コンサドーレ札幌オフィシャルブログ

2006年05月12日

1年に1回の…

まずは職場のことから。
先日、職場内で事故があり、頭部に重傷を負い、一時予断を許さない状況になった人が出ました。
そのため、今日と来週に予定していた職場関係の飲み会は延期。
6月いっぱいまでは、その手の企画は組まないらしい。
私は酒は苦手なので、とても助かるのでありますが…

さて、今日5月12日は私の四十○回目の誕生日であります。

例えば、同じ日に生まれたよく知られた人物としては、看護士のフローレンス=ナイチンゲールや
小説家の武者小路実篤などがいます。

逆にこの日が命日という人の中に、チェコの作曲家であるベドルジハ=スメタナがいます。
実は、チェコではこのスメタナの命日にあたる5月12日から、「プラハの春」国際音楽祭が開かれます。
第2次世界大戦後の1946年からスタートして60年の歴史があるイベントです。
毎年この日はそのオープニングということで、スメタナの『わが祖国』全曲が演奏されます。
ピンとこない人は中学校時代の合唱コンクールでの「モルダウの流れ」。
「♪ボヘミアの川よ モルダウよ~」の原曲がこれです。
ちなみに原曲の「ヴルタヴァ(モルダウ)」は全6曲の2曲目です。
この曲のテーマは、チェコの栄枯盛衰の歴史と自然、最後にチェコ民族の希望で終わります。
歴史は浅いですが、どこかのサッカーチームと相通ずる所があると思いませんか?

ここ10年ぐらい私がやっていることとは、この曲を聴くことなのです。

1994年の年末から、ツアーでしたが、チェコ~スロバキア~ハンガリーなどを回りました。
チェコは首都のプラハが中心でしたが、その町の美しさには格別のものがあります。
町の中心を流れるヴルタヴァ川(モルダウ川はドイツ語です)はとても緩やかで、一番古い橋であるカレル橋は
歴史を感じさせられます。
毎日、どこかの会場でクラシックの演奏会をやっている町でもあります。
短い滞在でしたが、私はすっかりチェコファンになってしまいました。

その時はこのイベントのことは知りませんでした。
数年後、5月12日の新聞のテレビ欄に、衛星中継するということで、はじめて知ったのです。
以来、何かの縁と感じ、1年に1回の楽しみにしています。
2002年には日本の小林研一郎氏もこの曲のタクトを振っています。
会場には、当時のハヴェル大統領夫妻も出席していました。

いつか、プラハのスメタナホールでこの曲を聴きたいと思い続けています。
でも、今の仕事を続けている限りは無理だと思いますが。

これから日にちをまたぐと思いますが、じっくり味わいたいと思います。
本当は現地でのスタート時間の夜8時(日本時間の13日午前3時)に合わせるべきなんでしょうが…

posted by equip |21:40 | 生活(~09) | コメント(3) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:1年に1回の…

事故ですか。equipさんも気をつけて下さい。

誕生日おめでとうございます。

posted by エビ| 2006-05-12 20:00

Re:1年に1回の…

誕生日おめでとうございます

自分だけの時間の楽しみ方を持っているようで
羨ましいですね・・・

posted by yasu | 2006-05-12 20:30

Re:1年に1回の…

>エビさん・yasuさん
ありがとうございます。
文章を中断したのは、夕食を食べに出かけたからです。
ケーキのローソク消しも今日やるようなので、自分の時間を作るのはそのあとになります。

posted by equip| 2006-05-12 22:00

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