コンサドーレ札幌オフィシャルブログ

2008年10月28日

原点

「五ケ年計画」という語句を教わったのは、小学校だか中学校だかでソ連の社会主義の話
が出てきた時。
当時アメリカとは鉄のカーテンで仕切られていた時代。
カーテンの向こう側に住む人たちの表情はほとんど見ることができなかった。
何かの機会に見ることがあったとしても記憶にあるのは表情の「暗さ」だけ。
本当に幸せなんだろうか、と子どもながらに感じたものである。

後年、「五ケ年計画」がまやかしだったことが世間に晒される。
やはり人間のやること。
思い通りに行くことなんか滅多にないのです。

人間が集まれば集まるほど…

よく甲子園を目指す学校の中に「3年計画」を打ち出すことで選手を集めるけど、ほとん
どの学校は敗れ去ってるではないですか。
そして、集めた学年の親なりからクレームが付き、さらに捨てられた学年からもクレーム
がついて、収拾がつかなくなってしまう。
まあ、学校の場合は生徒が卒業すると入れ替わるわけですが…

「五段階計画」を打ち出してから5シーズンが終わろうとしている。
私の中ではすっかり「五段階計画」は死語になっていますが、それでもHFCがこだわっ
ている以上、競技場外でのGMの発言ではなく、集会の場なりでクラブとしての現状分析
の結果を示してほしい。

ただ、私自身は昇格には貢献したけれど、この2年のサッカースタイルは退屈だ。
自分たちから攻めることをしなくなったから。

今のスタイルは相手に攻めさせる所からすべてが始まる。
その結果、マイボールの時間が極端に短く、たまにボールを持ってもパスがつながらず、
相手にボールをプレゼントしてしまうから、見てるほうはつまらないし、ストレスが溜ま
る。(選手もかもしれない)
それで負けが込むと悪循環に陥って、そこから抜け出せなくなってる。

特に今シーズンの応援コールで、ポゼッション中のものをほとんど聞かなくなったのでは
ないだろうか。

先日、こんなエントリーをしちゃったけど、それはさて置き、自分たちから攻める姿勢を
見せるサッカースタイルを求めてほしいと思う。
お客さんだって守るばかりのサッカー見せられたら飽きるし、それに元々サッカーだって
点を取り合うスポーツでしょ。
ここは戦術だとかの深い話は抜きですよ!

posted by equip |11:00 | コンサドーレ(~09) | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:原点

去年の開幕当初から「つまんないサッカーだ」という声はあがってしましたよね。
でも、なんだかんだ言って勝ってたしちゃんと昇格したから、
ま、いっか~ってことになってたんでしょうね。
そのサッカーが今年は全く通用せず、
去年の分まで鬱憤が噴出したような気がします。
監督を擁護するつもりはありませんが、ちょっと気の毒な気も…。
でも、やっぱり攻めるサッカーが見たいです。

posted by rocket2号 | 2008-10-29 09:33

Re:原点

>rocket2号さん
勝てば勝ったでうまくいってるから声は出ないんですよね。
監督については戦力的に6番目のチームを昇格させたわけですから、その点については評価しなければならないと思います。
ただ、お客さんから見れば玄人好みのサッカーだったことも事実で、楽しめる所まではなかなかいかなかったですね。

posted by equip| 2008-10-31 16:21

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