水戸ホーリホックが有名ですが、この鹿島市にあるアントラーズも、地元の人たちに支えられなかなか頑張っているようです。

 ここは昭和34年に創部した住友金属工業蹴球団を母体し、昭和60年にようやく日本サッカーリーグ入りを果たすと、ほとんど2部にくすぶっていたようでした。ところが、平成元年にJリーグが発足すると、「人口が少なくサッカーが盛んとはいえない鹿島で観客を集めることは困難」という声を押しのけて、半ば強引に2部から滑り込みで加わったようです。
 
 近年はなかなか成績を上げており、昨年ではJ1リーグというリーグ戦でもっとも勝ち点をとったチームとなって、茨城県知事から県民栄誉賞を受けたそうな。なかなか侮れません。

 また昔、このまちに取材に行ったこともあるオオドサさんによると、ものすごい田舎だったそうですが、「爺ィ古」とかいう変わった選手がいたそうで、ひょっとすると「水戸市にあるクラブより少し強いかも知れない」そうです。

 オオドサさんの言う「水戸市にあるクラブ」がかの水戸ホーリホックを指すならば、あの水戸様よりも強いことになり、にわかに信じられませんが、地震の守り神として知られる鹿島神社を除いてはなんの名物もない工場まちで、唯一娯楽を提供しているクラブとして、鹿島の人たちのふるさと自慢の種になっているんでしょう。

 さらに調べると、実は我がコンサドーレ札幌と試合したこともあったようです。最初が、97年のナビスコカップで準決勝で当たり、10月15日の第1戦。2-1で、なんとなんと札幌に勝っているんですね。続く第2戦は10月18日で7ーーーーーーー

 あ、すみません、用事を思い出しまして、今日はこれで失礼します。
 


日本一計画の行方

2008年01月13日

 ディビッドソン 純マーカスで今シーズンの補強はほぼ完了でしょうか。気になる平均身長日本一計画の行方ですが、レンタルで他チームに行った選手を除いた現時点でのメンバーは33人。
 この平均身長は、

	179.45cm

 とわずかに180台の大台には乗りませんでした。しかし、昨シーズンの1774.41から約2cmの上積み。鈴木選手と上里選手がレンタルで出るとちょうど180cmとなります。

 いずれにしろチームが大型化したことは間違いなく、昨シーズンのJ1と比べても、FC東京に次いで第2位になる数値です。

 そして開幕スタメンは、ケガからの復帰具合も考慮すると、

				ダヴィ		ノナト	
			
		西谷正也					藤田征也
			
				芳賀博信	アルセウ	
			
	坪内秀介	西沢淳二	曽田雄志	吉弘充志

				高木 貴弘

 こんな感じかな。これだと平均は178.45cmとなります。

 ブルーノの抜けた穴を埋めきれるかが心配ですが、新たに入った坪内、吉弘とも年代代表に選出され続けきた選手で、ポテンシャルは相当なものだと思いまし、監督が戦術を徹底させるでしょうから、心配ないでしょう。

 昨年のメンバーから比べても間違いなく戦力はアップしそうですね。
ビックネームに迷わされず、堅実な補強になったと思います。


逆転の発想

2008年01月10日

 キャンプの日程が発表されましたね。

 多くの練習試合が組まれるようですが、キャンプでの練習の組み立て方が、三浦監督は他の監督と大きく異なるようです。

 一昔前、ジェフの躍進し「走るサッカー」が脚光を浴びてから、シーズンを通して走り負けないフィジカルをつくるため、どの監督もキャンプの前半は走り込みが中心となっていました。

 三浦監督も「ハードワーク」を大きな目標にしているので、さぞかし走り込み中心のメニューなのかと思ったら、練習試合を主体とした戦術練習が中心です。

 昨年はどうだったんでしょうか。J2昇格で監督へのインタビューがたくさんなされましたが、その中の一つで、就任一年目のキャンプは戦術を選手に植え付けることに専念した、という監督の発言がありました。

 たしかにフィジカルを鍛えるのは重要ですが、そのために戦術の構築が遅れシーズンインになってから不徹底な戦術でチームが低迷してしまえば、いくらフィジカルが強化されていても意味はないわけです。

 反対に、戦術さえ確立されていれば多崩れはしないわけで、ゲームを通してフィジカルを上げていってもブレは少ないんですね。

 三浦マジックの秘密の一つが、基礎体力づくりよりも戦術を優先するという、キャンプにおける逆転の発想にあるようですね。


終わり良ければ・・・

2007年12月31日

 途中、やきもきする場面もありましたが、監督の続投が決まり、外国人の補強も完了して、思ったよりもすんなりと来期を迎えられそうです。

 今回の陣容を見て、コンサドーレも変わったなと思いました。と言うのは、話題優先のビックネーム補強がないんですね。まぁ、J1最低クラスの強化費で、ビックネームを取る金もないという話もありますが、同じような予算規模だった横浜FCがビックネームにこだわったのに比べ、札幌の補強を見る限り“浮かれ感”をあまり感じません。

 これから思いもよらぬサプライズが無いとはいえませんが、日本人の新人を除く補強は後ろの方に集中し、中盤と前は無し。外国人はボランチとフォワード。こんな補強から伺えるのは、攻撃を二人のブラジル人に任せ、後ろの方は高さで跳ね返し、真ん中は、藤田や岡本、西など、伸びてきた生え抜きのさらなる成長に期待するチームづくりのようです。

 今日の新聞には、監督のこんな発言もあります。
「日本の他チームのレギュラークラスを移籍させることは、簡単ではない。自分たちが育ててきた高校、大学、ユース出の選手が、半分はレギュラーにいるのが理想。他でつくられた選手を取ってきても、いい状況にはならない」
http://hokkaido.nikkansports.com/soccer/jleague/consadole/p-hc-tp0-20071230-301484.html

 このコメントを見ると、来期の構想をめぐって監督とクラブの間に深刻な溝があるような報道でしたけれど、本当のところは、強化部長の三上さんと三浦監督は、息の合った二人三脚で一度もブレることなく人事を進めてきたようですね。保留をしたという初回の契約交渉は異例の2時間30分に及んだということで、札幌の経営的な見通しについて話し合われたとなっていましたが、2時間半もかける話題でもなく(話したからといっておいそれと変わるものではない)、ずいぶん長いなと思っていました。この時は、経営の話はそこそこに、来期の戦力構想について具体的に意見交換をしていたのでしょう。

 さて、前回の昇格時、エース、エメルソンはじめ主力の大半がレンタルだったことを考えると、エース・ダヴィをしっかりと完全移籍させ、曽田、石井、藤田、西、岡本といった生え抜きがチームの骨格を作っている姿に、コンサドーレ札幌の「歩み」というものをしみじみと感じます。

 新潟が昇格したとき、前を3人のブラジル人に任せる夢のないカウンターサッカーで、ずいぶん批判を受けたものです。しかし、そうやって恥も外聞もなくJ1にかじりついていると、少しずつそれらしいチームになっていき、今では立派なJ1の中堅です。

 私も札幌が昇格したならば、こんな石にかじりつくサッカーしかないかな、と思っていましたが、実際にそうなりそうな案配ですね。でも、そんなサッカーでも、3年ぐらいかじり付いていると、若手には優秀なのがいますから(宮沢君はじめ高卒新人は全員年代別代表経験者)、それらが育って、一時期の千葉のようになれる可能性もあるんじゃないでしょうか。そのためにも、まずは残留ですね。

 おっと日付が回って今年最後の1日を迎えてしまいました。
31日、宮沢君の大活躍に刺激されて何か書くかもしれませんが、とりあえず、みなさま、今年一年、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

 来年もよろしくお願い申し上げます。

ps 大宮から分析担当の沖田コーチが来るというので、ちょっと調べたら、こんなリンクが

○沖田さんのアシストで、曽田さんが得点した試合の記録
http://college-soccer.com/league/kanto/record/00fall/result/score/score_1_2_4.html
ジェフの羽生とチームメイトで、対戦相手には浦和の相馬がいます。

○筑波OBのページ
http://www.geocities.jp/himawari_so_uot_fc/sub4-4.htm#09nen
ここにある曽田選手に対するコメント
「2年生からトップチームで活躍するようになって、最初はホントにたくさんの
 課題を抱えてたにも関わらず、1大会毎に必ずそれを克服してくる。
 そうとうな努力家だったんだと思います。」






責任企業というロマンの2

2007年12月27日

昨日書いたものの追伸です。

コンサドーレ札幌を特定企業に譲渡して子会社化すると、経営危機から救われるという根強い意見がありますが、そうは簡単にいくものだろうか、という書き込みです。


みなさまどうも。

 コンサドーレ札幌にはある種の無責任がまん延していて、その中で特定の人々が旨い汁を吸い、その利権を守りたいがために、よそ者(外部の大手スポンサー)を排除する、という構図はあるのかもしれません。

 だからと言ってコンサドーレ札幌に巣食う闇を排除しオープンな状態を作れば、すぐにも資力ある大手企業が現れて、札幌からお金の心配のない状態を作り出してくれる、と言うことでもないような気がする、というのが私の論点でした。

 J2であれば10億あれば中位程度の戦力を保てます。責任企業は数億円程度の資金提供で良いわけです。しかしJ1で安定的な地位を維持するのには30億が必要。完全子会社にしてそのクラブの支えなければならない親企業は15億とか、20億とかの巨費を提供し続けなければならないのです。

 1億や、2億ならまだしも、経済大国の日本であっても、10億、20億と気前よく恵んでくれる企業はそうそうありません。こうしたことから、J1の大分は今も経営危機に苦しみ、J2のサガン鳥栖は比較的容易にクリーク・アンド・リバー社に救われたのかもしれませんね。

 さて、世界のキャノンと言えば、売り上げ4兆を超える大企業で、Jクラブに10億や20億出そうが屁でもない、大会社です。ここの会長で経団連の会長でもある御手洗さんが大分出身であることから、キャノンの子会社になりたいと大分サポは熱望しているようですが、今のところ、かろうじて広告ボードを出してくれているだけです。

 結局、Jクラブのサポートなどというソロバンに合わないことを決断できるのは、超ワンマンなオーナー社長だけでしょうね。御手洗さんと言えどもサラリーマン社長なので、大分トリニータを子会社にするなどと株主に申し訳の立たないことを言い出せるわけがありません。そして残念なことに日本の企業は大企業になるほど社長は、銀行や中央官庁から天下ったサラリーマンです。

 一方中小企業にはワンマンなオーナー社長が大勢います。中にはJクラブを子会社にしたいと言い出す社長もいるかも知れません。しかしクラブが、売り上げ数百億程度の中企業の子会社になると、逆に親会社の経営規模がフタになって発展にタガがはめられるかもしれませんね。

 北海道民の排他性という問題以前に、よその会社の完全子会社になんの見返りもなく支援はできない、というのが普通の企業ですから。

 どんな手段を使おうと「スポンサー料収入の総計が最大になれば良い」というのは、私も全く同意見なんですが、過去のしがらみを整理して、コンサドーレ札幌をきれいな状態にして競売に掛ければ「スポンサー料収入の総計が最大」になりますかね? 

 買い手が現れずに店晒しにされたり、買い叩かれて、むしろ下がったりする恐れもあるように思うんですけど。





 


責任企業というロマン

2007年12月25日

これはコンサドーレ札幌インフォメーション 
http://www.phoenix-c.or.jp/%7Ehiro/bin/yybbs/yybbs.cgi
に投稿したものに加筆したものです。


 J1で安定的な地位を保つために、現体制を発展的に解消し、特定企業の子会社となって、資力のある責任企業に経営を委ねるべきであるとの意見があります。これは確かにコンサドーレの不安定は経営の問題の解決する最も有効な解法と思います。

 しかし、ここで懸念すべきは、そのような責任企業が存在するのか、ということです。

 J1で安定的な戦力を維持するために、責任企業の年間の負担額は10億、15億、20億という規模になると思われます。逆に言えば、これらの金額を補償できなければ、J1を安定的に保障できる責任企業とは言えません。そして、こうした巨額の金額を安定的に保障できるのは、売上で「兆円」単位、経常利益で「数百億円」単位の企業に限られると思います。

 いわゆる責任企業には二つのタイプがあると思います。

 一つはクラブを、企業コミュニティ、もしくは企業グループの象徴として位置づけ、投資としてのコストパフォーマンスを超えて支援してゆくパターンです。

 2001年、重電業界が不況に陥り、日立や東芝などが多額の損失を計上したとき、日立は、スポーツ事業の再検討を行い、レイソルとバレーボールの日立ベルフィーユを比較し、多くの栄冠を残してきたベルフィーユを廃部にしました。この時、レイソルの方が、企業コミュニティの活性化に寄与する度合いが高いというのが理由でした。

 トヨタや日産、三菱など、J1の多くの責任企業がサッカークラブを支えるのは、単に営利だけではなく、企業グループに属する何万にという従業員コミュニティの象徴としての意味があります。この点で、地域コミュニティの象徴である市民クラブと、理念的に近しい部分があります。

 こうした企業では、日本リーグ時代以前から何十年にわたってクラブを抱え、日本ではサッカーが6大学を中心としたインテリスポーツだったこともあって、経営陣の中に多くのクラブOBがいたりします。トヨタにしろ、日産にしろ、古川にしろ、日立にしろ、企業の歴史とクラブが深く結びついています。

 さてもう一つの責任企業には、コンサドーレ札幌を自社の利益追求の手段として利用するタイプがあると思います。

 しかし現実的な投資対象として、年間数十億の出資に見合う利益がコンサドーレ札幌から確保できるでしょうか。この点で、首都圏から遠く離れた札幌はきわめて不利といわざるを得ません。
 
 さらに、営利目的の投資としての責任企業は、投資対象としての魅力が札幌から無くなれば簡単に撤退が予想されるわけです。そのような企業に経営を譲渡することは、安定的な経営の維持にはつながりません。不安定な市民クラブを不安定な企業クラブに置き換えるだけとも見えます。

 ここで市民クラブが、横浜フリューゲルスの解散や平塚からのフジタの撤退など、企業クラブの問題を克服するテーゼだったことを思い起こしたいところです。一つの企業にクラブのすべてを預けてしまい、地域社会との関わりを絶ってしまえば当該企業が撤退したときにそのクラブは、地域からの支持も失われるでしょう。

 コンサドーレ札幌を営利追求のための投資対象としてみると、企業行動としてはニトリの年間3億が精一杯なのではないでしょうか。年間3億ではJ2の責任企業になれたとしても、J1の責任企業としてはまったく不足です。すなわち営利追求のためのJ1の責任企業というのは論理的に成り立たないというのが私の意見です。

 仮に、年間3億円程度が精いっぱいの中企業が買収して、親会社になったとしたら経営的には安定するかもしれませんが、コンサドーレ札幌は、その中規模会社の子会社に過ぎないのですから、今以上に他の会社からスポンサーを集めることは難しくなるでしょう。だから運営費が20億から30億は必要なJ1では、中途半端な企業の子会社にならないほうがいい、という見方もできるかもしれません。

 以上から、責任企業を考える場合、現実的に検討しなければならないのは、発足11年を経たコンサドーレ札幌を、目先の収支を超え、企業の象徴として受け入れ、年間10~20億もの資金を10年、20年と長期にわたって安定的に供給してくれる企業が、はたして日本(世界でもいいんですが)にあるかどうか、だと思います。

 そして現実的には、そのような企業、もしくは企業グループは存在しないと私は思います。「責任企業」待望論も、市民クラブに過大な期待を寄せることの裏腹の「ロマン」だと思います。


 


監督の去就問題の行方

2007年12月21日

 優勝に踊るコンササポに冷や水を浴びせた三浦監督の去就問題。今日に至るまで続投は確定していません。仮に、続投要請を三浦監督が断るとしたら、昇格を成し遂げた監督としては初めてのケースになるんではないでしょうか、と書こうと思ったら、今年一緒に昇格した東京の監督さんも続投拒否でした。

 さておき、三浦監督が続投を本当に断ったならば、これは大変なことになります。第1クールの7連敗から、事実上の指揮権をコーチに奪われ東京の監督さんとは違って、フロントもサポも続投を疑わず、補強も監督の意を酌んで行ってきた札幌で、土壇場になって就任拒否というのは、いわば2階にあげておいてハシゴを外すようなもの。別な意味で三浦さんの名前が傷ついてしまいますよ。

 札幌の経営規模や、親会社を持たない市民クラブという形態から来る経営体質の問題は、昨年、札幌のオファーを受けた時から三浦監督はわかっていたはず。私のようないい加減なサポでも知っているようなことを、優秀な三浦監督が今になって初めて気がつくはずはありません。

 だから、今回の監督の契約保留は、J1は簡単ではないぞという、フロントとサポへの戒めであり、仮に来年下位で低迷するようなことがあっても“それは自分の責任ではない“ということを、今からサポやスポンサー、フロント、マスコミに植え付けるための布石なのかなとも思うんですけど。

 そう思っていたら、下のリンクで野々村さんが、

http://www.hbc.co.jp/radio/smile/nonomura/goroku1.html

>■契約更改の保留が長引くとチームにも影響する?
> それはないと思いますよ?きっと続けると思うし。でも、チーム側のこれからのビ
>ジョンを聞いておかないとって言うのがあると思うんです。

野々村さんは、たしかまだ札幌の強化部に席が残っているはずですから、これはかなり確度の高い話ではないでしょうか。
また選手の補強についても、

>■補強選手とかって監督の意向が反映されてるんですよね?
>そうおもいますよ。ていうか反映されてますよ。

と断言していますしね。

 最終的には、三浦監督のステイタスを守っていく方向で話がまとまるように思うんです。たとえば次のようなカタチ。

 ・社長直々に頭を下げてのお願い
 ・若干の補強費の上積み
 ・残留であろうが、降格であろうが契約は1年限り
 ・しかもクラブからは解任しないという密約

 だとすると、翌々シーズンは新監督になる前提で、今から準備を進める必要があると思うんです。三浦路線の継承を前提に、三浦監督辞任後に内部昇格をさせるため、次期監督候補をコーチに据えるとか。

 ユースの四方田監督をそろそろトップにあげて帝王学を学ばせたいですね。
 

 




 


三浦監督の条件闘争

2007年12月18日

 J1に向けて、契約更新や補強などが進むなかで、出そう出でないのが、三浦監督の続投宣言。Jリーグ・アウォーズでも、明言は避けました。

 そんな監督の念頭にあるのは、今期途中で解任された横浜FCの高木監督でしょう。J2でも万年下位にあった横浜を就任一年目で昇格させた実績も、J1での低迷で帳消し。横浜の低迷は、監督の責任というよりも、ビックネーム好きなフロントの方に問題がありそうなのに、すべての責任を押し付けられました。

 大宮でJ1をよく知っている三浦監督だけに、軽々と続投を宣言して、高木監督の二の舞いになることだけは避けたいところです。思えば最終節水戸戦での次のコメントは意味深長でした。

「それともう一つは、これは夢を売る職業としてはあまり良い話ではないかも知れませんが、残留・優勝というと、やはり資本力というのは間違いなく必要なことです。(中略)。J1もそうです。降格した二つは人件費をかけられなかったチームです。そこはある意味必要な事じゃないかと思います」

 選手としてほとんど実績の無い三浦監督が、プロサッカーの中で監督として生き延びるためには、実績を示し続けていくことが必要です。守備に重点を置いたリアリステックな采配は、一部のサッカーマニアからは毛嫌いされていることですから、一度失敗者という烙印を押されたら、2度と監督として声がかからないかもしれません。実際に、かつて仙台を昇格させた清水秀彦さんは、昇格2年目の9月に解任になってから、どこのクラブの監督にもなっていません。

 おそらく今、三浦監督は、HFCに対して続投に向けてのさまざまな条件を提示しているところなんだと思います。HFCとしては是非とも監督に続投してもらいたいわけで、続く長身選手の補強も、監督から出された宿題の答えの一つでしょう。

 監督が望む条件がかなわず、監督を降りることになっても、あれだけのキャラクターですから、解説などの仕事は引く手あまたでしょう。クラブワールドカップを岡田さんとともに観戦したということですが、これは、一度札幌を昇格、残留させた先輩である岡田さんに、あれこれと身の上相談をしたんだとも思えます。

 大宮を辞めて札幌からオファーがあったときに、三浦監督の念頭にあったのは“昇格できるかどうか”ということで、資本的には6番目にすぎなかった札幌を選んだのは、監督的にそれなりの確信をつかんだからだと思います。そして、結果は、ほとんど監督が予想した通りでした。

 今週末にも強化部長と話し合いを持ち、続投かどうかが発表されるそうです。おそらくその時に監督から出された宿題の答えが返されるのでしょう。それを踏まえて、監督が続投を表明したとしたならば、J1を知る三浦監督がかなり強く残留の手応えをつかんだと考えて間違いはないと思います。

 今週末は、ストーブリーグの大きな山場となることは間違いありません。