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息子がサッカーを始めたのでサッカーを観るようになり、1997年のフロンターレ戦でコンサにはまりました。自分自身は全くの素人です。観戦はSB席。ホームゲームの半分はCVSやってます。

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『影法師』  百田尚樹

2014年01月13日

「永遠の0」「ボックス」「海賊と呼ばれた男」を書いたベストセラー作家の作品です。
歴史小説ですが、読みにくさはありません。


kagehousi




元放送作家だけあって 構成が上手く、文章も読みやすく、とても面白いストーリーで、一気に読ませます。
様々に張り巡らされた伏線も 最後に見事に回収していますし、本当にきれいにまとまった作品です。
映像化された時の画も 目に浮かんでくるようです。

表の主人公である戸田勘一、後の名倉彰造の刎頚の友、磯貝彦四郎が陰の主役で、だからこそタイトルは 「影法師」。
民を救うという夢に真っ直ぐに向かって努力する 勘一、自分を犠牲にして刎頚の友と愛する女性を守り抜く 彦四郎。
二人とも格好良すぎますが、その関係には心を打たれます。

最後に永年、彰造の命を狙っていた刺客が言います。
「磯貝彦四郎ほどの男が命を懸けて守った男を、この手にかけることはできぬ。」
悪役ながら 格好良いです。

ただ、上手くまとまりすぎているというか、出来すぎなところが欠点でしょうか。
きれいに流れるだけで深みが無く、物足りなさが残ります。
文武に秀でて 緻密に考え実行力もある彦四郎なら、自分も生かす道を考えられたのではないかと思いますが、そこが不満というか 納得できない部分。
それぞれの心情の機微に関する表現に乏しいのも ちょっと残念です。  

単行本には収録されていなかった 幻の最終章が文庫にはおまけのような袋とじで収録されていますが、これは 蛇足です。本編の中で 十分に伝わって来ます。幻のままで良かったと思います。。


post by aozora

00:11

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