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2017年05月28日

喜びも苦しみも共に

昨日の試合終了後のこと。
ベストアメニティスタジアムは選手のウォーミングアップエリアがスタンドの下にあり、ゴール裏スタンドからはよく見えるのですが、挨拶を終えて引き上げていった選手達の様子が一様に重苦しかったのが印象的でした。それは当然試合に負けたのですから、にこやかに談笑するような状況では無いと思うのですが、どうも、肉体的に疲れたというよりは、精神的にも肉体的にも疲労困憊という感じ。コーチの掛け声でクールダウンを始める選手がいる一方、壁に背を付け座り込んだまま立ち上がれない選手が何人も。それでも時間が経つにつれ、1人、2人とクールダウンを始めたのですが、最後まで立ちあがらなかったのがキャプテンでした。その様子はやっぱり、体力的に疲れ果てていたというだけではなく、キャプテンとしてのいろいろな思いが巡っていた、そんな感じでした。「切り替えて、次。」なんてことをよく言いますが、考えてみると、人はそんな簡単に切り替えられるものなのかなと。口では簡単にいうけれど、そんな簡単なものではないんじゃないかなと。それはスポーツの世界に限ったことではなく、僕ら普通に生きている人だって同じじゃないかなと。むしろ、いろいろなものを背負っているからこそ、簡単に切り替えられるものではなく、そこに笑いや喜びや涙や苦しみがあり、感動があるんじゃないかと。四方田監督が就任して以来のチームコンセプト「一体感」。喜びも一緒なら、苦しみも一緒。こんな時だからこそ1人で抱え込むのではなく皆で乗りこえるんじゃないのかな。そのためのチーム、そのためのクラブ、そのためのサポーター。それがコンサドーレ。都倉選手が言っていた昇格よりも難しい残留。だからこそ成し遂げた時の喜びは昇格以上。「J1定着のための残留」その喜びを皆で味わうためにも。声援を、手拍子を、選手の後押しを。

posted by kabao |21:39 | Consadole sapporo | コメント(0) | トラックバック(0)

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