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寮メシ作りに関わって、今年で6年目になりました。 毎年、シーズンが終わる頃、課題を発見しています。 昨年は、本になったしまふく寮通信と厚別競技場での売店「しま福」 この2つのお陰で、たくさんの方とお会い出来るチャンスが増えました。 たくさんの方と笑いあう事が出来ました。 寮メシを大事にして、周りの人に感謝して、しまふく寮を愛して。 新しい寮生も加わって、また時間が流れていく。 J1という新しいステージを目の当たりにする。 凹んでも笑っても。 しまふく寮は、しまふく寮で。

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2006年03月12日

試合が終わって、両選手らがフィールドを後にする。コンサの選手と帰り支度をしているサポーター。
その反対側では、水戸の選手がアウェイに応援に来てくれた水戸のサポーターに挨拶している。
水戸の選手が挨拶を終えてロッカールームに戻る。
その時、ひとりの選手が遠慮がちに札幌のサポーターに手を振った。
その選手に小さい拍手とその選手に向かってサポーターが動いた。
「ごんちゃん!」90分走り続けたごんちゃんが手を少し曲げたままサポーターに向かって手を何度も大きく振る。

わずかな時間旅行といった感じだろうか。何故か赤ではなく白いユニフォームにまだ、違和感を感じつつも確かにごんちゃんは、変らずにいる。
寮を去っていくごんちゃんに「自分らしくって?」というごんちゃんとの問いかけをあれから常に頭においている。

そのごんちゃんがサポーターにした遠慮がちの挨拶は、なぜだか私をジンとさせた。


「試合が終わったら寮にいきますから!」という約束。
帰る途中、剛くんからも電話が入った。「今、寮に向かってます。」

私たちが帰って暫くすると、食堂はカズ君、石井ちゃん、セバ、剛くんが
智君のお母様から頂いた美味しいスイートポテトを食べていた。

大きな笑い声とテレビから流れるサッカー中継。

「おれ、つよぽんってよばれてます。」「・・・なんでつよぽん?」
「剛(つよし)って名前だと思われてるんで、面倒くさいからそのまま。」
「つよぽんかい。」


「寮、なつかしいな。ここは本当に住み心地のいい場所でした。」
照れくさくて、「でしょ!」なんて言ってしまったけれど、
朋ちゃんとふたり、何よりの言葉だね。と後でひっそり呟き合った。

そのうちにごんちゃんも到着して、なんだかんだと慌てて話した。
階段から高原君が降りてきた。

「高原君!髪伸びたね~!かっこいいじゃん!」前髪をセンター分けして服もおしゃれだった。
「ちょいワルオヤジ意識してます」・・レオン風らしい。

その横を池ちゃんがkappaのトラックジャケットを着て軽快に階段を上がっていく。

ごんちゃんは、高原くんや金子くんと。
剛くんは、カズ君たちと。

オフ前の札幌での貴重な時間を過ごしてまた、みんながんばるのだろう。
今日は、大吾君の引越が終わり、しまふく寮のメンバーが増えた。

芳賀君と野本君は、新しい新居へと越していった。

セバは、寮監と息子とアウトレットに買い物に行った。

セバのタドタドシイ日本語と私の更にたどたどしすぎるスペイン語とで割りと意思の疎通は出来ている。

全ては笑顔で解決している。これが万国共通なのだ。

話した事も無い他のチームの選手の事を。
気に留めることもない道ですれ違う人の事を。
誰かにとっては、大切な人。
自分にとって波長のあわない人でさえ、誰かにとったら大切な人。
色々な場所で色々な人が誰かの事を気にかけて暮らしている。
昨日の札幌ドームの入場者数は16000人。その16000人の人を気にかけている人は16000人のいったい何倍にもなるのだろう。

それってとても素晴らしい事。
人は自分の事だけ考えて生きていけない。もし自分の事だけ考えていたのだとしたら多分つまらない。

セバは、メールで何処にいても家族や友人と繋がっている。
しまふく寮から巣立った寮生も離れていても繋がっていた。
どこにいても。なにをしてても。頭や心が覚えていれば、別の人生も悪くない。
・・・そう思わせてくれた水戸戦だった。










post by murano

14:01

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