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2007年05月30日

高村薫著 『照柿』

「照柿」を 読み終えた
重い内容に 1週間かかった 
評価は 星2つ、、、、、、半 かな 


「照柿」は  の名前
赤だけでも様々な赤の名前が 印象的に出てくる

灼熱の 臙脂色 
炉の中の 930度の炎の 淡赤 
そこから 100度以上も温度が下がってしまった 照柿 

「照柿」は 西日に照らされた柿の色
背後に闇を背負った 暗い赤なのか


もう一色は  
女が着ていた 青いスカート 青いワンピース 
父親が描いていた 青い絵画

夜明けの空を表現する 青
緑がかった インディゴ
半透明なのに濁りがなく、かすかに光を含んでいる プルシャン・ブルー 
より透明な セルリアン・ブルー 




「限りなく透明に近いブルー」 (村上龍)は セルリアン・ブルー なのかな  

この小説も いろんな色が出てきたような気がする
村上龍の小説は 原色の嵐だ



その前に読んだのは 「神々のプロムナード」 (鈴木光司)
前半は面白かったのだけど 後半だれて 星一つ 
連載の途中で オウムの事件が起きて 構想の変更を余儀なくされたようだが 
期待している作家だけに 残念


面白い小説 良い小説を 書き続けるのは本当に大変なんだろうな


明日からは 京極夏彦 を読む予定 
京極の作品は長くて 文庫も厚いから 持ち歩くのは大変だが 
軽く読み進められるから 結構 楽だ
何より 面白い
バスや地下鉄を乗り過ごさないように気をつけないと

posted by aozora |23:32 | 本の話 | コメント(1) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:高村薫著 『照柿』

こんにちは。
お久しぶりです。
モデムが壊れてネット生活ができなくなってました。
でも、昨日、新しいのがきたので無事復帰です。

で、
高村薫とは、なぁーんにも関係ないのですが
(高村薫って「マークスの山」の人ですよね?)
ママチャリレース応援部部員(そんなのないって!)ブラコン2号、応援危うしです。
なんと24日は、チビチビの運動会でした!
午前中で終了なので、チビチビが元気だったら
モエレでお昼ご飯を食べながらレースを応援っていうのもいいですね。
すべてはチビチビ次第です。

という報告でした。
よろしくです。

posted by ブラコン2号| 2007-05-31 11:21

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