コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2009年08月17日

救命胴衣

岐阜戦が花火とともに気持ちよいニュースとなった日のブログは遺憾な話もしなくては です。

今日の報道でコンクリート製のカヌーが転覆して、死者が出たとの悲しいニュースがありました。

詳細な話は新聞の紙面では分かりませんが、その中で重要な点がありました。

コンクリート製のカヌーの大会に出場するため、カヌーを製作し試験で浮かべて転覆した。そして二人とも救命胴衣を着衣していなく、1人は泳ぎ着き、1人は溺死したとのことです。

前提としてもコンクリート製の船は浮かぶのか? 浮かびます。
重たくはないのか?  大丈夫です。鉄船と同じ原理です。
それどころか木製の場合、水に沈む木が木造船には必要です。

ではなぜか。 水より軽いとかえって比重の位置が高くなり不安定な形状になり、材料的に重たいと船は安定したものになります。

それではコンクリート製は珍しいのか? 比較的に珍しくありません。
ヨットもあります。昔「シーガル」という艇が小樽マリーナにありました。
この「シーガル」は艇長である野村さんが世界一周をなしえています。

それではなぜコンクリート製? 実は大きいと大変ですがある程度の船なら製作が簡単なこともあります。
そして補修が簡単なこともあります。

鉄船が大変なのは鉄の強度もありますが歪みも計算に入れなければなりません。この点がコンクリート製が簡単に造船できる理由でもあります。
欠点は鉄船に比べ耐久性にありますでしょう。

さて、私が言いたいことが後回しになってしまいました。

今回の事故が大変なことになったのは、ほかでもありません。

ライフジャケット(救命胴衣)を着用していなかった。ここが一番重要なことです。

水遊びでも漁業でも今は念押しされているのが救命胴衣の絶対着用です。

どんなに浅くても深くても水の事故はあります。

もし、そばにいたら必ず声をかけてください。

今日のニュースで違う事件がありました。
川釣りをしていた人が帰る際に転倒して水死した事故がありました。
この川の水深は30㎝、普通なら大人がおぼれるようなことはないかもしれません。
推測では胴付き長靴に転倒したときに水が入り、起き上がれなかったみたいです。
その人が救命胴衣を着用していたらと思います。

救命胴衣は首の周りに浮力体をつけていますので窒息を防ぐことが出来ます。

もう一度言います。

水遊びでも船の上でも釣りでも必ず着用してください。

救命胴衣は文字通り「命を救う」のです

posted by 去舟庵海人 |20:23 | ヨット | コメント(0) | トラックバック(0)