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2008年11月29日

ギラギラ

常が帰ってくると、食堂にスカパーから音楽が流れ続ける。

プロモーションビデオが流れて、出したばかりのコタツに寝っころがってジーッと映像を眺めている。


常の持ってる“あの”雰囲気がマーカスくんとか平岡君とか。

どっかで接点があったのかなーっていうくらい。

1年通してチームメートだったみたいに、笑いあったり肩を寄せてみたりしていて。


練習生とか新加入とか。途中加入とか。いろんなグットルッキングガイがしまふく寮にお泊りするけど。


ひとりひとりがかもしだす雰囲気で何かしら変化が起きる。


いろんな人たちを厨房から眺めながら、それはとてもおもしろいと思ってる。








昨日の晩御飯を食べ終わった後。

ドラマ『ギラギラ』が見たい常と。


『ギラギラ』がみたくない石井ちゃんとかがチャンネル争いをしていた。




他の番組に落ち着こうとした時。


どうしても『ギラギラ』したい常が自室に帰るポーズをして抵抗を見せてみたんだけど。





「俺、今まで、常くんに合わせてきたけど。ギラギラみたくなかったんだよねー。」







がびいいーーーーん。







常は、『ギラギラ』しに自室に戻った。






ギラギラが終わるとみんなでまた音楽を聴く。






昨日は、私の兄が横浜で蕎麦屋をやっているので。

みんなに食べさせたくて新そばを30人前送って!とお願いした。







新そば
超特急便で午前中着かなくては、昼ごはんにだせないから、間に合うかなーと首を長くしてまっていた。 お兄ちゃんのところの蕎麦とそばつゆは、うまいんだー。 美味しい蕎麦を茹でる時間には、敏感だ。 おいしいまま、みんなに食べさせたいものだ。 三色丼もあったにもかかわらず、2枚食べた選手も多く。 新鮮なまま売り切れて 蕎麦処 しま福のランチ営業は閉店した。
マーマレードケーキ
蕎麦が届くのを首を長くして待ちながらホットケーキミックスにマドレーヌとバターを入れて捏ねてオーブンで焼いてみた。 オレンジを皮ごと、甘く煮て乗せてみた。 オレンジ色のギラギラ太陽にみえないかっ・・。 ブログタイトルつけるのが一番難しいなー。


posted by murano |12:48 | 季節 | トラックバック(1)

2008年11月21日

温度差

19日の晩御飯の頃、やってきた。


沖縄からのグットルッキングガイが。


シワシワの甘い梅干スッパイマンを持って。


スーツケースをゴロゴロと転がして。

それ?うちの?と思ったけれど、当然ちがっていた。





何より、驚いたのは、スーツケースにダウンジャケットがかかっていたこと。




「買って来たの?ダウン!」




グットルキングガイは、『沖縄でも寒い時があるんすよ。』






まじでかっ!!




そ、そーか!!沖縄でダウンを着るくらい寒い日があるんだ!









上原君が無事にしまふく寮に到着した事と、スッパイマンとか沖縄のお菓子のお礼をお母様に電話したら。


お母様は、「沖縄も少し肌寒くなったので、今日毛布を出しました。」



お母様?そちらは、今何度くらいあるんですか?



お母様は、「25度くらいですね。」








がっびーん。



しまふく寮の芝生には、雪がうっすらと積もっているというのに。






お母様は、寮生活で必要なものとかの用意を心配されていらしたけれど。


この寮には、電気屋さんだろうが、暖かい服だろうが、収納ボックスだろうが、

かゆいところに手が届く世話焼きの先輩達がわんさかいるので心配ご無用です!と自信を持ってお伝えしました。










上原君。さっそくだけど。キミのダウン。


フル活用だ!!






翌日には、黒いニット帽もかぶっていて。




ようこそ!上原君!


完全防備で沖縄から遥か離れた札幌で沖縄に咲くような大輪の花を咲かせて下さい!!

posted by murano |20:42 | 季節 | トラックバック(0)

2008年11月19日

ママさんダンプ

やりたいんで!
わかりづらい写真だけれど、夕方から降る雪がしまふく寮の駐車場を真っ白く覆う夜おそく。 『ママさんダンプありますか?』熊本県出身のヤス君が言う。 私は、札幌に来て、ママさんダンプという意味がまったくわからなかった。 ママとダンプが一緒になったこの言葉から生まれるものはなんなのか? 威勢のいい母さん。 それ以外に思いつかなかった。 実態は、真っ赤なドデカイ雪掻きのシャベルのようなものだったのだ。 今から出かける訳もなかろうも。 朝には、また積もってるよ。 なぜ今? 「やりたいのと。あと俺の前の車の人が除雪していて、俺もやらないといけないような気がして。」 ほほーー。やりたいのね。 軍手とママさんダンプを渡した。柴田君も参加する事になった。 暫くして、カーテンを開けると。 降りしきる雪とはらってもはらっても降る雪で車は、すぐ白く染まってしまう事実に驚愕した二人は。 せっせと働くまっつんの窓ガラスとかの雪をせっせとはらって「まっつん、今かえんな、今かえんな、」 と呪文のように鼻の穴を広げて繰り返していた。 そんなやりとりを横目に。
もぐもぐもぐ・・。
日課になっている、寝しなのパンをモグモグしていたのだ。
練習試合の前にパスタ
宮の沢でユースとの練習試合前だったので本日は、パスタランチ。


posted by murano |23:47 | 季節 | トラックバック(1)

2008年11月17日

手作り家具

冷静になって寮を見回してみると、寮が少しづつ洒落て来ている事に気づく。

それは、突然、新しい家具が届いたりすると尚の事だ。

新川食堂の時から使っているものばかりで、それ以外は、チープな組立て物ばっかりだったのだけれど。


気がついたら、あったかい木の家具を当たり前のように使わせてもらっている。



すっぱだかの写真がデスクトップになってるぞ。
先日、大きな机がどーーーーんとパッキンに包まれて届いた。 なんですか? とってもすてきなんですけど、なんですか?
出世
これも出世
以前、プラスチックの靴箱があんまり貧相だったので、オーダー家具を作ってくれるコンサドーレがご縁で知り合った友人に格安でお願いして作ってもらったのだ。 「パソコンも新しくなったようなので、新しい机もいいかと思って作りました。」 とメッセージカードに綴られていた。 選手たちが、わいわいとデスクトップを見れるように、幅も広くてコードの穴も空いていてかゆいところに手が届く仕様。 引き出しには、選手達のCDが入っていたりと使い勝手は良好。 この方、趣味で家具作りをされているのですけれど、趣味の範疇を遥かに超えていて、ご覧のとおりセンスもとてもいい。 木は、あったかくて、飽きる事もなくて、使い込むほどに艶がでて味がでる。 さすっているとなんだか落ち着いたりする。 匂いもとてもいい。 私は、この方の作ってくれる家具が大好きです。
木のぬくもり
幅どおりにぴったりと合うあったかい家具をお探しの方がいらっしゃったら覗いて見てください。 その方のブログをご紹介します。 


posted by murano |10:03 | しまふく寮 | トラックバック(1)

2008年11月16日

あったまりそうなランチ。

じゅー
モッツァレラのして
なんちゅうか
気持ち焼きたてパンのして
ぶたきむち~~
否応なしに、一気にランチメニュー? 寒くなってきたからなるべくあったまりそうなメニューを考える。 どんぶりメニューもいい季節だ。 ・・・1年中どんぶりは、定番だったか。 マーボーにモッツァレラチーズを乗せてみた。冷蔵庫に入っていたから。 陶器のレンゲがカチカチと聞こえてくると、なんだか心が躍る。 ただそれだけの事なんだけど。 心が躍る。 今は、ハッシュッドビーフを煮込み中。 シメジを大量に投入して、牛がトロトロに溶け始めている。 厨房があったかいいい匂いがしてる。


posted by murano |09:31 | レシピ | トラックバック(0)

2008年11月14日

フーテン

年末になるとふらっと帰ってくる。

まるで、フーテンの寅さんみたいに。




「おばちゃんただいま!」
 

なんて私に言ったら、どの口が言ったのかとつまんでやるところなのだが。




 きっと子犬のような目でインターフォン越しのカメラを見上げることだろう。




「常。お帰り!お勤めごくろうさまだったな。」と最短の言葉でねぎらうのであろう。




うちのスーツケースをスインガポール留学からゴロゴロと引きづり続けて歩いている。


ツエーゲンに行って帰っていって帰って。ゴロゴロゴロ・・・・。






ゴロゴロと玄関から音がしないものだろうかと思って待っているのだけれど。




相変わらず、携帯電話なんて持っていないんだろうし。



常が帰ってくる、今年もそんな季節がやってきたんだ。










・・・とここまでは、一昨日12日に書き留めていたもの。





「常くんかえってきましたー!」とまっつんから連絡があって、食堂に戻ると。





!!!!!!そこには、「子犬のような目」で立っているはずの常ではなくて。




ジェロニモ?





そこに、息子が加わって。1年で身長が20センチ以上も伸びた息子を見て大きくなったとビックリ。

息子は、そこで、一言。






『常くん、落ち武者になちゃったの?』 





・・・・・親が親なら子も子である。




常の小ぶりな瞳が更に小さくなっていた。






常に、スーツケース持って帰ってきたかと聞いたら、




「あれは、荷物になるので、今回は置いてきました。」




なんだそりゃ。






常といえば、かぼちゃの煮物と梨が大好物。


早速、シンプルな甘いかぼちゃの煮つけと梨を出した。









そんな季節の野菜と果物の時期に今年も帰ってきた。

携帯電話を握り締めて。









posted by murano |14:18 | 季節 | トラックバック(0)

2008年11月11日

音のない世界

札幌に雪が舞う季節がやってきた。


食事をしながらエジがソワソワしている。

そばで一緒に食事をしているじゅんきくんやほったくん、ホペイロのボブにお願いをしているけど。



やだ!


やだ!




と断られているけど、懲りずにお願いをしている。






エジは、しょぼんとした顔をしていた。



ごはんを食べ終わって、トボトボと部屋へ戻った。


だけど、しばらく経って戻ってきた。




「わかった!行くよ!ごはん食べ終わるまで待ってて!」ジュンキクンが言ったらエジは、満面の笑み。



「エジは、何をしたいんだって?」と私は、聞いてみた。






『積もった雪をバックに写真を撮りたいんですよ。』





雪に慣れっこなみんなには、寒いだけなのだけど。

エジは、見慣れぬ雪が嬉しくて仕方ないらしい。





エジ。あとちょっとだよ。あとちょっとしたらもっと美しく音のない世界を見せてあげることが出来るよ。



雪が音を包み込むという不思議な感覚。





今日もいい天気だから、もう少し先になるだろうけどね。






posted by murano |08:03 | 季節 | トラックバック(1)

2008年11月10日

焼肉

しばらくの間。


「焼肉処しまふく」を開店していなかった。



勝っても負けても疲れきって帰ってくるだろうナーと思ったので、浦和戦の後にみんなで肉を焼いて食べようって思っていた。


いつも20人分のごはんを用意する時は、煮物やらサカナやらお浸しもあるから肉の用意は4キロくらい。



だけど、焼肉だから肉メインだし。


サガリとかカルビとか塩もみした鳥肉とか生ラムとか。


9キロ!


あとかぼちゃとかナムルとかトマトとかの野菜を用意。

たまごとわかめのスープにキムチ。




テーブルの下には、ユースに頼んで新聞紙をひきつめてもらって。

パソコンも新聞紙で包んで。

今回は、テーブルクロスも新聞紙で。


あやしい会場作りが出来た。



選手達は、いつもよりも疲れた顔をしていたが、私は、お構いなし。



いつもなら6時から始まる晩御飯だけど。


5時半ごろ帰ってきた選手たちに、間髪いれず。


「さっさと座って焼肉たべなー!肉をいっぱい食べて風呂入って早く寝るんだよー」

火の通りにくい鶏肉を鉄板の上に乗せた。


トップもユースも同じ時間に食べて満席状態。



煙とお肉のいい匂い。




食べる事は、とても大切な事。

みんなで食べるのも大切な事。


食べたら力も湧いてくるし気力も湧いてくる。そしてぐっすり眠ればいい。


寒くなってきたし、体も体脂肪を上げたがってる。



ごはんは、いつもより6合多く売れた。



餌食になってくれた肉たちよありがとう。



餌食になってくれた9キロのお肉は、キレイに胃袋に収まった。







posted by murano |08:44 | 食堂 | トラックバック(1)

2008年11月06日

復唱

石井ちゃんが、ランチのマーボー丼を食べ終わる頃にエジの前においてあったティッシュを取って。

『エジ!ティッシュ!』


単語を教えているみたい。


エジは、「ティッシュ!!」と復唱。


遠く離れた席で、ジュンキクンが





エジ !! ウイッシュ!!! と手をクロスしてDAIGOのポーズ!




エジ、すかさず ウイッシュュ!!




この2人!!小学生みたいだーー!!



めちゃめちゃあどけないー!!








今日は、隣の晩御飯を!!


まっつんの晩ごはん。




ちゃんちゃんやき~~
鮭のホイル焼き。味噌マヨネーズ味! 厚揚げにコーンとかベーコンを乗せてチーズを乗せてオーブンへ 豚肉と玉ねぎを焼肉の味で~
海苔の佃煮がソテーにぃいい??
えぇえぇええ!!まっつんやっぱり鮭好き。どさんこです! これは、昨日、ご馳走になったので語れます。 鶏腿肉、胸肉でも可を薄ーく開いて海苔の佃煮とほうれん草と人参。例えばいんげんとか。を挟んで巻いてオーブンへ! 大変ごはんが進みます。 北海道のかぼちゃは、なんまら甘くて、路地物のうちにせっせと食べます!甘いと評判!
豚を紅茶で煮ちゃって!!
これは、まっつんの得意メニュー! 豚バラ肉で作ってくれていたのだけれど、体を考えてヒレ肉で作ってくれました。 まっつんにレシピを教えてもらいました! 醤油100cc みりん50cc 砂糖100g お酒50cc と紅茶をかなり濃い目に煮出して豚ヒレまたは、豚バラを入れて火が通るまで煮込む。 煮汁はヒタヒタが目安。 火が通ったら、スライスして冷ます。 最初に煮込んだ煮汁でわーっと煮詰める。(そんなに長い時間でもない。) お砂糖が割りと大目に入っているから照りが出るくらいまで。 ヒレも美味しいけど。ご自宅ならバラ肉かなー。おつまみに最適。 マスタードとかミョウガとか薬味を乗せて。 長いもとかぼちゃ。トマト、ブロッコリーのチーズをかけてオーブンへ。彩がキレイ。 以上!スーパーでレシピカードを貰って作り。 伯母様に教えてもらったレシピとか。 試行錯誤したりとか。 クッキングテレビでガンミして覚えたレシピとか。 繰り返し復唱して自分のものにしていってます! 何故か、決してネットでレシピ検索はしないまっつんの晩御飯でした! まっつん、メキメキ腕を上げられて!チャレンジ精神も旺盛で! いつもごちそうさまです!!


posted by murano |23:08 | 日常 | トラックバック(0)

2008年11月03日

昭和感

「や・・やすくん・・・な。なんかさー、終わってる感が見えるんだけど・・き・・気のせいかなぁ・・。」



『終わってますか?!」




何日か前の会話。




上下ジャージに首には、ペラペラの薄手のタオル・・いや・・てぬぐいだ。

手には、若干、本当に若干高級感のあるコンタクトレンズ屋さんのビニール・・。



寝起きだったようで、髪は寝ぐせで。




どうやら近所の温泉に行くようだ。




アタシの目が間違っていなかったらね。ヤス君が時々聴いている《神田川》がBGMで流れてきそう・・。



『このジャージ。かっこよくないですか?』





「やすくんの言い分は、わかる!でもねー・・。そうだ!コンビニのビニール袋あげる!もっとシュール感が増していいと思うよ!




まっつんが横で笑う。


あきこさんも温泉行く時は、コンビにの袋ですよね~。





その通りだ!コンビ二のペラペラなビニールに、石鹸とかシャンプーとか必要最低限のものをガラガラ入れて行くと


なんか・・昭和って感じがしていいでしょう!


一緒に“昭和感”をこの際演出しようよ!ねーヤス君!その厚手のビニールだけが、もったいないよ!




『えええっつ!!このビニール気に入ってるんで。』



そうか、気に入ってるんならしょうがないねー。





暫くして、さっぱりした顔で、厚手のビニールに濡れたタオルを入れて

目も覚めてニコニコして帰ってきた。


『まだ終わってる感、見えますか?』




ほっぺは、ピカピカでつやつや。若干高級感のあるビニールもサマになってきた。





やすくん。ばっちりです!













寮監と選手たちが話し合って、寮メシ再開しました。

いろいろとご心配をおかけしましたが、厨房は、新たにスタートラインに立ったつもりで、残りのシーズンをサポートして行こうと思っています。

もどかしい時間は、私にとっても貴重な経験になりました。





posted by murano |11:49 | 日常 | トラックバック(1)