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2007年11月01日

札幌市長記者会見について

スポニチ北海道に、
「札幌市長コンサ支援継続前向き」
とした記事が掲載されました。

上田札幌市長が先の定例市長記者会見で、明言は避けたものの、
「J1昇格が濃厚になり、喜ばしいこと。(継続には)後ろ向きではない。」
「支援する枠組みは広がりを持ちつつある。(コンサドーレは)札幌の財産、北海道の財産。」
と述べたとの内容になっています。

この記事を読むとおおかたの人は
「札幌市の財政も厳しいが、コンサドーレがJ1昇格を果たしたら、
来シーズンも財政支援をしていく方向で考えてもらえる。」
と受け取るのではないでしょうか。

その真偽を確かめたくて、
市長記者会見の模様(平成19年度第12回定例市長記者会見)を確認してみました。

そうすると少しニュアンスが違うように感じました。
上田市長の発言内容を読み解くと、
「J1昇格に向けて支援の輪が広がってきていると聞く。従前支援をしてきた企業(石屋製菓以下・・・)、新たに支援をしていく企業(ニトリ以下・・・)の枠組み(スポンサー金)がどうなるかを見据えて対応していきたい。その中で、運営できなくなっては困るという意味では支援の必要がある(企業スポンサーの枠組みで運営ができるのならば支援は必要ない)。」
といったふうになるのです。
記事と実際の記者会見の内容とで方向性が違ってくると思いませんか?

実際にどのようになるのかは今後の展開ですからわかりませんが、
記者会見の内容は公式に発表されていますので、
皆さんも自分の目で読み、耳で聞き、考えてみてはいかがでしょうか。

posted by kabao |21:58 | Consadole sapporo | コメント(3) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:札幌市長記者会見について

こんばんは、ご無沙汰です。

私も記者会見、読みました。何故か聞けなかったので。
「前向きということで…」という言葉をわざわざさえぎって「後ろ向きではない」と言っているわけですから、やはりスポンサー料が十分に集まるなら市からは…というニュアンスに聞こえますね。
ただ、今年の営業収入も厳しそうだし、スポンサー料も大幅に増額するとも思えないし、結局は支援は続くのではないかと思います。市にとっても潰してしまうデメリットも大きいわけですから、減額はあっても打ち切りは無いかな、と。道は…あのおばちゃんがねぇ…

posted by tottomi | 2007-11-01 23:11

Re:札幌市長記者会見について

以前の市長の発言(内容おおよそ)で、「個人的には支援をつづけたい、なんとかJ1に上がってくれれば」という内容のものがあったと思います。
その時は「J1に上がってくれれば議会等の理解も得やすい」というふうに受け取れたんですけど、多少いいようにとりすぎたかもしれません。

とにかく、市としても応援する姿勢を示す意味で、減額されたとしても続けていってほしいと思います。

posted by 親ばか| 2007-11-01 23:46

Re:札幌市長記者会見について

>tottomiさん
ご無沙汰です。
「潰してしまうデメリット」
実はこれがポイントで、本当に潰れることをデメリットと受け取るかどうかというと、意外と微妙なところがあるみたいで・・・。
厳しいながらもやっていけるのであれば・・という含みもあるような気がするのです。

>親ばかさん
いざ「お金を出す」となれば議会の理解を得るため、理屈を立てなければならないのが政治の世界な訳で・・・
とにかく、市として応援する姿勢を維持して欲しいというのが率直な気持ちでしょうか。

posted by kabao| 2007-11-02 23:10

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