何回か前のエントリーで、ブスッとした態度をするテニスマンの話をしたではないですか。
その時にいた人の中に、PILOTに勤めている人がいたんですよ。
「そういえば、今のPILOTの主力商品って何ですか?」
「今は完全に安いボールペンですね」
毎日仕事でボールペンを使っているからか、メーカーのことは全然気にしなかったけど、安いボールペンと聞いた時、なんか淋しさを覚えた。
古い人間だからだと思うけど、PILOTと来れば、プラチナ、セーラーと並んで私のイメージは万年筆。
中学校入学時に親戚の人からもらったのがPILOTの万年筆で、これで少しは大人の仲間入りができたと思ったものです。
さらに高校入学時にも知人からセーラーの万年筆をもらいました。
入学願書や就職試験の書類の清書なんかに使ってました。
話はPILOTに戻しますが、私の中では万年筆の印象が強く、ちょっとしたブランドのイメージを持っていましたから、安いボールペンの話には少しショックでしたね。
確かに職場で万年筆を使っている人は一人もいませんから、作る会社としては現実を見なければならないんですよね。
それで、私がもらった2本の万年筆はというと、昔いた職場で床に落としてしまい、ダメにしてしまいました。
それっきり握っていません。
セーラーの方は幸福を呼ぶ万年筆だったのに…