コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2009年08月13日

農業を読む

昨日「農業」のことを書いたのですが、そういえばこんな本を読んでいたブログは食べ物はどこへ行く です。

 「農協の大罪」 「農政トライアングル」が招く日本の食糧不安
 山下 一仁著  宝島社新書

えらくサブタイトルが長い。
おかげで中身を見なくてもタイトルで読んだ気になってしまう。

社会がずっと同じ状態が続くと組織が腐敗するとの印象があります。
どこかで刷新と新陳代謝をしないといけませんです。

なんかどこかの政治状況に似ていますなぁ。

でも、食料自給率を上げようとのコンセンサスがある以上、すべての社会が成り立つように考えていかねばなりません。

農家と消費者、その間に立つ農林水産省と農協

みんなが利害関係者でもあるが「害」になるはずがない。

利には理があって、社会が成立するはずです。

「安さと安全」   相反するはずがない

現在の社会は「物語」が必要です。

「高い食料」には訳がある
食料作物を安全に作り上げるには、手間がかかる。
手間とはすなわち「草取り」です。手間を省くと農薬の力を借りる。
農薬の力を借りると人間が楽になる(ある程度ですが)が、土地が疲弊する。

農地という土地を作り上げるには時間と手間がかかります。

つまり、そんな手間と時間を理解した「物語」が必要なのです。



posted by 去舟庵海人 |09:43 | 日々徒然 | コメント(0) | トラックバック(1)