2008年11月03日
昭和感
「や・・やすくん・・・な。なんかさー、終わってる感が見えるんだけど・・き・・気のせいかなぁ・・。」
『終わってますか?!」
何日か前の会話。
上下ジャージに首には、ペラペラの薄手のタオル・・いや・・てぬぐいだ。
手には、若干、本当に若干高級感のあるコンタクトレンズ屋さんのビニール・・。
寝起きだったようで、髪は寝ぐせで。
どうやら近所の温泉に行くようだ。
アタシの目が間違っていなかったらね。ヤス君が時々聴いている《神田川》がBGMで流れてきそう・・。
『このジャージ。かっこよくないですか?』
「やすくんの言い分は、わかる!でもねー・・。そうだ!コンビニのビニール袋あげる!もっとシュール感が増していいと思うよ!
まっつんが横で笑う。
あきこさんも温泉行く時は、コンビにの袋ですよね~。
その通りだ!コンビ二のペラペラなビニールに、石鹸とかシャンプーとか必要最低限のものをガラガラ入れて行くと
なんか・・昭和って感じがしていいでしょう!
一緒に“昭和感”をこの際演出しようよ!ねーヤス君!その厚手のビニールだけが、もったいないよ!
『えええっつ!!このビニール気に入ってるんで。』
そうか、気に入ってるんならしょうがないねー。
暫くして、さっぱりした顔で、厚手のビニールに濡れたタオルを入れて
目も覚めてニコニコして帰ってきた。
『まだ終わってる感、見えますか?』
ほっぺは、ピカピカでつやつや。若干高級感のあるビニールもサマになってきた。
やすくん。ばっちりです!
寮監と選手たちが話し合って、寮メシ再開しました。
いろいろとご心配をおかけしましたが、厨房は、新たにスタートラインに立ったつもりで、残りのシーズンをサポートして行こうと思っています。
もどかしい時間は、私にとっても貴重な経験になりました。
posted by murano |11:49 | 日常 | トラックバック(1)