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息子がサッカーを始めたのでサッカーを観るようになり、1997年のフロンターレ戦でコンサにはまりました。自分自身は全くの素人です。観戦はSB席。ホームゲームの半分はCVSやってます。

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『ざらざら』 『パスタマシーンの幽霊』  川上弘美

2013年11月13日

今日も お隣さんから 声をかけられました。
“ベトナムでも中継するんだって? 英雄もいるし、負けられないね!”
その通り!
勝つしかない試合です。


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『ざらざら』も『パスタマシーンの幽霊』も 「クウネル」という 女性向けの雑誌に掲載されていた掌編を中心にまとめた短編集で、『ざらざら』に23編、『パスタマシーンの幽霊』に22編 収められています。



続編となる『パスタマシーンの幽霊』の冒頭は 「海石」。
“いくり”と読みます。
一般的に いくり は海中の岩の事で、ワープロで変換すると“礁”という漢字が出てきますが、ここでは“海石”という漢字を当てています。
主人公は 海の穴に住む不思議な生物。
50年に一度くらい 町にさまよいでます。
確かに岩礁には様々な生き物が住んでいますが、これは化け物、妖怪変化の類で、陸に上って人間を好きになったり 食べてしまったりします。
ただ、海の中のような透き通った世界観で、おどろおどろしさはありません。
なんとなく 優しい暖かささえ感じて、これが川上ワールドなのでしょうか。

人間の男は えぐくて 癖が強くて 美味しくないそうです。


恋愛や不倫、失恋、家族や友情などを描いた作品、 お婆ちゃんの幽霊や 40歳位のコロボックルの男性などが登場する不思議な作品など、テーマも設定も様々な掌編が集められています。
それぞれが一話完結の独立した作品ですが、おかまの修三ちゃんや 小さい山口さんなど、続編となっている作品も いくつかあります。
タイトルや 「海石」のせいで 奇譚集のようなイメージがありますが、そうした作品はむしろ少ないです。

さらりとした文章のせいか 全体に穏やかで柔らかい雰囲気がありますが、その中に結構するどいトゲや シリアスな問題が隠されており、切なかったり、怖かったり、笑えたり、深かったり、ゆったりと楽しく読めます。

一編一編ゆっくりと味わいながら 読み進めるうちに なんとなく癒されるような短編集でした。



N先生も どこかで『パスタマシーンの幽霊』は面白い と書いていたと記憶しているのですが、確認しようと思って探しても 見つかりません。
往々にして そんなものですよね。


post by aozora

22:23

コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

タウリン

Re:『ざらざら』 『パスタマシーンの幽霊』  川上弘美

2013/11/13 23:20

蛇を踏むが印象的 なんとも言えない感覚 久しぶりに読みたくなりました。 彼女の世界観は独特です。 その感覚を伝えたいのに伝えられない。 はがゆさ。 前しゅんの天才的ドリブルが止められ時のようです。

青空

Re:『ざらざら』 『パスタマシーンの幽霊』  川上弘美

2013/11/15 00:24

>タウリンさん  「蛇を踏む」は芥川賞でしたっけ。 面白そうだなと思いながら、まだ 読んでいないのですよ。 覚えているのは 「センセイの鞄」や「溺レる」。 恋愛小説でも 独特の世界観があり、確かに 伝えるのは難しいですね。 前俊の芸術的なシュートが出そうで出ない時のようです。、

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