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2009年07月13日

熊本戦 ~ 野次とブーイング

SBホーム側で 観戦。

後から 大きな声が飛んでくる。
「走れぇ」「シュート打てぇ」「下げるなぁ」「前を向けぇ」「逆サイ空いてるぞぉ」 等など。

隣に座っている若者が 小声で応じる。
「ずっと走ってばかりじゃ 90分持たないぞ」
「シュート打てば良いってもんじゃないだろう」
「相手のDFラインを上げさせないとダメだろう」

どちらの言い分も判るので、思わずニヤニヤ。


後半になって ますます激しくなる 野次? 声援?
反対につぶやく声が 途切れがちになる若者。
そのうち 全く反応しなくなり、
やがて 大きな声は出さないが、野次or声援に 同調し始めた。


「走れ」とか 「打て」は 野次か 声援か
もう走れない と諦めかけた時に あと一歩走って欲しいから、
どうしようか と迷った瞬間に 思い切って打って欲しいから、
つい 大きな声を出してしまう。

野次と声援、難しい。
良い野次と 悪い野次の 線引きも 難しい。

的確な野次、ユーモアのある野次、センスの良い野次、
そんな野次を飛ばせるように なりたいものだ。


た~ぶ~ち~ 

懐かしいですね。
選手の名前を呼ぶのは 声援だよね。



試合終了後の ブーイング。
すごかった。あんなのは初めてだ。
どの席でも 拍手をした人は 本当に疎ら。
いつもは拍手をして暖かく迎えるサポーターも 大きな声でブーイング。
芳賀選手がブーイングを肯定したからだという人もいるけれど、それだけで あんなに大きなブーイングにはならない と思う。
それだけ 皆 あの試合を観ていて 同じ感想を抱いたという事。


今更 ブーイングしたって遅い、という人もいるけれど、確かに今シーズンのJ1昇格には遅すぎたかもしれないが、来年も 再来年も 戦いは続く。
10年後、20年後のチームの為には 遅いという事は無い。

posted by aozora |23:11 | コンサ | コメント(3) | トラックバック(0)

2009年07月13日

『おそろし』  宮部みゆき

20090713-00.jpg


ぼんくら、日暮らし、あかんべえ、孤宿の人
宮部みゆきの時代物、人情物は結構好きなのだけど、これはどうだろう.....
正直、物足りなさが残った。

副題に「三島屋変調百物語事始」とある通り、怪談というか 少々怖い話の連作短編集という形式で、ひとつひとつの話は 味わい深く 結構楽しめる。
しかし、最終話が 宮部らしくない 少々強引というか 安易なストーリー展開で、そこに不満が残って 読後感は 微妙。

5話で完結させて 1冊の本にまとめようとした所に 無理があったのでないかな。
10話でも 20話でも 良いから、もっと時間をかけて じっくりと話を展開し 収斂させても 良かったのではないだろうか。

現在、読売新聞に この続きである「三島屋変調百物語事続」を連載中。
毎年5話で一冊の本にし、20年かけて百物語を完結させるという構想があるらしい。
それなら尚のこと、、、ねぇ。


posted by aozora |18:38 | 本の話 | コメント(0) | トラックバック(2)