2011年12月01日
【映画】 素敵な金縛り
公開前に HTBの深夜番組「おにぎりあたためますか」で、大泉洋がエンドロールに登場する事になった経緯を放送していました。 公開後も ボーナスさん始め多くの方が面白かったと書いていたので、昨日、三浦友和・山口百恵夫妻も利用しているという 夫婦50割引で観てきました。 平日のマイカルシネマズ江別の1番スクリーンは 観客数9人でした。 三谷幸喜監督の エンターテインメント作品です。 小ネタ満載。豪華キャストがチョイ役で続々登場。 大笑いあり、クスクス笑いあり、ちょっぴり涙もあり。 面白いです。 2時間22分の長尺ですが、楽しい仲間で和気アイアイと撮っている雰囲気がビンビン伝わってきて、時間の長さをちっとも感じません。 もちろん そうした雰囲気に好き嫌いはあるでしょうけれど、僕としては 観た後で幸せな気持ちになれる映画でした。
ところで、 昨日、25年前の女子中学生殺人事件の犯人とされた前川さんの 再審が決定しました。 おそらく このまま冤罪という事になるのでしょう。ご家族などの証言を聞いていると、有罪となったのが不思議なくらいですもの。 この映画でも 被告人は無実だった訳ですが、幽霊の証人が登場しなければ 有罪となったかもしれません。 冤罪事件では 無実の罪を着せられた人に焦点が当てられがちで、それは当然の事なのですが、それならば どこかに真犯人がいる訳で、真犯人が のうのうと生きているという事は 被害者やその家族にとっては とても許せない事でしょうし、我々にとっても 恐ろしい事です。 この映画の中で 中井貴一扮する検事が 深津絵里扮する弁護士に「我々は敵ではない。真実を追究するという意味では むしろ味方同士なのだ。我々の敵は 真実を隠そうとする者たちだ」 と言っていましたが、本当にそうだと思います。 警察も 検察も、犯人を挙げないと 世間の批判を浴びるから、とりあえず怪しそうな奴を捕まえておけ、というような安易な捜査だけは止めて欲しいものです。 そういえば、同じ中井貴一のセリフで 「君は証拠を書き換えようと言うのか!」というのもありましたが、これは 当然 あの事件を意識しているのでしょうね。 半面、冤罪だ 冤罪だ と過剰に騒ぐのも困る訳で、過去には 冤罪として無罪となった殺人事件の犯人が、その後 再び 殺人を犯して無期懲役となった事がありました。 本当に難しい問題ですが、根本的な解決方法は やはり真犯人を見つける事しかないですよね。 映画の感想から外れてしまいましたが、映画は本当に面白かったです。 DVDになったら 細かいところをチェックしながら もう一度観たいと思います。
posted by aozora |21:28 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0)
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