コンサドーレ札幌オフィシャルブログ

2007年06月30日

アウェイ戦の応援⑥

「俺は野球が嫌いやねん!」
大学時代に知り合ったトラ吉の口癖である。
あの時は◯L学園より弱いと言われていた頃。
2軍がたけし軍団に負けたこともあった。
それが在学中に日本一になってしまうと態度が一変、
「見たか! 我が阪神の底力を!!」
ついでに「六甲おろし」を覚えさせられた。レコードも買わされた。

正直羨ましかった。
北海道人があのころ地元のことでエキサイティングになれるネタがあっただろうか?

「出身はどこですか?」
「札幌だけど」
「ああ、雪まつりいいですね」
「それから街並がきれいですね」
「ラーメンとか美味しいものがいっぱいあっていいですね」

こんな会話、何回やったことだろう。
すればするほど札幌は自己主張の乏しい町なのかなと思わされてきた。
ここでいう自己主張とはアクションのことと考えて下さい。

今住んでいる所で、職場で北海道の話が出ても、相手は旅行者の感覚。
生活者の感覚は一切ない。
雪まつりの話になっても、雪が生活者には邪魔なものとは思わない。

就職して何年か経って、やっと札幌が自己主張できる町になったと思う。
一つが「YOSAKOIソーラン祭り」であり、
もう一つが「コンサドーレ札幌」である。
地域での、職場での自己主張の材料を得られたとわかった時のうれしさは格別だった。
だからこそ、末永く大事にしてもらいたいという気持ちが強い。


ここ2回のエントリーはタイトルと直接結びつかないかもしれませんが、私の気持ちの中
では1本でつながっています。
もう少し遠回しな話が続くと思いますが、どうぞお付き合いください。

今日でビリー17日連続です。
体重計に1日数回乗るようになってきました。
2枚目のDVDで集中エクササイズです。
「眠っているのか!」
「諦めるな!」

posted by equip |23:00 | コンサドーレ(~09) | コメント(4) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:アウェイ戦の応援⑥

YOSAKOIはどうでしょう、何処でも似たようなことやってますし…。少なくとも“生活者の感覚”で他所の人に主張できるものとは思えませんが。それなら雪祭りの方が知名度、歴史、オリジナリティ、全てにおいて“札幌のもの”だと思いますが。

posted by MasaMaru| 2007-07-01 22:09

Re:アウェイ戦の応援⑥

>MasaMaruさん
観客動員数では2つの祭りはほぼ一緒になってきました。
YOSAKOIはまだまだ歴史が浅いのは確かです。
残念なのは、私はそれを見て育った年代ではありません。
もし、物心ついた時からそれを見て育っていたら、生き方に変化があったかもしれない。
そんな気持ちも込めてあります。

posted by equip| 2007-07-02 09:06

Re:アウェイ戦の応援⑥

そうなんですか。YOSAKOIはそんなに人を集めるのですか。知りませんでした。

何年か前に一度見たことがありましたが、札幌のものという印象は受けませんでした。それこそ、それを見て育った世代はなかったからかもしれません。

こっちにいると(北海道の話題としても)ほとんど聞かないのが、それだけ道民が自分たちのものとして楽しんでいるということでしょうか。

posted by MasaMaru| 2007-07-02 22:16

Re:アウェイ戦の応援⑥

>MasaMaruさん
地元では物議をかもしているようですが、とにかくすごいですよ。
本州からのツアー商品の中に、1時間練習して大通公園のパレードに参加するというのがありますし、TVも全国ニュースで取り上げられるし、今年は10チャンネルで特番をやっていましたが、数年前までは衛星放送で中継をやってました。
札幌のものと言えないという感覚は見て育っていない以上、仕方のないことなのかもしれません。
地元では「動」のYOSAKOI、「静」の雪祭りと言っているらしいです。

posted by equip| 2007-07-03 07:44

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