プロ野球も日本シリーズが終わって、来季の契約の話がいろいろ出ていますが、札幌の来期の人件費は日本ハムの武田久投手1人分の額みたいですね。
あれを約30人で割るのか…
時間が飛んでしまいましたが、その間、甲府監督の城福浩氏やプロボクサーの内山高志選手の本を読んでいました。
屈辱をいかに成長のバネにするか。
城福氏はそれを「リバウンドメンタリティー」と呼んでいるのですが、代表候補の合宿に呼ばれた、だけど選ばれなかった。その悔しさから這い上がった選手が本物になると言ってます。
前のエントリーでユースのことを触れました。
城福氏によると、ユース上がりはエリート意識が強いけど、生存競争はまだまだ弱いと言います。
実際、現在の日本代表選手でユース出身は数人しかいなくて、ほとんどは学卒の選手とのこと。
その理由に「屈辱」体験の少なさをあげていました。
確かにセレクションで落ちた経験のある選手が日本代表にはゴロゴロいますよね。
内山選手は大学時代に選抜選手に選ばれた同期生の荷物係をさせられ、しかも命令調で使われた屈辱があるとか。
二度と同じ思いはしたくないという強い気持ちが支えになっているみたいです。
「育てる」という中には、こうしたことも含めなければならないんでしょうね。
技術がヘタでも「屈辱」体験を持っている選手が何人か必要なのかもしれません。
断トツ最下位の降格も大きな屈辱なはずなんだけど、これも今後の活かし方でどうにでもなりますね。
同期組の鳥栖との勝ち点差が30ありますし。