2011年01月10日
雪のためにひきこもり
「キム・ソナ」嬢の韓流ドラマを見終わりましたがまたしてもうるうるしてたということは内緒にして欲しいブログは脚本が好いと見ごたえあります です。 もちろんこてこてのラブコメ、泣き所満載、見ている人にこれでもかとの内容であります。 今回の「シティーホール」は下級公務員が些細なことで退職させられて、納得いかないと市長に立候補するとの話です。 主役は36歳独身、恋に仕事に真っ向に突き進むとの設定です。 もちろんハッピーエンド、おっさんこれで好いと思っています。 世間ではアラフォーの市長なんて思いますが、この北海道では既に経験しています。 田中敏文氏、そのとき道庁の林政部係長で35歳。史実として痛快ですわ。 昨日は係長、翌日から北海道知事ですもの。 彼も大変でしたが、そのときの上司は驚いたでしょう。 それどころか一番驚いたのが中央官庁、野党出身の若造が知事になったので、それに対抗するために出来たのが北海道開発庁と言われています。 官庁の記録が公開されてみないと分かりませんが、多分憶測どおりだと思います。 政権交代の経験はずぅっと北海道が先進国並みです。 話を韓流ドラマに戻しますが、結構政治ののどろどろや権力の落としどころを見せてくれます。 単なるラブコメだという感じより面白かったです。 特に圧巻なのはヒロインとヒーローの選挙演説や市民に対する演説が良かった。私はこういうのにしびれます。 韓国ですから演説が早口なんで字幕を追いかけるのが大変でしたが、うなってしまう内容で、今の日本は何故政治家は演説が下手になってしまったのでしょう。 アメリカの大統領戦は2年ぐらい戦う間に演説が上手くなり、そしてスピーチが素晴らしくなっていきます。もちろんスピーチライターが書いているのですが、スピーチライターだって2年継続して書き続けたら洗練され、人に感動させるものが出来上がります。 T・Hホワイト氏が書いた「大統領になる方法」というピュリッツアー賞をとった本はケネディとニクソンの大統領戦を追ったノンフィクションがありますが、大統領はこういうことに力点を置くということがよく分かります。 今検索してみましたが訳したのがあのナベツネ氏と言うのが笑えますな。1972年頃読んだのですが結構誤植があった記憶があります。 おまけに古本で1万円とは、大学図書館から借りて読んだのですがそんな価値にになるとはねぇ。 ラブコメとは言え、脚本に力があるとこれだけの事を書けると言うことです。 それにしてもこれだけはまってもまた同じ作品を見たくなるのは。。。
posted by 去舟庵海人 |20:25 | 日々徒然 | コメント(0) | トラックバック(0)