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息子がサッカーを始めたのでサッカーを観るようになり、1997年のフロンターレ戦でコンサにはまりました。自分自身は全くの素人です。観戦はSB席。ホームゲームの半分はCVSやってます。

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『私の男』  桜庭一樹

2008年02月13日

20080213-00.jpg


ご存知 今回の直木賞受賞作
初めて 桜庭一樹を読みました


わたしは 腐野花  
私の男は 腐野淳悟

「腐野 (クサリノ)」 という姓が この二人の関係を象徴している

「腐野」 という姓は 北海道内の電話帳には一軒も 無い 


近親相姦が 禁忌とされるようになったのは いつの頃からなのだろう?
少なくとも 現在の日本に 近親者同士の合意に基づく性的関係についての規定は ない
強姦の場合は強姦罪 子供の場合は児童虐待防止法などの法律で罰せられるが
共に成人の父娘がセックスしても、合意の上なら罰せられることはない




  以下 ネタバレあり 注意!  



私の男は、ぬすんだ傘をゆっくりと広げながら、こちらに歩いてきた。
「けっこん、おめでとう。花」 

隠微で 淫靡な 雰囲気を湛える父と娘 二人が抱える秘密
時を遡り 視点を変えながら その謎に迫るように 物語は進む 

心に 「欠損」 を抱えた父と娘 血が絡まりあう
濃密な性 甘美な世界 
それを善悪で判断する必要はあるのか?

ひとつひとつ謎は明かされていくが 次第に深みにはまっていく
最後まで明かされないものもあるが それはそれで良い
ミステリーの謎解きではないのだから
読者がそれぞれにイメージすれば良いことであり
それが余韻として残る


「わたしのおとうさんは、最低なの
 大人になったら、わかったの。でも、それでも、おとうさんはおとうさんだから
 最低だけど、最高、なの」 


「なぁ。自分とおなじ血が流れてる、なのに女だ、と思うと、
 どうしてこんなにたまらない気持ちになるのかな。
 どうしてかな。誰か、知ってるだろうか・・・・・」
 

残念ながら 僕には娘がいないので 実感できないし
決して 許容するものでは ないが
こういう関係を 羨ましく思う父親は 案外多いんじゃないかな とも思う



美郎の父親は よく二人の結婚を許したものだ


淳悟はどこに行ってしまったのだろう?
とても気になるが その後が書かれる事は もう無いのだ


しっかりと 小説です


post by aozora

20:21

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