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2008年03月01日

『どぶどろ』  半村 良

半村良といえば 時代伝奇SF作家 なのですが 
僕が最初に読んだ半村作品は 『雨やどり』 (昭和50年直木賞受賞作)で 
この作品は 強く 印象に残っています 
今でも 僕の本棚にある半村良は 人情物ばかり です

以来 酒場を舞台にした人情物を好んで読むようになりましたが 
半村良を越えるものには まだ出会っていません  
半村良以外では 村松友視が割と好きです
村上春樹にも近い雰囲気の作品があるけれど 人情物ではない 
オキシローはお洒落だけど 人情物というククリには入らないですよね 


さて この作品は 昭和52年に刊行された 時代小説です 
20数年ぶりに 2度目を読みました 
今回読んだのは 扶桑社文庫版で 
解説とは別に 宮部みゆきが 一文を寄せています


どぶどろ : 生臭いような 饐えた臭いがする 溝(どぶ)をさらった泥
       
 

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posted by aozora |10:20 | 本の話 | コメント(1) | トラックバック(0)