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2009年03月21日

沖縄

沖縄に向かう飛行機の中で、

偶然、見かけた人気歌手は、物凄いオーラで、圧倒的で。


素顔を隠すための、黒いサングラスは、

あまりにも小さすぎて、顔が丸見えで、バレバレで。


ちょっとアンタそのシャツどこで買ったのサー!!!って、

思わず、声が出そうになるくらい、


ど派手でビックリ仰天な服装に、ずっと大ファンだった私は、

とても複雑な気持ちになりました。












・・・あれから、いくつ季節を重ねたのだろう。



時折、ふッと思い出す沖縄の景色。


アルバムを開くまでもなく、記憶の中に刻まれた風景は、

再生される度、その輝きを増す。



ただ不思議なことに、

いつも最初に思い出す景色は・・・月。



暑い夜、ひとり見上げた月。





何故だろう。




その時の月の形も、

その時に何を想ったのかも、


もうなにも憶えていないというのにね。



北海道で見る月と、同じだというのにね。





posted by た |14:34 | うひ | トラックバック(0)

2009年03月11日

ゴール

中学の時の学校行事。

春だったろうか、秋だったろうか、


マラソン大会。


私は、これが苦手だった。


グラウンドを二周して、それからコースへ出る。

しばらくして私はまるで予定通りに、走るのをやめる。



いつものこと。



横をスイスイ走り過ぎて行く、他の生徒の後ろ姿を見つめて、

キミタチすごいねー・・・と、歩きながら、そう思った。




 見慣れた景色と、変わらない町並みは少し退屈で。




私を追い越していく時、クラスメイトのひとりが、

歩いている私の背中を押して、そして手を引っ張った。



すごく乱暴に、とてもめんどくさそうに。



だから私も、わざとめんどくさそうに、また走り始める。





ふたりで並んで、走った。


疲れて歩くと、手を引っ張られた。



何度も歩いて、何度も走った。





そうやって、ゴールした。




毎年毎年、そうだった。











友よ。


いつだって、めんどくさそうに、私を助けてくれた友よ。





不器用な私の隣で、めんどくさそうに笑ってた友よ。






今はもう、どこにもいない友よ。






小学生みたいな、あどけなさを残した横顔、斜めにして。


踵をふんだ運動靴で、背伸びして。



早く大人になりたかった、なれなかった。





友よ。


 また会おう・・・また、走ろう。










posted by た |15:09 | ココロ | トラックバック(0)

2009年03月02日

選手ブログ

いつも、楽しみにしている、選手ブログ。


基本、サッカーのことを、よくわかっていないということもあってか、

読むのは、コンサドーレ中心なのだが、


時折、他のチームの選手のブログを開くことがある。



理由はない、ただの気まぐれで。



当然、その選手のことも、所属するチームのことも、

なにひとつ知らない。



だけど、そこに書かれた言葉には、確かにどこか見憶えがあって。



 ありふれた日常も、歓喜も、感謝も。

 隠しきれない焦りも 痛みも、涙も。



いつも、すぐそばで見てきた風景だった。








見知らぬ誰かの選手ブログ。


その中に綴られた想いに触れる時、








知らない町も、知らないチームも、知らない選手も。


彼等のために、声を枯らしているサポーターも。





なにもかも全てを、


ただ両手いっぱいに、ハグしたくなる、


この気持ちは、何故なのか、



その答えなんて、きっといらないんだと、そう思った。





posted by た |11:37 | ボール | トラックバック(0)