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2014年07月27日

【映画】  GODZILLA 

今日は 昨日に引き続いての 休日出勤。
17時で仕事を切り上げて、500m美術館から チ・カ・ホにかけての 札幌国際芸術祭2014の展示を眺めながら 札幌駅へ。
時間が早かったので まだ作品が動いていたし、各ポイントには ボランティアの案内スタッフがいて、仕事帰りに眺めているだけでは判らない作品の説明を聞きながら 作品を楽しんで来ました。
いろいろな音や光、映像や磁気を利用した作品や、闇鍋のような本の交換など、なかなか独創的で 面白い作品ばかりで、いやはや いろんな事を考えるものだと感心する事しきり。
こういう作品を 身近に 無料で楽しめるというのは ありがたい事です。


さて、ゴジラ。

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注意! ネタバレあります。




ハリウッド版ゴジラの第2作です。
前回のゴジラが 期待外れだっただけに、あまり期待せずに行ったのですが、今回のはなかなか良かったですよ。
日本作品であれば ゴジラ 対 武藤 ムートー というタイトルだったかもしれません。

地球の地表が放射能に覆われていた頃に君臨していた 大古の生物、ゴジラとムートーが、原子力を利用した機関や発電所の出現により復活し、都市を破壊するという設定。
ゴジラの誕生の設定が大きく変更されているので、その点を不満に思うゴジラファンは少なくないでしょうけれど、アメリカの核実験によりゴジラが誕生し、そのゴジラがアメリカ本土を破壊するという設定は、さすがにハリウッドでは難しかったのでしょうね。

それでも 今回のゴジラは前回とは違って 直立の”怪獣”でしたし、ゴジラとムートーとの対決シーンは 結構な迫力があったし、ゴジラは口から熱線を発射したし、正統派ゴジラを きちんと踏襲しており、日本のゴジラファンにも納得できる出来だったのではないかと思います。

欲を言えば 日本のシーンが アメリカ人から見たアメリカ人好みの日本で、違和感を感じたのは残念。
まぁ、これはどのハリウッド映画にも言える事ですが・・・・。

ゴジラの敵となる ムートーのスタイルが判り難かったのも残念。
カマキリをイメージしたのだと思いますが、もう少しシンプルなスタイルでも良かったのではないかと思います。

また、核爆弾や放射能の影響を あまりに軽く描いているという事も残念。
ラスト近くで 解除できなかった核爆弾を 小型船で沖に運んで爆発させるというシーンがありますが、あの船で あの時間で運べる距離など たかが知れている訳で、あそこで爆発したら サンフランシスコの街は 壊滅状態となりますよね。
以前にも タイトルは忘れたけれど、核爆弾で破壊された直後の街をオートバイで走り回るという映画があり、そんな事をしたら 主人公が死んじゃうよ と思ったものでした。
アメリカは 総じて核爆弾の被害に対する認識が甘すぎますよね。

残念というか、慣れ親しんだ伊福部昭作曲のゴジラのテーマが流れて来ないのも ちょっと寂しかったかな。

いろいろ意見はあると思いますが、僕としては そこそこ満足できる出来でした。
早々に 続編製作が発表されたそうですし、次回作品にも期待したいと思います。

posted by aozora |22:28 | 映画 | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:【映画】  GODZILLA

見ました(^^)

ストーリーは…ゴジラシリーズよりむしろ「Gメラ」にこんなのがあったような(笑)。
白熱光を吐くときに背びれが光らなかったのがマイナス点かな。あとはまぁまぁの出来で、少なくともEメリッヒ版みたいにマニアを敵に回す出来ではなかったですね。

posted by ひぐまさん| 2014-07-28 09:12

Re:【映画】  GODZILLA 

>ひぐまさんさん 
エメリッヒ版ゴジラはいかにも爬虫類で、映画としてはそれなりに面白かったですが、ゴジラではなかったですよね。
今回のゴジラは 結構イケてると思いましたが、確かに背びれは光らなかったな。ハリウッドとしては自然な存在としてのゴジラ像をイメージしていたので、それはおかしいと判断したのかもしれないですね。
もう一度観て、いろいろ確認してこないといけないかな。

posted by 青空| 2014-07-28 23:39

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