2008年12月03日

フェジョン豆とクリスマスツリー

エジソンが帰国することになった。


エジは、あどけない顔をしている。

悲しい顔もみたし。

笑っている顔もよくみた。

そんなエジの顔を眺めているとまだ小さい子供みたいだなーって思う事もあった。


しまふく寮に外国の人が住む事は、いつのまにか不思議でもそんなに困る事もなくなって。

そんなにお構いもしない。普通にそこにいる。って感じ。



アンデルソンが来日したばかりの時は、寮でもポルトガル語を話すことが出来て、大人のアンデルソンにびったりマークしていた。


やっぱり母国語っていうのは、話したいよねーと思っていたのだが。





しまふく寮のルーキーは、若かった。

どんどんポルトガル語を吸収して、エジは、日本語を吸収して。

時々は、収集のつかない小競り合いに発展し、ほったくんとにらみ合っていると、

「おまえら、またやってんのかよー。」と生粋の日本語1本で柴田君が笑いながら横槍をいれる。



ほんのちょっとすると、気が済んでエジは、パソコンに向かい『ホッタ!ホッタ!』といいながらブラジルの歌とか映像とかをほったくんに見せたがる。





「おまえら、またやってんのかよー。」とこの私も横槍をいれたくなる。






今日は、夕飯エジと食べてくるので3人キャンセルで。と連絡が入った。


送別会をやったようだ。



夕飯の後片付けが終わる頃、じゅんきくんとエジが食堂に寄って。




『アリガトウ・ママ』


「エジ。かえっちゃうんだって~?」


握手してハグして私はエジの背中をぽんぽんと叩く。




焼肉を食べた帰り道からエジは、涙ぐんでいたみたいで。

短い爪がついた指でしきりに目を押さえていた。



出会いと別れと。

別れと出会いと。



繰り返されて。繰り返されて。


今、そぼにいる人たちは、別れがあって出会った人たちで。

そばから、離れた人たちは、新しい出会いと懐かしい人たちの元へと。



エジのフェジョンの豆。まだたくさん残ってるんだけどな。




クリスマスがやってくる。
オフだった昨日の夜、食堂に飾られてた。 ユースがやすくんが飾ってましたっていうから朝、聞いたら。 「マーカスさんからです。」って。 夕食の時、うちの娘が、マーカスくんの前に座って 「なんで、あんなキレイなツリー、自分の部屋にかざればいいじゃん!」 っていうと。 マーカスくんは、 「一人で見るよりみんなで見たほうがいいでしょ。」 マーカスくんって人。


posted by murano |23:00 | 気持ち | トラックバック(2)

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12月は別れの季節・・・<追記あり> 【コンサ隊の「やっぱりウチの子」】

世間で、12月といえば、師も走るくらいの慌しい時期なのだけれど。 サッカーに携わる人々にとって、12月はまぎれもなく「別れの季節」だ。 サポーターを携わる人々の中に入れるのは、どうかとも思うが、 気持ち的には、どう考えても携わる人々なのだから、許してもらおう。 クライトンが帰国して、 契約満了の選手が発表になって、 今日は、おもいがけず、エジの帰国が発表になった。 明日? 急なことで、本人も、それから、仲良しだったほっちゃん&ジュンキは、 どれだけ寂しい思いをしているだろうと思う。 せめて、今年のサンクス

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しまふく寮はあったかい 【ミーハーサッカーファン】

エジソンが帰国することになって 堀田くんと純貴くんと3人で送別会を開いたそうで... サッカー選手って 所属するチームの事情で 仲間になった人たちとお別れしないといけないこともあるし サッカーでお金をもらうから プロとしてプレッシャーもあるだろうし プレーに対してバッシングを受けることもあるし 好きだからサッカーしてる とかそんなんだけじゃ 片付かないことも多いと思います ブログに選手の悪いこと書いてる人もいるけど それを読む可能性があるのは 書かれている選手だけじゃなくて その家族だったり友達だったり

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