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2006年05月08日

この何日かの天気の気持ちよさにうっとりせずにはいられない。
プリンスリーグも、練習試合にもうってつけないいお天気。

朝、真っ先に食堂の窓をあける。

爽やかな風がカーテンを揺らす。

目覚めたばかりの彼等も春のおすそ分けをもらって。

今日は、みんなオフ。1日オフは、たまにしかないのでいい天気で何より。

ようやく、桜が札幌にも近づいてきた。

関東出身の私は、毎年の桜にたくさんの思い出がある。

桜の花は、寒い時期と温かい春の訪れが交差する頃にほころび始める。

アスファルトばかりの関東では、桜の開花は、余りに贅沢ではかない。

1年の殆どは目立たずに、ひっそりとたたずんでいるのに、その時期になるとその存在に皆の心を浮かれさせる威力を持っている。

そして、散り際、淡いピンクの花びらがジュータンになる。

雪と同じように、美しかった花びらは踏まれて跡形もなくなる。

札幌に来て、最初の桜の季節は、地理もわからず探せずじまいに終わってしまった。
ようやく見つけた2年目の桜は、あまり心を奪われたりしなかった。

その時に、気が付いた。

ここは、春と共に、軒先には花が溢れ、公園には芝生や黄色のタンポポ畑。
車道の分離帯にも、花が風に揺れている。

ラベンダーに似た花や、赤いケシの花。彩とりどりチューリップ。

札幌は、たくさんの植物の自然の色に溢れていて、桜の花もかすんでしまうようだ。

でも、桜と聞くと見たくなってしまう。

昨日、雁木に行った帰りに“モエレ沼公園”に初めて寄ってみた。

本当に素敵な公園で驚いた。

ガラスのピラミッドから公園を見渡すとピンク色の木が植えてある。

花も付いていないのに、春の色をかもし出している木。

ガラスのピラミッドを降りて木に近づいた。

まだ、細い木だけれど桜の木が準備してピンク色に染まっているなんて。

初めて気が付いた事だったので、びっくりした。

今週末には、きっと固い蕾もほころんで、桜の花を見ることが出来そうだ。

丁度、その頃は厚別の高台からピンクの花が見えるかもしれない。

posted by murano |13:58 | 季節 | トラックバック(2)